変化のうねりが押し寄せた2020年。はたして今年は、どんな変化や気づきが待っているのだろうか。世相を読み解くサステナブルなキーワードを25個ピックアップする企画。この記事では、「暮らし」にまつわる2021年注目のキーワードを5つ紹介する。
ELEMINIST Editor
エレミニスト編集部
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ダイベストメントは投資している金融資産を引き揚げること意味していて、いま環境保護や社会貢献の視点から実施される機会が多くなっている。これには非常に多くの国がカーボンニュートラルを目指す宣言をしていることが関係しており、石炭や石油などの化石燃料がその対象となりやすい。価値が上がる見込みがあまりないからだ。
また、環境(Environment)と社会(Social)、企業統治(Governance)という3つを重視する「ESG投資も影響を与えている。
最近は環境保護や社会貢献に関するプロジェクトに融資や投資をおこなう金融機関「エシカルバンク」が増えているので、投資をしていないとしても、銀行選びから始めてみるといいだろう。
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、日本の一極集中型社会がはらんでいるデメリットをよく感じるようになった。東京が機能しなくなれば、ほかの多くの場所も機能しなくなってしまう……これは大きな視点での話かもしれないが、日常生活レベルでも一極集中型社会に疑問を感じ、移住をしたり検討したりしている人が増えている。
パンデミックを経験した日本は自律分散型社会へと徐々に姿を変えることになるだろう。その始まりが2021年といえるかもしれない。東京以外の他都市が成長していき、それぞれが自律するようになるのだ。
欧米を例に、地域づくりに多くの人が関わることで自律分散型社会を実現できることがわかっているので、移住を呼びかける自治体がこれまで以上に増えるだろう。
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環境省の発表によると、2018年の国内のごみ総排出量は4272万トン(東京ドーム約115杯分)におよんだという。日本でもレジ袋の有料化が始まり、改めてごみを出さないようにしようと心がけている人は多いだろう。
2021年はごみを出さないことを意味するゼロウェイストが当たり前の価値観になるはずだ。
個人でもレンタルサービスやシェアリングサービス、量り売り専門のバルクショップを利用することでゼロウェイストへと近づくことができる。それでも難しいと感じる人は、プラスチックフリーを実践することから始めてみよう。
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すでに実践している人も多いだろうが、2021年にゼロウェイストの意識が当たり前になるだろうことを考えると、コンポストは改めて注目される行為となるはずだ。
それと同時に家庭菜園を始めている人も多いので、各家で規模や範囲は小さいながらも自給自足のような生活を送ることがメインストリームになる可能性もある。育てた野菜を食べ、残してしまったら生ごみとしてコンポストへ、そうしてできた堆肥でまた野菜を育てる……といった具合に。
手軽にコンポストを始めるならローカルフードサイクリング株式会社の「LFCコンポスト」が最適だ。
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温室効果ガスの排出量を埋め合わせることを意味するカーボンオフセットは、いまも注目されているが、意識が根づいているのは企業やブランドだ。2021年は個人レベルでも二酸化炭素をオフセットするサービスが普及し、誰もが当たり前のように実践することになるだろう。
すでに欧米では個人の消費に応じたカーボンフットプリントを計算できるアプリがローンチされており、彼らに資金を渡すことでオフセットできるようになっている。ドイツ・ベルリン発のアプリ「Klima」はその代表例。
とはいえ、カーボンオフセットに頼りすぎるのは決して良くはない。埋め合わせをするよりも前に個人レベルで温室効果ガスを排出しない取り組みをした方がいいためだ。
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