“ごみゼロ”と読める5月30日は、私たちが直面する廃棄物問題をじっくりと考えよう。今回は、社会課題をテーマとした映画を配給するユナイテッドピープル株式会社の創業者・関根 健次さんに「ごみ問題について知ることのできる映画」を伺った。
Chiho Maezawa
Writer
東京在住。フリーランスエディター。地球にやさしく、生き物にやさしく、そして人にもやさしい暮らしを送るヒントを探して。日々、エコロジーやサステナブルにまつわるニュースに注目しています。決し…
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今回紹介した映画のほか、ユナイテッドピープルが配給する映画の最新上映情報は、cinemo公式サイトや、メルマガ、Twitterで配信されている。
また、企業や団体、個人でも簡単なステップで、1日あたり2万円から上映会を開催することができる。年内は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を鑑み、オンライン上映会も可能となっているので、ぜひ仲間を集めて映画を見ながら、意見を交わすだけでも明日からの行動は変わっていきそうだ。
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関根さんが社会課題を伝えるツールに「映画」を選んだ理由は「人は感動すると、行動につながると信じているから」だという。映画は擬似体験ができるメディアだ。主人公の気持ちになったり、笑顔が生まれたり、悲しみが込み上げたり、時に明日への活力をくれる。これらを総じて言い換えれば、“感動”と呼べるのだろう。
「誰かの話を聞いたり、1枚の写真を見たり、本を読んだり。人は何かに感動したとき、夢が生まれるものです。何かをしたい、何かを変えたい、という願いが、社会を前向きにさせていくと信じています」
関根さんは社会課題の解決について語るとき、何度も「前向きに」という言葉を使う。荒廃、悲惨、憎悪。社会課題にはネガティブなワードがつきものだが、関根さんはポジティブにこだわる。
「人間はどんなことが起きたとしても、その状況を変えていける力があると信じています。1人ひとりの前向きな気持ちしだいで、解決に向かっていけると信じているからこそ、アプローチは明るくしたい。
いまは環境問題、感染症など全世界の人が生きていくことに困難を抱えていますが、これまでも先人たちは多くの困難を乗り越えてきました。この渡されたバトンを、よりよいバトンにして次の世代に繋いでいきたいと願います。現状は直視しながらも、行動と精神は明るく、前向きに。いまの世界を変えられるのは、いまを生きている私たちなのですから」
編集/松本麻美(ELEMINIST編集部)
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