エシカル消費とは?今日からできる7つの具体例と目印のマーク6つを紹介

エシカル消費の意味とは

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「エシカル消費」とは、人や社会、地球環境、地域に配慮した消費活動のこと。今すぐ始められる具体的な7つの例をわかりやすく紹介する。またエシカル消費で目印となる商品の認証マークもあわせて紹介しよう。

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2023.01.19
SOCIETY
学び

エシカルインフルエンサーとは? マーケティング起用のメリットや取り組みを解説

目次

エシカル消費とは

エシカル消費とは

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「エシカル」の意味

エシカルは、英語で「倫理的な」という意味の形容詞。とりわけ、人や社会、地球環境、地域に配慮した考えや行動をとることが、現代の「エシカル」の考え方の核となっている。

エシカルという言葉や考え方が始まったきっかけは、1989年にイギリスで、雑誌『Ethical Consumer(エシカル・コンシューマー)』が発行されたこととされている。この雑誌は、消費者の行動によって、グローバルな企業にエシカルな製品をつくるよう働きかけることを目的につくられた。

日本では、2015年に国内初のエシカル団体として一般社団法人日本エシカル協会が設立された。同団体ホームページには、エシカルについて「法的な縛りなく多くの人たちが正しいと考える普遍的な社会規範」と記されている。(※1)

エシカル消費の意味

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「エシカル消費」とは? 簡単に言うと?

「エシカル消費」とは、「エシカル」と「消費」を組み合わせた言葉だ。つまりエシカル消費とは、人や社会、地球環境、地域に配慮された商品やサービスを選んで消費すること

エシカル消費について、消費者庁では下記のように定義している。(※2)
「消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと」
エシカル消費は主に、「人・社会への配慮」「地域への配慮」「環境への配慮」の3つが柱になっている。

人・社会への配慮

例えば、ひと息つくときにいただくコーヒーやチョコレート。日々、身に着ける洋服や肌着の原材料となるコットンなど、身近な食品や製品は多くの工程を経て私たちのもとに届く。

それらの原材料の多くが発展途上国で生産され、その労働者は劣悪な環境や安い賃金で働いていることが少なくない。また児童労働も横行しており、学びの機会を奪われている子どもたちがいる。発展途上国では5歳から17歳までの子どもの4人に1人が労働を強いられているという。

ほかにも、障害を抱える人たちが日用品などを制作する際に、不当に安い賃金しか支払われていないケースがままあり、安さや便利さの陰で、弱者が犠牲になっていることがある。多くの製品を輸入に依存している日本は、とくにそのことを忘れてはいけない。

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地域への配慮

クリック1つで、国内外からあらゆるものを買える昨今。時間短縮できることや手軽さから、オンラインショッピングを利用する人はますます増加している。その一方で、街や村などの地域の小さな商店は、置き去りにされてはいないだろうか。

日本には、豊かな自然があり、複雑な地形や四季折々の気候が育んだ農産物や、伝統工芸品などの特産物が各地にある。また、本や家電製品を地元の商店で買うことも、実は自分が暮らす「地域の振興」につながる。

もっとも身近なコミュニティを守り応援するために、地元で買い物するという選択肢をいつも頭に入れておきたい。

環境への配慮

私たち人類は、地球上の多様な動植物などと共生している。多種多様な生命が絶妙なバランスで均衡を保つなか、自分たちだけがそこから逸脱していないだろうか。

大量生産・大量消費・大量廃棄の暮らしは、地球の温暖化や海洋汚染につながる。その影響は年々如実に表れているだろう。効率化を重視した農作物の栽培では、農薬の使用が生態系に悪影響を及ぼし、薬品の使用や廃棄は土壌や海洋を汚染し、生態系のバランスの破壊を招いてしまう。異常気象や、それらが引き起こす災害は、地球からの警告に他ならない。

エシカル消費とSDGsの関係について

sustainable

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「エシカル消費」と、国連が2015年に採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」は密接な関係にある。なかでも、17あるゴールのうち、ゴール12「つくる責任 つかう責任」は、持続可能な消費・生産形態を確実にするための目標であり、大いに関係がある。

ほかにも、生産を担う発展途上国での貧困問題や、労働者の健康や公平性、海の豊かさ、陸の豊かさなど、エシカル消費はSDGsに網羅的にかかわってくると考えていいだろう。

エシカル消費 私たちにできる7つの具体例

エシカル消費の具体例

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エシカル消費を実践するために、私たちにできることはなにがあるだろう。具体的な例を紹介しよう。

1 フェアトレードの商品を選ぶ

フェアトレードとは、公平な貿易で原料などを調達すること。安い価格で販売されている商品は、発展途上国で人々が安い賃金で労働していたり、子どもが働かされていたりするかもしれない。国際フェアトレード認証のマークなどを目印にするといいだろう。

2 売上の一部が寄付になる製品を選ぶ

売上の一部を、環境問題や人権問題の解決を目指し活動する団体に寄付している場合もある。そのような商品を選ぶことは、それらの活動を支援することにつながる。

3 地産地消を意識する

その地域でつくられたものを消費することは、地域社会の支援になる。また遠方から商品を輸送すると、多くの温室効果ガスが排出され、コストもかかってしまう。

4 被災地でつくられたものを購入する

東日本大震災や阪神・淡路大震災をはじめ、災害が多い日本には各地に被災地が存在する。そのような地域でつくられたものを購入することは、被災地の人々を支援できるアクションだ。

5 必要な量だけを購入してフードロスを減らす

日本を含め、世界では大量のフードロスが生じている。すぐに食べるものなら、賞味期限の近いものを選ぶ、処分される前のおつとめ品を買うといった行動を考えてみよう。

6 再生可能エネルギーを使う

太陽光、風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーの選択肢が増えている。エネルギー危機が進む時代だからこそ、地球環境への負担が小さい再生可能エネルギーを積極的に使うことを考えたい。

7 マイボトル・マイカトラリーを利用する

ペットボトルのごみを減らすために、マイボトルを持参する人が増えている。同様に、マイカトラリーも持ち歩くなど、プラスチック製の使い捨てアイテムをできるだけ使わないよう心がけることもエシカル消費のひとつだ。

エシカル消費に関連する認証マーク6つを知ろう

エシカル消費

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エシカル消費に関心を持ったら、正しくエシカルな製品を見極めたいところ。信頼のおける認証ラベルをいくつか紹介するので、参考にしてほしい。

国際フェアトレード認証

フェアトレードとは、そのまま訳すと「公平な貿易」。開発途上国で生産された原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す仕組みのこと。 

国際フェアトレード認証の対象となる国や地域は、OECD開発援助委員会(DAC)、政府開発援助(ODA)受取国・地域リストに入っていることなどが考慮されて決められる。フェアトレード認証製品としては、コーヒー、チョコレート(カカオ)、コットン、茶、花などがある。

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GOTS認証

GOTS認証は、コットンをはじめウール、麻、絹などの原料が製品として消費者の手にわたるまで「繊維製品が正しくオーガニックである」ことを保証する世界共通のルールのこと。GOTSは「Global Organic Textile Standard」の略称で、日本語で「オーガニックテキスタイル世界基準」と呼ばれている。

GOTS認証を受けた製品は、原料の70%以上がオーガニックで、加工・製造・流通などの全工程において、環境や社会への配慮がなされている製品でなければならない。

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FSC認証

FSC認証は、NPOであるFSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)が運営する認証制度。きちんと管理された森林で伐採した木材を消費者に届け、得られた利益を生産者に還元する国際的な取り組みを指す。

FSC認証には2種類ある。1つは、森林自体の管理が適切であることを証明する「FM認証(森林管理の認証)」。もう1つは、FM認証を受けた森林からの木材・木材製品であることを認証する「CoC認証(加工・流通過程の管理の認証)」だ。

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MSC認証

MSCとは、国際非営利団体である海洋管理協議会「Marine Stewardship Council」の頭文字。1997年、世界の水産資源の回復を目指しイギリスで設立され、将来の世代まで水産資源を残していくために活動している。

その活動として、持続可能な漁業のためのMSC認証制度を推進、管理。厳格な規格に適合した漁業で獲られた水産物にのみ、MSC「海のエコラベル」と呼ばれる認証マークをつけることが認められている。MSC「海のエコラベル」がついた製品は、現在、世界約100ヶ国で承認・登録されている。

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ASC認証

ASCは、「Aquaculture Stewardship Council」の略称で、日本では水産養殖管理協議会と呼ぶ。

養殖水産物を守ることを目的とした国際的な非営利団体で、WWF(世界自然保護基金)とIDH (オランダの持続可能な貿易を推進する団体)の支援を受けて、2010年に設立された。

ASC認証制度は、養殖水産物に関する世界的な基準を設け、それが守られるように管理していくための制度。責任ある養殖漁業の実現を目指して運営されている。

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クライメイト・ニュートラル認証

「クライメイト・ニュートラル」は、企業がカーボン・ニュートラルを達成しているか認証している非営利団体だ。企業の二酸化炭素排出量削減とカーボン・オフセットについてガイドラインを策定している。

認証ラベルを取得するためには、クライメイト・ニュートラル認証スタンダードを満たす必要がある。二酸化炭素の測定や、排出削減の計画書の作成など、厳しい条件が課せられ、それらをクリアしなければならない。

ネットゼロを目指すクライメイト・ニュートラル認証 3つの基準と取得ブランドは

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エシカル消費できるアイテムを探してみよう

いざ、エシカル消費をしようと思っても、どこで何を選ぶべきか迷ってしまう…。そんなときに紹介したいのが『ELEMINIST SHOP』だ。『ELEMINIST SHOP』では、以下の6つのキーワードを大切にしている。

・土とともに暮らすということ
・正しい知識をアップデートし続けること
・より「私らしく」あるために
・世界中に愛を注ぐことはできる
・ごみを買わない、つくらない、捨てない
・なによりもオーガニックを選ぼう

自分らしく誇らしく、愛にあふれた毎日を送るために、『ELEMINIST SHOP』で賢い消費者になろう。

エシカル消費の現状と問題点

2021年から中学校の、2022年には高校の教科書にも記載されることになった「エシカル消費」。近年のSDGsへの関心の高まりとともに、より注目度は増している。

10~70代の男女1,000名に行われたエシカル消費の意識調査によると、5割以上が「エシカルな商品・サービスの提供は企業イメージの向上につながると思う」と回答。しかし、「エシカル消費」の名称を知っている人は4人に1人だった。(※3)

エシカル消費自体の認知度を高め、その行動を起こす人が増えていくことが期待される。

エシカル消費で心地よい暮らしを

エシカル消費で心地よい暮らしを

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新型コロナウィルス感染症のパンデミックから約2年。日本を含め、世界中で暮らし方を問い直す動きが加速している。

便利さや手軽さと引き換えに、これまで私たちはなにを失ってきたのか。地球環境の悪化による災害や、格差が生み出す貧困、汚染された水や食料の問題など、それらは決して対岸の火事ではない。

「エシカル消費」が世界で30年にもわたって支持されているのは、義務感ではなく自分も心地よく、そして周りも笑顔になれるからだろう。エシカル消費のために私たちができることは、決して少なくないはずだ。吟味した愛着あるものと、自然や人への思いやりを育む「エシカル消費」をいまからはじめよう。

※掲載している情報は、2023年1月19日時点のものです。

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