エシカル・インフルエンサーイベント「ELEMINIST MEET Vol.3」開催

エシカル・インフルエンサーイベント「ELEMINIST MEET Vol.3」

エシカル・インフルエンサーイベント「ELEMINIST MEET Vol.3」が2月29日(木)に開催される。サステナブル・エシカルなブランドが集まり、無料で試食やサンプリングが行われる。

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エレミニスト編集部

日本をはじめ、世界中から厳選された最新のサステナブルな情報をエレミニスト独自の目線からお届けします。エシカル&ミニマルな暮らしと消費、サステナブルな生き方をガイドします。

2024.02.19
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

目次

食・美・洗剤・ペットまで バラエティ豊かな7ブランドが集結

2月29日(木)、東京・青山にて「ELEMINIST MEET(エレミニストミート) Vol.3」が開催される。エシカルへの興味関心の高いインフルエンサーと、サステナブルメディア「ELEMINIST(エレミニスト)」の読者ら約100名が招待される。

来場者は商品を試食したりサンプルをもらったりできるほか、トークライブやワークショップに参加できる。エシカル感度の高い来場者と出展ブランドとの貴重なコミュニケーションの場となるイベントだ。

3回目となる今回は、食、美、洗剤からペットまで、サステナブル・エシカルな取り組みを行うバラエティ豊かな7ブランドが集まり、会場を盛り上げる。

出展ブランド1 ハッピーエレファント(サラヤ)

<サステナブル・エシカルな取り組み>
●生物多様性の保全に向けた活動
●水といきものの未来を考えている
●カーボンニュートラルな製品づくり

Happy Elephant(ハッピーエレファント)」は、天然酵母が発酵することによって生み出される天然洗浄成分「SOFORO(ソホロ)」を配合し、洗浄力と環境への配慮の両立を実現した洗剤。

排水後は微生物により分解されるよう、生分解性に優れた成分を使用。さらに、容器の一部に再生可能なサトウキビ由来のバイオマスプラスチック(植物由来樹脂)を配合し、二酸化炭素(CO2)削減にも努めている。

また、日本に籍を置く企業として初めてRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟。パーム油に関わる人々とともに、環境と人権等に配慮したパーム油産業のルールづくりを話し合い、RSPO認証パーム油の普及に努めている。

使い心地や商品コンセプトはもちろん、「ボルネオ環境保全プロジェクト」もサラヤが支持されている理由のひとつだ。2004年に始まった同プロジェクトでは、商品の売上げの一部を通して、ボルネオの熱帯雨林を回復させるプロジェクトなどで支援。日本にいながら、誰もが手軽に、ボルネオの支援活動に参加できる。

<サンプルのプレゼント>
当日は「ハッピーエレファント」シリーズが展示され、来場者には「ハッピーエレファント液体洗たく用洗剤」がプレゼントされる。当日はぜひ、ハッピーエレファントの取り組みについても、直接ブランドの方から話を聞いてみてほしい。

<トークライブ実施>
ブランドストーリーから「SOFORO」のこと、「ボルネオ環境保全プロジェクト」等に関するトークライブを2回実施(※詳細はトークライブ部分をご参照ください)。

出展ブランド2 ゼンブブレッド(ZENB)

<サステナブル・エシカルな取り組み>
●植物を可能な限りまるごと“ぜんぶ”使用
●豆粉を使用した、おいしく健康になれる新しい主食を提案
●ヘルシーとサステナブルを両立させるスーパーフード「黄えんどう豆」使用

小麦を使わず、豆だけでつくったグルテンフリーの豆粉パン「ゼンブブレッド」はダイエットや糖質制限、カラダづくりのために主食を控える人が増えているなかで、誰もがおいしく我慢せずに食べられる「新しい主食」を届けたいという想いから開発がスタート。

今後食料不足が懸念されるなか、代替肉としてスポットがあたっているのが豆類だ。そんな豆類でも、スーパーフード「黄えんどう豆」を使用しているのが、ゼンブブレッドの特徴。

ただ、黄えんどう豆を使ったパンづくりは非常に難航し、当初はパサパサした食感や豆の臭みで、とてもパンとは呼べない試作品しかできあがらなかったそう。1000回以上にわたる試作を重ね、約4年の月日をかけて、ようやく小麦のグルテンや卵・乳製品・バターなどの動物性原料に頼らず、ふわふわ・もちもちな柔らかい食感と素材のおいしさを楽しめる、おいしいパンにたどり着くことができた。それが「ゼンブブレッド」だ。

<当日用意される試食>
「ゼンブブレッド」3種類(くるみ&レーズン、カカオ、3種の雑穀)の試食をどうぞ。こだわりのふわもち食感と、3種それぞれの素材のおいしさを感じてみて。

出展ブランド3 ココナッツオイル&チョコレート(ココウェル)

<サステナブル・エシカルな取り組み>
●フィリピンの貧困問題、ココナッツ農家への支援活動や就労支援活動
●フィリピンへの災害支援
●フィリピンの環境や貧困の現状を知ってもらうスタディーツアーの支援

捨てるところがないと言われる植物“ココナッツ”。とくにココナッツオイルは酸化に強く、食べても良し、スキンケアとしてお肌に塗っていいオイルだ。

「cocowell(ココウェル)」は日本初のココナッツ専門店で、主にフィリピンのココナツを使用している。しかし世界第2位のココナッツ生産国であるフィリピンでは、ココナッツ農家が貧困に見舞われ、厳しい生活を送っているという。

そこでココウェルでは、フィリピンのココナッツ農家への支援活動、就労支援活動、災害支援なども行っているほか、日本の高校生に向けたフィリピンスタディツアーも開催。「貧困のリアルを理解する」「フィリピンを多面的に理解する」「根本解決に向けて貧困を生み出している構造を理解する」を目的に、スラム内を歩いたり、通訳つきでじっくり現地の住民の話を聞いたりする機会をつくっている。

<当日用意される試食>
イベント当日は、食品オイル3種類を用意。「ココナッツの甘い香りが好評の有機エキストラバージンココナッツオイル」、「香りが苦手という方にもおすすめする、香りがしない有機プレミアムココナッツオイル」、「MCT(中鎖脂肪酸)92%でほんのりとした香りがお料理やコーヒーなどにも使ってもらいやすい有機ココナッツMCTオイル」だ。ぜひ3つのココナッツオイルの違いを感じてみて。「とろけるココナッツチョコ」の試食も一緒にどうぞ。

<トークライブ実施>
美容と健康に役立つココナッツ活用術について、トークライブを2回実施(※詳細はトークライブ部分をご参照ください)。

出展ブランド4 ECOPET®︎(帝人フロンティア)

<サステナブル・エシカルな取り組み>
●リサイクルポリエステル繊維「エコペット®」
●新しい繊維循環システム「Fiber to Fiber®」
●ポリエステル繊維製品のCO2排出量算出システム「TLC3(テレックサン)」

使用済みのペットボトルや、衣料品、繊維くずをリサイクルしたポリエステル繊維「エコペット®︎」。リサイクルという言葉が広く浸透する前の1995年に誕生した、リサイクル素材のパイオニア的存在だ。これまで、廃棄されてきたものを原料としているため、今までは焼却処分されてきたごみを減らし、CO2の削減にも貢献できて、今では幅広い用途で活用されている。

また、古着(繊維)をもとに新しい繊維をつくり、衣料品やアパレルグッズなどに生まれ変わらせる繊維循環システム「Fiber to Fiber®」をスタート。主にアパレルショップなどの店頭の回収ボックスで集められた古着のうち、ポリエステル100%の古着について、ケミカルリサイクル(化学的な分解処理を行うリサイクル方法)を経て「エコペット®︎」になるのだ。

さらに2022年4月には、ポリエステル繊維製品の製造時におけるCO2排出量の算出システム「TLC3」を開発。これにより、同社が製造するポリエステル繊維について銘柄毎のライフサイクルアセスメントの対応としてCO2排出量の算定が可能となった。「TLC3」は第三者認証も取得している。機能性も追求しながら、環境への配慮も行っているのが、帝人フロンティアの強みと言える。

<サンプルのプレゼント>
イベント当日は、「エコペット®」でできた「今治タオル®(ハンドタオル)」を来場者にプレゼント。使用済みペットボトルや繊維くずからできたという「エコペット®」製品を、実際に手で触ってみて。また、身近なところに「エコペット®」がたくさん使われていることにもぜひ注目してみてほしい。

出展ブランド5 MAGNIFF(マグニフ)

<サステナブル・エシカルな取り組み>
●天然由来100%でつくられるヴィーガン対応のスキンケア
●性別を問わない処方内容とデザイン
●被災地への寄付

バオバブやカカイなど、古くから人々の生活に結びついてきた天然由来100%の原料でつくられる、ヴィーガン対応のスキンケアブランド「MAGNIFF(マグニフ)」。先人の培った伝統的な製法を用いながらも、現代のリアルな生活や文化に馴染むように再解釈した製品づくりを行っており、自然原料の効能をリスペクトしているからこそ、製品内容は無駄を削ぎ落としたシンプルな原料でつくられている。

処方内容やデザインは、使う人の性別を問わないものを追求。なかでも、男女問わず多くの人が赤ちゃんの頃から自然と触れてきたような素材である、植物オイルと石けんを重視している。

さらに、マグニフでは自然の恵みと、受け継がれてきた文化のもとでものづくりをできている立場を忘れず、少しずつでも還元する意識をもってブランドを運営していきたいと考えている。「地球と人への恩返しの気持ちは常に忘れない」という想いから、被災地への寄付を行っている点も、ひろく共感されるだろう。

<サンプルのプレゼント>
イベント当日は、スキンオイル2種が用意される。天然由来100%だからこそ実現できる、肌馴染みのいい使い心地を追求するマグニフ。試作を重ねて実現したという、使用感の良さを体験してほしい。

出展ブランド6 ovgo Baker(ovgo)

<サステナブル・エシカルな取り組み>
●卵・バター・乳製品を使用しない、大きくておいしいアメリカンクッキー
●植物性で地球にやさしいクッキー
●クッキーをつくる人も笑顔になれる環境づくり

創業以来、環境や動物、あらゆる人々と、未来にとってやさしい食の選択肢を楽しく提供することをミッションとし、すべて植物性、かつできる限りオーガニックや自然栽培または国内で生産された食材でクッキーを中心とした焼き菓子の製造・販売を行っているアメリカンベイクショップ「ovgo Baker(オブゴ ベイカー)」。

卵やバターを使わなくても、しっとり濃厚でおいしいクッキーがつくれること。そして朝ごはんやおやつをおいしいクッキーに置き換えるだけで、少しずつサステナブルなアクションができることを伝えていくことを目指している。

「からだによくて安心なものを食べたい」「アレルギーや宗教、生き方から食事制限がある」「環境にも人にもやさしいものを選びたい」という方、そして、おとなも子どももみんなで一緒に笑顔でおいしく食べられるクッキーだ。

原材料をすべて植物性にすることで、一般的な卵やバターを使用する製品に比べ大幅に温室効果ガス排出量を削減している。また、ovgoは2022年、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度「B Corporation」を取得。ovgo Bakerをきっかけに、プラントベースに興味を持ったという人も増えている。

<当日用意される試食>
イベント当日は、プラントベースクッキーの試食をご用意。人にも環境にもやさしくておいしい食べ応えのあるアメリカンクッキーを味わってみて。

出展ブランド7 Hoippo(ヘンリー)

<サステナブル・エシカルな取り組み>
●飼い主を通して一つのいい循環を目指す
●原料の漂白を行わず化学合成物質を一切使用しない猫砂
●地産地消の原料と国産の減農薬・有機認証原料を使ったドッグフード

焼却時のCO2削減につながる「植物由来ペットシーツ」や、植物由来100%の「おから猫砂」などを手がけるペットグッズブランド「Hoippo(ホイッポ)」。天然の原料や減農薬・有機原料を使用し、フードロス削減に取り組む工場で製造し、飼い主を通して、地球にやさしい循環を生み出すことを目指している。

例えば、植物由来89%のペットシーツは国内初の試み。国産の高吸収ポリマーを採用しているため高い機能があり、製造から焼却までCO2排出量削減にもつながる商品だ。

猫砂には、原料の漂白を行わず化学合成物質を一切使用していない。猫砂主原料のおからには有機認証のおからを採用。パッケージにもFSC認証紙を使用し、防水機能には植物由来プラスチックを採用するなど、環境配慮を考えた商品づくりを徹底している。

ドッグフードには地産地消の原料を積極的に採用し、国産の減農薬・有機認証原料をベースに。生産時に必ず発生するロスを愛護団体へ提供し、積極的にフードロスへの取り組みを行う九州の工場にて商品づくりを行っている。

保存料・漂白・添加物を一切使用せずにつくるオーガニックドライフルーツアソートは、飼い主と愛犬とで共有できるヒューマングレードのおやつだ。

<サンプルのプレゼント>
イベント当日は、ドライフルーツアソート(人も犬も食べられる)、ドッグフード、ペットシーツを来場者にプレゼント。愛犬と暮らすご家庭の方はぜひお試しを(「ELEMINIST SHOP」では猫商品も取り扱いあり)。

ブランドの生の声を聞ける!トークライブも開催

「ELEMINIST MEET」のトークライブに登場した優木まおみさん

今回の「ELEMINIST MEET」では、「サラヤ(ハッピーエレファン)」と「ココウェル」によるトークライブも行われる(各2回、合計4回実施)。環境への最新の取り組みを知り、ブランドの方の熱い想いを感じられるトークライブ。気になることを直接質問できるまたとないチャンスになるはず(写真は、ELEMINIST MEET Vol.1でのトークライブの様子)。

トークライブ

ハッピーエレファント(サラヤ)2回開催
cocowell(ココウェル)2回開催

ラッピング ワークショップ&来場者プレゼントも!

「ELEMINIST MEET」でのワークショップのラッピング完成品イメージ

今回の「ELEMINIST MEET」では、ラッピングのワークショップも開催される。ドライオレンジや水引など、エコなアイテムを使って簡単にできるラッピング方法を学べる。自由に参加できるワークショップなので、ぜひ気軽に参加してみて。ラッピングデザイナーにワンポイントアドバイスを聞いても〇。(※ワークショップでは、来場者プレゼントの「ナリン」のベジタブルブイヨンを包む方法を紹介)

「ナリン」のベジタブルブイヨンをプレゼント

さらに、来場者には「ナリン」のベジタブルブイヨンのサンプルがプレゼントされる。中世の修道院のレシピをベースにつくられたアロマをはじめ、素材にこだわったフードなどを展開する「ナリン」。スイスにある本社では屋上に太陽光パネルを設置し、太陽光や地熱などのクリーンエネルギーを活用し、1980年代から製品製造時のCO2排出ゼロを実現している。

今回は、同社フード部門で人気ナンバーワンの「ベジタブルブイヨン」のサンプルをプレゼント。化学調味料・動物性原料不使用。紙パッケージを採用している。

「ELEMINIST MEET Vol.3」開催概要

「ELEMINIST MEET」が行われる会場、ライトボックススタジオ青山の外観

ELEMINIST MEET Vol.3

会場

ライトボックススタジオ青山

住所

〒107-0062 東京都港区南青山5丁目16−7

開催日時

2024年2月29日 14:30 〜 2024年2月29日 18:30

開催予定状況

予定通り開催

主催者

ELEMINIST

なお、会場で使用するテーブルクロスは、すべて帝人フロンティアから提供を受けた 「エコペット®︎」のものを使用。出展ブランドのサインボードには、牛乳パックなどの飲料容器をリサイクルしてつくられた段ボール「ミルダン®️」(シトー貿易)を使用するなど、会場の装飾にも環境に配慮している。

過去の「ELEMINIST MEET」の様子はこちら

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※掲載している情報は、2024年2月19日時点のものです。

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