【再生可能エネルギー調査】94.9%が再エネを利用したいが、事業者を知らない・料金・手続きが利用のネックに

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ELEMINISTトレンドリサーチ

ELEMINISTでは「再生可能エネルギー」に関する調査を実施。94.9%もの人が「再エネを利用したい」と答えたことがわかりました。一方で、「再エネを提供している事業者を知らない」ほか、料金や手続きといったことが、実際の利用へのネックになっていることが明らかとなりました。

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2023.06.20
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再エネを利用している人は26.4%

はじめに、再生可能エネルギーの利用状況について聞きました。

ELEMINISTが行った「再生可能エネルギーに関するアンケート調査」

再生可能エネルギーを「現在利用している」と答えた人は26.4%、「利用を検討している」は24.5%で、利用している人と利用を検討している人をあわせると約半数になりました。

再エネを利用したい人は94.9%

次に、現在再生可能エネルギーを利用していない人に、再生可能エネルギー利用の意向を聞いてみました。

ELEMINISTが行った「再生可能エネルギーに関するアンケート調査」

「ぜひ利用したい」と「できれば利用したい」をあわせると、94.9%。「利用したくない」と答えた人はゼロで、再生可能エネルギーに前向きに考えている人がほとんどであることが明らかになりました。

利用のネックは、「事業者を知らないこと」「料金」「手続き」

また再生可能エネルギーを利用していない理由については、次のような回答が集まりました。

再生可能エネルギー調査

回答がもっとも多かったのは「再生可能エネルギーを提供している事業者を知らないから」(30.8%)。次いで、「現在の電気料金より高くなると思うから」「手続きが面倒だから」(各28.2%)となりました。再生可能エネルギーの利用に興味を持っていても、提供している事業者を知らないことや、電気料金が上がる可能性、手続きがネックとなっていることが伺えます。

再エネ利用者の約8割は「満足」

次に、再生可能エネルギーを現在利用している人に、満足度を聞いてみました。

ELEMINISTが行った「再生可能エネルギーに関するアンケート調査」

「とても満足している」(42.9%)と「まあまあ満足している」(35.7%)を合わせると、78.6%が満足している結果となりました。

再エネ利用者の満足の理由は?

再生エネルギーを現在利用している人にとって、満足度の理由は以下の通りです。

「日々の生活で使うものが、少しでも地球のためになっているという実感があるから」(20代/女性/一人暮らし)

「エネルギーを使うことに罪悪感が減る」(30代/女性/両親と同居)

「毎日使うものなので、よりよい選択ができて心地いい」(20代/女性/配偶者・子どもと同居)

「一般的な電力会社と比べて不具合は一切なく、金額的にもそれ程大差がないにも関わらず、環境にもやさしい取組みをしている企業を応援できるから」(30代/女性/配偶者・子どもと同居)

「少しでも地球にやさしい暮らしをできていると思うから」(30代/女性/配偶者・パートナーと同居)

「困ることはひとつもなく、料金にも大変満足しています。もっと早く変えたかった!」(40代/女性/配偶者・子どもと同居)

「エアコン利用の罪悪感が薄れるから」(40代/女性/一人暮らし)

「何の問題もなく、環境への配慮ができたため」(40代/女性/配偶者・子どもと同居)

「再生可能エネルギーを提供している事業者」を知らない

次に、自分が住んでいる地域で再生可能エネルギーを提供している事業者を知っているか聞いてみました。

ELEMINISTが行った「再生可能エネルギーに関するアンケート調査」

「知らない・調べたことがない」は28.3%、「興味はあるが調べたことはない」が34.0%で、知らない人は全体の62.3%にも達しました。再生可能エネルギーに興味を持っている人は多いものの、実際にそれを提供している事業者の情報が不十分であることがうかがえます。

期待する再エネのトップは太陽光発電

再生可能エネルギーで期待するものについて聞いた結果は次のとおりです。

ELEMINISTが行った「再生可能エネルギーに関するアンケート調査」

もっとも多かったのは、太陽光発電(71.7%)。風力発電、水力発電が次ぐ結果となりました。

再エネの電気料金「許容できるのは現在の1.5倍まで」

再生可能エネルギーを導入する上でネックとなる電気料金。現在の電気料金の何倍になったら「高すぎて利用できない」と思うか聞いてみました。

ELEMINISTが行った「再生可能エネルギーに関するアンケート調査」

もっとも回答が多かったのは「1.5倍」(47.2%)で、「1倍(現在の電気料金と同じ)~1.5倍」で71.8%を占める結果となりました。「1倍~2倍」は98.1%で、電気料金が現在の2倍以上になると、再生可能エネルギーは人々に受け入れにくいことがうかがえます。

再エネが普及するために必要なことは?

最後に、再生可能エネルギーが普及するために必要と思われることを聞いてみました。

「簡単に申し込めたり、トライアルできたりする仕組み」(40代/女性/一人暮らし)

「認知の拡大が第一。それを利用することがどのような影響をもたらすのかをより多くの人が知る機会をつくることが必要だと思う」(20代/女性/一人暮らし)

「選択肢として初期から入っている状態にすること」(30代/女性/配偶者・子どもと同居)

「認知が圧倒的に低いのでそれを上げること、また環境と自身双方へのメリット」(40代/女性/配偶者・子どもと同居)

「どこがいいのか、料金も含めて調べてから変えようと思うと、いつのまにか時間が経っていてそのまま変えていないのが現状です。どう変わるのか、料金の負担は変わるのか、インターネットや動画、SNSなどでわかりやすく知れる場所があるといいと思います」(30代/女性/配偶者・パートナーと同居)

「気候変動対策への理解を深めてもらうだけでは難しいと思います。家庭での導入に関しては購入、更新などの切り替えのタイミングで助成金、継続のためのポイント付与などを。企業に関しては規制と法整備」(40代/女性/配偶者・子どもと同居)

「政府が動いて、国民に重要性を伝えること」(10代以下/女性/一人暮らし)

「情報ときっかけが必要だと思います!」(20代/女性/一人暮らし)

寄せられた意見として多かったのは、まずは「再生可能エネルギーの情報」について。利用するとどんなメリットがあるのか、どの事業者で利用できるのかといった情報が不足しているため、それを補う認知向上が必要であると指摘する声が多くありました。また、選択肢として最初から再生可能エネルギーが組み込まれるほか、政府による法律や制度の整備を求める声もありました。

まとめ

世界的なエネルギー危機や深刻化する気候変動を背景に、再生可能エネルギーへの期待が高まっています。そのようなことから、再生可能エネルギーを利用したいと考える人がとても多くいることがわかりました。

一方で、再生可能エネルギーを提供している事業者を知らない、料金が高くなる可能性があること、手続きが面倒といったことが、実際の利用のネックになっていることも浮き彫りになりました。

再生可能エネルギーはどこで利用できて、利用者や環境のそれぞれに、どんなメリットがあるのかといった情報を広めていくことや、国としての整備体制が求められているのではないでしょうか。

ELEMINIST「再生可能エネルギーに関するアンケート」調査概要
調査期間:2023年5月22日〜5月31日
調査対象:ELEMINIST Followers(ELEMINISTのコミュニティ)53名(10代以下〜70代以上の男女)
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

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※掲載している情報は、2023年6月20日時点のものです。

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