変化のうねりが押し寄せた2020年。はたして今年は、どんな変化や気づきが待っているのだろうか。世相を読み解くサステナブルなキーワードを25個ピックアップする企画。この記事では、「消費」にまつわる2021年注目のキーワードを5つ紹介する。
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2020年も前年と比べればフェアトレードに対する知名度が上がっているだろうが、それだけではまだまだ足りない。2021年こそフェアトレードの認証を受けている企業やブランドから購入することを当たり前にしたいものだ。
消費者が少し値段が高くとも、フェアトレードの認証を受けている商品を購入すれば、資金の流れを変えられるだろう。労働搾取をしている農園などは姿勢を改めなければいけなくなる。
ひとりの力では大きな変化を起こす事はできないかもしれないが、小さなところから始めるのがエシカル・サステナブルライフを送るには大切なので、スーパーなどでもフェアトレードされている商品かどうかを検討してほしい。
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オーガニック認証を受けている商品を購入するのも、2021年に当たり前にしたい行動のひとつ。どこでも日本農林規格(JAS)やアメリカ合衆国農務省(USDA)などの認証を探してみよう。気にしてみるだけで新たな発見があるはずだ。
余裕があれば、添加物や遺伝子組換え作物などに関する知識もつけてみよう。知っているか知らないかでも大きな差が生まれてしまうから。
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「B Corporation」という認証制度を耳にしたことがある人は、どれくらいいるだろうか? アメリカ・ペンシルバニア州に拠点を置く非営利団体「B Lab」が運営している認証制度で、サービスなどではなく企業が対象となっている。取得をするには、透明性や説明責任などの一定基準を満たす必要がある。
いま、政府やNPOだけでは社会問題を解決するのが難しいため、企業は事業活動を通して社会貢献を果たすことが求められている。真摯に取り組んでいる企業には「B Corporation」を付与し、他の企業や消費者にも社会貢献を印象づけられる仕組みといってもいいだろう。
日本では知名度の低い認証制度だが、2021年はその知名度が上がっていくことになるはずだ。そうすれば「B Corporation」を取ろうとする企業も増えて、よりいい社会づくりが実現できる可能性も出てくる。
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最近「1% for the planet」に加盟する企業が増えてきた。これは世界中の1000社以上が参加している、売り上げの1%以上を承認された団体に寄付する非営利団体だ。
つまり、微力ながらも「1% for the planet」に加盟している企業から商品を購入すれば、社会貢献を果たせるということになる。日本では加入している企業は少ないが、消費者のエシカル・サステナブルライフを送りたいという意識を考えると、2021年には大きな流れが来ることが予想できる。
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「Cradle to Cradle(クレードル トゥー クレードル)」は「ゆりかごからゆりかごへ」と訳される認証制度だが、サーキュラーエコノミーの原点になった考えを持っているともいわれている。それは自然界にならいごみの出ない仕組みをすべてに採用しようというもの。
使ったものは再び資源として利用し、アップサイクルを推奨している点も素晴らしい。2021年はサーキュラーエコノミーの実現に力を入れる企業やブランドが増えるので、「Cradle to Cradle」による認証を得ようとする動きも盛んになるだろう。
消費者としてもサーキュラーエコノミーの実現を達成するために、しっかりと消費をする商品やサービスは選びたいものだ。
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