【2025年最新】世界人口ランキング 世界人口は82億人、日本は12位のまま

ニューヨークの街と歩く人々

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「世界人口白書2025」によると、最新の世界人口は前年から1億1300万人増加して、82億3200万人だった。最も人口の多い国はインドで14億6390万人、2位は中国で14億1610万人。日本については前年ランキングと同じ世界12位だった。世界人口ランキングをすべて紹介する。

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2025.06.19
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世界人口は82億3200万人 前年より1億1300万人増加

国連人口基金(UNFPA)が毎年公開する「世界人口白書」。2025年版によると、最新の世界人口は82億3200万人だった。2024年の81億1900万人から、1億1300万人の増加となった。世界人口が80億人を越えたのは2023年で、それから増加が続いている。

【2025年】世界人口ランキング

国名人口
1位インド14億6,390万人
2位中国14億1,610万人
3位アメリカ3億4,730万人
4位インドネシア2億8,570万人
5位パキスタン2億5,520万人
6位ナイジェリア2億3,750万人
7位ブラジル2億1,280万人
8位バングラデシュ1億7,570万人
9位ロシア1億4,400万人
10位エチオピア1億3,550万人
11位メキシコ1億3,200万人
12位日本1億2,310万人
13位エジプト1億1,840万人
14位フィリピン1億1,680万人
15位コンゴ民主共和国1億1,280万人
16位ベトナム1億160万人
17位イラン9,240万人
18位トルコ8,770万人
19位ドイツ8,410万人
20位タイ7,160万人
21位タンザニア7,060万人
22位イギリス6,960万人
23位フランス6,670万人
24位南アフリカ6,480万人
25位イタリア5,920万人
26位ケニア5,750万人
27位ミャンマー5,490万人
28位コロンビア5,340万人
29位韓国5,170万人
30位スーダン5,170万人
31位ウガンダ5,140万人
32位スペイン4,790万人
33位アルジェリア4,740万人
34位イラク4,700万人
35位アルゼンチン4,590万人
36位アフガニスタン4,380万人
37位イエメン4,180万人
38位カナダ4,010万人
39位アンゴラ3,900万人
40位ウクライナ3,900万人
41位モロッコ3,840万人
42位ポーランド3,810万人
43位ウズベキスタン3,710万人
44位マレーシア3,600万人
45位モザンビーク3,560万人
46位ガーナ3,510万人
47位ペルー3,460万人
48位サウジアラビア3,460万人
49位マダガスカル3,270万人
50位コートジボワール3,270万人
51位カメルーン2,990万人
52位ネパール2,960万人
52位ベネズエラ2,850万人
54位ニジェール2,790万人
55位オーストラリア2,700万人
56位北朝鮮2,660万人
57位シリア・アラブ共和国2,560万人
58位マリ2,520万人
59位ブルキナファソ2,410万人
60位スリランカ2,320万人
61位マラウイ2,220万人
62位ザンビア2,190万人
63位チャド2,100万人
64位カザフスタン2,080万人
65位チリ1,990万人
66位ソマリア1,970万人
67位セネガル1,890万人
68位ルーマニア1,890万人
69位グアテマラ1,870万人
70位オランダ1,840万人
71位エクアドル1,830万人
72位カンボジア1,700万人
73位ジンバブエ1,700万人
74位ギニア1,510万人
75位ベナン1,480万人
76位ルワンダ1,460万人
77位ブルンジ1,440万人
78位ボリビア1,260万人
79位チュニジア1,240万人
80位南スーダン1,220万人
81位ハイチ1,190万人
82位ベルギー1,180万人
83位ドミニカ共和国1,150万人
84位ヨルダン1,150万人
85位アラブ首長国連邦1,140万人
86位ホンジュラス1,100万人
87位キューバ1,090万人
88位タジキスタン1,080万人
89位パプアニューギニア1,080万人
90位スウェーデン1,070万人
91位チェコ1,060万人
92位ポルトガル1,040万人
93位アゼルバイジャン1,040万人
94位ギリシャ990万人
95位トーゴ970万人
96位ハンガリー960万人
97位イスラエル950万人
98位オーストリア910万人
99位ベラルーシ900万人
100位スイス900万人
101位シエラレオネ880万人
102位ラオス790万人
103位トルクメニスタン760万人
104位リビア750万人
105位香港740万人
106位キルギス730万人
107位ニカラグア700万人
108位パラグアイ700万人
109位ブルガリア670万人
110位セルビア670万人
111位コンゴ共和国650万人
112位エルサルバドル640万人
113位デンマーク600万人
114位シンガポール590万人
115位レバノン590万人
116位リベリア570万人
117位フィンランド560万人
118位ノルウェー560万人
119位パレスチナ560万人
120位中央アフリカ共和国550万人
121位オマーン550万人
122位スロバキア550万人
123位モーリタニア530万人
124位アイルランド530万人
125位ニュージーランド530万人
126位コスタリカ520万人
127位クウェート500万人
128位パナマ460万人
129位クロアチア390万人
130位ジョージア380万人
131位エリトリア360万人
132位モンゴル350万人
133位ウルグアイ340万人
134位プエルトリコ320万人
135位ボスニア・ヘルツェゴビナ310万人
136位カタール310万人
137位ナミビア310万人
138位モルドバ300万人
139位アルメニア300万人
140位ジャマイカ280万人
141位リトアニア280万人
142位ガンビア280万人
143位アルバニア280万人
144位ガボン260万人
145位ボツワナ260万人
146位レソト240万人
147位ギニアビサウ230万人
148位スロベニア210万人
149位赤道ギニア190万人
150位ラトビア190万人
151位北マケドニア180万人
152位バーレーン160万人
153位トリニダード・トバゴ150万人
154位東ティモール140万人
155位キプロス140万人
156位エストニア130万人
157位モーリシャス130万人
158位エスワティニ130万人
159位ジブチ120万人
160位フィジー90万人
161位コモロ90万人
162位レユニオン90万人
163位ガイアナ80万人
164位ソロモン諸島80万人
165位ブータン80万人
166位マカオ70万人
167位ルクセンブルク70万人
168位スリナム60万人
169位モンテネグロ60万人
170位西サハラ60万人
171位マルタ60万人
172位カーボベルデ50万人
173位モルディブ50万人
174位ブルネイ50万人
175位ベリーズ40万人
176位バハマ40万人
177位アイスランド40万人
178位グアドループ40万人
179位マルティニーク30万人
180位バヌアツ30万人
181位フランス領ギアナ30万人
182位ニューカレドニア30万人
183位バルバドス30万人
184位フランス領ポリネシア30万人
185位サントメ・プリンシペ20万人
186位サモア20万人
187位キュラソー20万人
188位セントルシア20万人
189位グアム20万人
190位キリバス10万人
191位セーシェル10万人
192位グレナダ10万人
193位アルバ10万人
194位ミクロネシア10万人
195位セントビンセント・グレナディーン10万人
196位トンガ10万人
197位アンティグア・バーブーダ10万人
198位アメリカ領ヴァージン諸島10万人
199位ドミニカ10万人
200位セントクリストファー・ネイビス10万人
201位タークス・カイコス諸島10万人
202位サンマリノ3万人

過去(2024ー2019年)の世界人口ランキング

14か国への調査で浮き彫りになった、出産をめぐる課題

今回、国連人口基金(UNFPA)は、下記の14か国の約14,000人に行った調査結果もまとめて公表した。その結果、子どもを持つことを望んでいる人の多くが、希望の数の子どもを持てない現実と、出産に関して多くの国で課題があることが浮き彫りになった。

2025年版世界人口白書 出産をめぐる真の課題
対象:14か国、約14,000人
韓国、イタリア、ドイツ、ハンガリー、タイ、スウェーデン、ブラジル、米国、メキシコ、インド、インドネシア、モロッコ、南アフリカ、ナイジェリア

経済的な理由で、希望する数の子どもを持てない人が半数以上

この調査で明らかになったのが、「希望する数の子どもを持てない」と考える人が多かったことだ。その数は、およそ20%にもなる。理由としては、高額の出産費用、雇用に関する不安、住宅事情、世界情勢への懸念、パートナーの不在などだ。とくに経済的な理由のウェイトは大きく、調査に答えた半数以上が「経済的な問題は、望む子どもの数の妨げになる」と答えた。

ジェンダーの不平等

出産をめぐる問題については、ジェンダーの不平等も大きく関係する。育児の負担について、男性や女性といったジェンダーで不平等があると、「子どもを持つことが難しくなると思う」と、11%の人が回答した。妊娠・出産する女性が、職場で退職を迫られたり、キャリアアップの道を阻まれたりする慣習がある国も存在するという。

意図・希望しない妊娠を経験する女性も

その一方で、5人に1人が「自分は望んでいないのに、子どもを持つように迫られたことがある」と回答。3人に1人が「意図しない妊娠を経験した」と答えている。

出生率向上のような単純な施策には疑問

先進国を中心に、出生率の低下が課題となっている国が多い。だが、出生率目標を掲げるだけであったり、出産祝い金を提供したりといった、単純すぎる一時的な施策では、「効果が乏しく、人権を侵害する恐れもある」と報告書は警鐘を鳴らしている。それぞれの国の経済的、社会的な背景を考慮して、さまざまな局面を考慮した複合的な施策が必要となるだろう。

世界人口が80億人を突破 人口増加の背景や影響とこれからの社会を考えよう

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世界人口が80億人を超えてから、およそ2年。日本を含めて、多くの国で出生率の低下や少子高齢化が課題になっている。その裏側には、本当は望んでいるが、希望通りの数の子どもを持てない人々が多くいるようだ。また、ジェンダーギャップや望まない妊娠を強いられるなど、悲しい境遇に追い込まれる女性も存在する。

世界人口の数値だけでは計り知れない、それらの事実にも目を向けて、どのような課題があるのか考えていくことが大切だろう。

※掲載している情報は、2025年6月19日時点のものです。

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