【2022年】最新世界人口ランキング 日本は11位、前年より50万人減

窓際のカウンター席に座る後ろ姿の人間

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国連人口基金(UNFPA)が発表した「世界人口白書2022」によると、2022年の世界の総人口は79億5400万人だ。日本は11位で、前年と同じ順位だった。新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻などの世界情勢は、人口にどのような影響を与えたのだろうか。

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2022.05.30
目次

世界人口は79億5,400万人、前年から7,900万人増加

国連人口基金(UNFPA)の「世界人口白書2022」によると、2022年の世界の総人口は79億5,400万人である。上位の10ヶ国は前年と同様の顔ぶれであり、大きな変動はない。ちなみに中国、インド、アメリカがトップ3となっている。(※1)

世界全体の人口を前年と比較すると、7,900万人の増加が見られる。人口が1億を超える国は14ヶ国におよぶが、この点は前年と同様である。

2019年に国際連合が発表した「世界人口推計2019年版」(※2)によると、2027年頃にはインドが中国を抜き、もっとも人口が多い国になると予想されている。インドだけではなく世界的に人口増加が見込まれており、今後の食糧や雇用、インフラの安定を視野に入れなければならない。

今後もっとも人口が増加するとみられているのは、インドをはじめ、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア連合共和国、インドネシア、エジプト、アメリカである。とくにサハラ以南のアフリカの人口は2050年までに倍増すると考えられている。

【2022年】最新世界人口ランキング

順位国名人口
1位中国14億4,850万人
2位インド14億66万人
3位アメリカ3億3,480万人
4位インドネシア2億7,910万人
5位パキスタン2億2,950万人
6位ナイジェリア2億1,670万人
7位ブラジル2億1,540万人
8位バングラデシュ1億6,790万人
9位ロシア1億4,580万人
10位メキシコ1億3,160万人
11位日本1億2,560万人
12位エチオピア1億2,080万人
13位フィリピン1億1,250万人
14位エジプト1億600万人
15位ベトナム9,900万人
16位コンゴ共和国9,520万人
17位イラン8,600万人
18位トルコ8,560万人
19位ドイツ8,390万人
20位タイ7,010万人
21位イギリス6,850万人
22位フランス6,560万人
23位タンザニア6,330万人
24位南アフリカ6,080万人
25位イタリア6,030万人
26位ケニア5,620万人
27位ミャンマー5,520万人
28位コロンビア5,150万人
29位韓国5,130万人
30位ウガンダ4,840万人
31位スペイン4,670万人
32位アルゼンチン4,600万人
32位スーダン4,600万人
34位アルジェリア4,540万人
35位ウクライナ4,320万人
36位イラク4,220万人
37位アフガニスタン4,080万人
38位カナダ3,840万人
39位モロッコ3,780万人
40位ポーランド3,770万人
41位サウジアラビア3,580万人
42位アンゴラ3,500万人
43位ウズベキスタン3,440万人
44位ペルー3,370万人
45位マレーシア3,320万人
46位モザンビーク3,310万人
47位ガーナ3,240万人
48位イエメン3,120万人
49位ネパール3,020万人
50位ベネズエラ2,930万人
51位マダガスカル2,920万人
52位カメルーン2,790万人
53位コートジボワール2,770万人
54位オーストラリア2,610万人
54位ニジェール2,610万人
56位北朝鮮2,600万人
57位ブルキナファソ2,210万人
58位スリランカ2,160万人
59位マリ2,150万人
60位マラウイ2,020万人
61位ザンビア1,950万人
62位シリア1,940万人
63位チリ1,930万人
64位カザフスタン1,920万人
65位ルーマニア1,900万人
66位グアテマラ1,860万人
67位エクアドル1,810万人
68位セネガル1,770万人
69位チャド1,740万人
70位カンボジア1,720万人
70位オランダ1,720万人
72位ソマリア1,680万人
73位ジンバブエ1,530万人
74位ギニア1,390万人
75位ルワンダ1,360万人
76位ベナン1,280万人
77位ブルンジ1,260万人
78位ボリビア1,200万人
78位チュニジア1,200万人
80位ベルギー1,170万人
80位ハイチ1,170万人
82位南スーダン1,160万人
83位キューバ1,130万人
84位ドミニカ共和国1,110万人
85位チェコ1,070万人
86位アゼルバイジャン1,030万人
86位ギリシャ1,030万人
86位ヨルダン1,030万人
89位ホンジュラス1,020万人
89位スウェーデン1,020万人
91位ポルトガル1,010万人
91位アラブ首長国連邦1,010万人
93位タジキスタン1,000万人
94位ハンガリー960万人
95位ベラルーシ940万人
96位パプアニューギニア930万人
97位オーストリア910万人
98位イスラエル890万人
99位スイス880万人
100位セルビア870万人
100位トーゴ870万人
102位シエラレオネ830万人
103位香港760万人
104位ラオス750万人
105位パラグアイ730万人
106位リビア700万人
107位ブルガリア680万人
107位ニカラグア680万人
109位キルギス670万人
109位レバノン670万人
111位エルサルバドル660万人
112位トルクメニスタン620万人
113位シンガポール590万人
114位コンゴ民主共和国580万人
114位デンマーク580万人
116位フィンランド560万人
117位ノルウェー550万人
117位スロバキア550万人
119位リベリア530万人
119位オマーン530万人
119位パレスチナ530万人
122位コスタリカ520万人
123位中央アフリカ共和国500万人
123位アイルランド500万人
125位モーリタニア490万人
125位ニュージーランド490万人
127位クウェート440万人
127位パナマ440万人
129位クロアチア410万人
130位ジョージア400万人
130位モルドバ400万人
132位エリトリア370万人
133位ウルグアイ350万人
134位モンゴル340万人
135位ボスニア・ヘルツェゴビナ320万人
136位アルメニア300万人
136位ジャマイカ300万人
136位カタール300万人
139位アルバニア290万人
140位プエルトリコ280万人
141位リトアニア270万人
142位ガンビア260万人
142位ナミビア260万人
144位ボツワナ240万人
145位ガボン230万人
146位レソト220万人
147位ギニアビサウ210万人
147位北マケドニア210万人
147位スロベニア210万人
150位バーレーン180万人
150位ラトビア180万人
152位赤道ギニア150万人
153位東ティモール140万人
153位トリニダード・トバゴ140万人
155位エストニア130万人
155位モーリシャス130万人
157位キプロス120万人
157位エスワティニ120万人
159位ジブチ100万人
160位コモロ90万人
160位フィジー90万人
160位レユニオン90万人
163位ブータン80万人
163位ガイアナ80万人
165位マカオ70万人
165位ソロモン諸島70万人
167位カーボベルデ60万人
167位ルクセンブルク60万人
167位モンテネグロ60万人
167位スリナム60万人
167位西サハラ60万人
172位モルディブ50万人
173位バハマ40万人
173位ベリーズ40万人
173位ブルネイ40万人
173位グアドループ40万人
173位マルタ40万人
173位マルティニーク40万人
179位バルバドス30万人
179位フランス領ギアナ30万人
179位フランス領ポリネシア30万人
179位アイスランド30万人
179位ニューカレドニア30万人
179位バヌアツ30万人
185位キュラソー20万人
185位グアム20万人
185位セントルシア20万人
185位サモア20万人
185位サントメ・プリンシペ20万人
190位アンティグア・バーブーダ10万人
190位アルバ10万人
190位ドミニカ国10万人
190位グレナダ10万人
190位キリバス10万人
190位ミクロネシア10万人
190位セントクリストファー・ネイビス10万人
190位セントビンセント・グレナディーン10万人
190位セーシェル10万人
190位トンガ10万人
190位アメリカ領ヴァージン諸島10万人

2021年-2019年の人口ランキング

日本では約50万人減 順位は11位で変わらず

日本の人口は2021年より約50万人減の1億2,560万人。順位は変わらず11位をキープする結果になった。しかし総人口が上位の国はおおむね人口が増加しており、上位国で減少したのは日本とロシアだけである。日本は2020年から2021年にかけても“人口減”であり、少子高齢化の進行が考えられる。

日本の世代別人口

総務省発表の「人口推計(2022年5月報)」(※3)によると、2022年5月1日現在、日本の世代別人口は以下になる。

年齢人口(万人)割合
0-14歳146411.7%
15-64歳741559.3%
65歳以上362729.0%

世代別で見てみると、高齢層の割合に対して若年層の割合が低い。少子高齢化が顕著であるといえよう。生産年齢と呼ばれる25歳~64歳の減少は今後も続くことになり、経済への影響や社会保障の圧迫が懸念される。

テスラのCEO、イーロン・マスク氏は先日、日本の出生率について自身のTwitterにコメント。彼の「いずれ日本は消滅する」という衝撃的な発言は、日本の少子高齢化・人口減少が海外の有識者の懸念にもなり得るという証明とも受け取れる。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界人口に与えた影響

2021年、2022年の世界人口の増減には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が考えられる。死者の総数はもちろん、長く続くパンデミックの中、新しい生活様式や不透明な先行のために、子どもを持つこと自体を諦めている層が現れた可能性がある。

世界の死者数は約627万人に

2021年から2022年にかけ、新型コロナウイルスが相変わらずの猛威をふるう中、その死者数は約627万人におよんでいる。人々の努力で好転の兆しが見えている地域も多々あるが、世界的に見ればいまだ終息には遠い印象だ。一刻も早い終息が望まれる。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と出生率の関係

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が人口に与える影響は看過できないのではないだろうか。世界的に「産み控え」が起きている点は、総人口に大きな影響を与える可能性をはらむ。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の封じ込めに成功したと言われる台湾でも出生率が前年比マイナス7%と落ち込みを見せ、日本ではマイナス3.4%を記録した。韓国でも出生率の減少が確認されている。コロナ禍における新しい生活様式への不安や経済の落ち込みなどは、産み控えを考えるには充分な理由かもしれない。

【2021年】世界の出生率の現状 国別ランキングと今後の予測

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世界の総人口はたしかに増加しているものの、現時点の出生率が減少している事実は確かである。出生率減少の徴候がある各国では、今後、状況改善のために積極的な対策が必要になるだろう。

世界各地で発生する人道危機の影響

人々をおびやかす存在はもちろん新型コロナウイルスだけではない。世界各地では人道危機が起こり、人口への影響を与えている。

ことに2022年に起きたロシアによるウクライナ侵攻が、世界中に与えた衝撃は大きすぎた。人道を無視した蛮行により、ウクライナだけではなく世界も不安定な状況へなりつつある。

ウクライナ現地では言わずもがな。世界の支援が集まってはいるが、戦火におびやかされ、不安な日々を強いられている。明らかな人道危機であるといえよう。

「ジェノサイド」とは 過去の事例と世界が直面する問題

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また、人道危機に直面しているのはウクライナだけではない。国際問題に翻弄され、政権が変わったアフガニスタンでは事実上の経済破綻を起こしている。2021年の冬から深刻な食糧不足に陥り、2,280万もの人が困窮している。WFP国連世界食糧計画(国連WFP)によれば、危機的な飢餓に直面する870万人もの人がいるという。

紛争、飢餓は混乱を招く人道危機である。人口への影響も大きい。人道危機のなか、順調で自然な人口変動は期待しにくいものだ。平時であれば救われた生命が失われる可能性もある。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)同様、一刻も早い収束を願わざるを得ない。

世界人口ランキングから見える現状と未来

人口の推移は世界の現状と未来を教えてくれる。すでになされている人口増加の予測はインフラ整備やSDGsのゴールとの関わりを考えさせ、いっぽうでは少子高齢化の問題を直面させる。いずれも社会にとって重要なファクターだ。

昨今は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響や人道危機も加味される。我々がより適切な選択を行うため、人口の推移を見守りたい。

※掲載している情報は、2022年5月30日時点のものです。

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