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物価高、電気代の高騰、史上最高の猛暑など、さまざまな変化が起きた2025年。では、人々は2026年にどんなサステナビリティ分野に着目しているでしょうか?ELEMINISTではアンケート調査を行いました。

ELEMINIST Editor
エレミニスト編集部
日本をはじめ、世界中から厳選された最新のサステナブルな情報をエレミニスト独自の目線からお届けします。エシカル&ミニマルな暮らしと消費、サステナブルな生き方をガイドします。
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まず、「サステナビリティに関する話題について、家族、友人、職場の人などと会話する機会がここ数年で増えていると感じますか?」と聞いてみました。
「とても増えている」が33.7%、「すこし増えている」が47.0%で、両方をあわせると80.7%の人が「増えている」と答えました。「変わらない」は16.9%で、「すこし減っている」はわずか2.4%、「かなり減っている」は0%でした。
次に、日本全体のサステナビリティの意識が高まっていると感じるか聞いてみました。
「かなり高まっている」が6.0%で、「まあまあ高まっている」が65.1%で、「高まっている」と回答した人は全体のおよそ7割という結果でした。
サステナビリティの意識が高まっていると感じた具体的な理由やエピソードに、次のような回答が集まりました。環境に配慮された取り組みや商品などの選択肢、企業の取り組みが増えたことをあげる声が多かった一方で、「人によって差がある」と感じている人も少なくないようです。
「サステナブルな商品やサービスなどを見かけることが増えた。スーパーなどでも選択肢が増えてきた」(30代/女性)
「量り売りのお店やコンビニでもカップ持参で割引など。環境負荷の少ない選択肢が増えた」(30代/女性)
「オーガニックやサステナブルな食品を取り扱うお店が増えてきたと思うから」(20代/女性)
「社会全体で頻繁に取り上げられていて、とくにファッションやアートの業界などでよく目にすることが増えました」(30代/女性)
「企業の取り組みが発信される場面が増えている気がする」(30代/女性)
「お店や飲食店でも取り組んでいるところが増えていると実感する。ただ、概念だけが一人歩きしている感覚も否めない」(20代/女性)
「社内、社外でペーパーレスの声が多くなった」(30代/女性)
「レジ袋の有料化や食品ロス対策など、サステナビリティな取り組みをしている企業が増えたと感じるからです」(30代/女性)
「SDGsという言葉が浸透していて、テレビ番組でも特集されることが増えてきたと思うから」(30代/女性)
「小学校の校長からウェルビーイングの実現・推進を最注力事項として取り組んでいることの説明を受け、初等教育から浸透させていくような働きかけが進んでいることを実感したため」(40代/男性)
「取引先でもサステナブルな行いを評価してくれるところが増えた」(20代/女性)
「仲間内だけで過ごすと、日本も変わってきているように感じるが、ビーガンやSDGsが一過性の流行で終わってしまい、下火になっている感じもする」(40代/女性)
「企業や自治体、学校などでは気運が高まってきているが、実際周りを見渡してみると、ごみの捨て方や冷暖房の使い方などに代表されるように個人の振る舞いにはまだばらつきがあるように思う」(50代/女性)
「高まってる人もいれば、拒否反応をする人も増えているように感じる」(30代/女性)
では、2026年にサステナビリティ関連でどんな分野が注目されているでしょうか?2026年にとくに注目したい分野について聞いた結果は、次のとおりになりました。
もっとも多かったのが、「ごみ問題」(65.1%)、「気候変動」(61.4%)、「食品ロス」(59.0%)でした。ほかには「海洋汚染」「エネルギー問題」「リサイクル」などの回答もあがりました。
さらに具体的な理由には、次のような回答が集まりました。
「とくにリサイクル、ごみ問題は自分のくらしを豊かにするためにも直結していると思うから。ごみが少ない方が日々のストレスも少なく、なるべく多くのものを捨てずに使い続けないと思う」(30代/女性)
「ごみ問題を考えることが、結果的に気候変動や海洋汚染フードロス問題につながっていると考えるため」(40代/女性)
「ごみは身近に取り組める内容のため、家族とも共有しやすい」(30代/女性)
「気候変動は長年の課題と考えますが、何か変化があるように感じられないためです」(20代/女性)
「気候変動について、くらしや食に直結する問題だと感じて危機感があります」(30代/女性)
「個人的にみんなの意識から遠くなっている気候変動の問題を、改めて当事者性の高いものであることを共有していきたいと感じているため」(20代/女性)
「気候変動、エネルギー問題は大きな問題ですし、環境へのインパクトも大きいので注目したい。昨年はかなり気温や海水温が上がったということで、今年の気候の動きも見ておきたい」(40代/女性)
「消費者目線では、廃棄物や食品ロスの方が身近な問題として注目度が高いと感じます」(40代/男性)
「食品ロスは、身近な問題だから」(40代/女性)
「食品ロスやごみについては、個人レベルではしてるけど、企業レベルで大きなことをしてほしいと願ってる」(50代/女性)
「生成AIを頻繁に使っているため、そこから生じるエネルギー問題については関心があります。またAIによって働き方が変わることで生活スタイルにも変化が出て、それに伴い人のサステナビリティに関する行動も変わってくるのではないか?と思っています」(40代/女性)
「人権問題については、ガザなどの国際的なニュースを通して、社会全体として考える必要のある重要なテーマだと感じています」(30代/女性)
「マイクロプラスティックを減らす生活を心がけたいと日頃から思っている」(50代/女性)
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環境に配慮したくらしを「楽しみながら」続けていくための秘訣や、誰かにシェアするときに気を付けていることはあるのでしょうか? 次のような回答が寄せられました。
「『◯◯をすべき』という出発よりも、続けることで誰よりも自分自身が楽しい・喜びを感じる形や選択を取ること」(50代/女性)
「これがいい、というような無理強いはしないで、自然に楽しんでいる姿を見せるようにしています」(30代/女性)
「すべてをサステナブルな行動に変えようとするのではなく、自分がやってみたい・楽しそうと思えることをやっています。また、おすすめするのではなく、やってて楽しいという事実だけを話します」(40代/女性)
「楽しい、おいしい、可愛いなど続けたくなる動機につながるものを選んでいます」(30代/女性)
「義務、必要だと思うと苦しくなる。自分が気持ちよく、楽しんで続けることが結果として周りにもいい影響を及ぼすんじゃないかと僭越ながら思っています」(50代/女性)
「あくまで無理をしないこと。シェアするときは、見た目が可愛いものなどを選んで、形から入ってもらうようにすること」(30代/女性)
「押し付けない、完璧じゃなくてもいいことを伝える」(40代/女性)
「義務にしない、できる範囲で行う。シェアしても、選択権は本人に委ねる」(40代/女性)
「いきなり完璧な環境配慮を目指すのではなく、まずは自分に身近で『楽しい』『おいしい』『心地よい』『カッコいい』など、自分にメリットを感じられるものから取り組んでいます」(40代/男性)
「それが正しい、いいと一方的に決めつけず、いろんな考え方がある中で私が選ぶというスタンスを届けられるようにしている。他方を否定しないこと」(20代/女性)
「楽しんで続ける人は、続けていない人・行動に起こしていない人を否定しない。誰かにシェアする際も、ポジティブに明るく楽しいメッセージ内容になるように心がけている」(40代/女性)
「ただ認証マークのある商品を選ぶだけではなく、その商品のストーリーを可能な範囲で知ること。ストーリーがあると、子どもにも伝えやすい」(30代/女性)
「ネガティブな雰囲気で発信しない。プレゼントはサステナブルなものにしたりして、自然と使ってもらう→それが社会にとっていいことをしてる、という体験をしてもらう」(30代/女性)
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最後に、2026年に新たにチャレンジしたいサステナビリティ関連の取り組みについて聞いてみました。
「コンポストの本を借りたのでやってみたい」(30代/女性)
「生ごみを減らす努力をしたい」(40代/女性)
「以前やっていたがやめてしまった、コンポストとハーブづくりの再開」(40代/女性)
「地域や学校でのコミュニティコンポストまたはバイオネスト」(40代/女性)
「ごみ拾いイベントの参加」(30代/女性)
「フィールドワークに参加したり、体験する場を増やしたい」(30代/女性)
「家族で参加できるイベントなどあれば参加したいです」(30代/女性)
「調味料をオーガニック系にする。またはつくる」(20代/女性)
「規格外品や地元産の野菜果物を使った保存食づくり」(40代/男性)
「食材を余らせないよう計画的に料理したいなと思っています」(30代/女性
「おうちでおいしく食べられるプラントベースの料理を深めたい」(30代/女性)
「洋服のリユース、リサイクル」(30代/女性)
「プラスチックフリー生活してみたいです」(20代/女性)
「着なくなった/着られなくなった洋服は すべてリサイクル回収に回す(ごみとして処分しない)」(50代/男性)
「石鹸を使う、安易に物を買わない」(40代/女性)
環境のことや社会のことなど、さまざまな問題があふれるなか、ELEMINIST読者の多くは、とくに身近で自分事としてとらえやすいトピックに注目していることがわかりました。また、それらの問題のためにできる取り組みのポイントは、やっぱり「楽しむこと」が一番と考えている人が多いよう。無理なく、できることから始めることが、よりいい未来につながっていくという姿勢がうかがえました。
ELEMINIST「2026年に注目したいサステナビリティのトピックに関するアンケート」調査概要
調査期間:2026年1月5日~1月25日
調査対象:ELEMINIST Followers(ELEMINISTのコミュニティ)83名(20代〜70代の男女)
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
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