【2021年】最新世界人口ランキング 日本は前年比40万人減、高齢化がより顕著に

世界人口ランキング2021

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「世界人口白書2021」によると、世界の総人口は78億7500万人で、日本は前年と変わらず11位だった。本記事では、1位から190位まで2021年版の世界人口ランキングを紹介。さらに新型コロナウイルスが世界人口に与えた影響について考察する。

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2021.08.31

世界人口は78億7500万人、前年から8000万人増加

国連人口基金(UNFPA)が発表した「世界人口白書2021」によると、2021年の世界人口は78億7500万人。前年に比べて8000万人増加しており、世界の総人口は毎年増加傾向にある。最新の世界人口ランキングの上位10カ国は前年から変動がなく、人口が1億人を超えている国は14カ国という結果だ。(※1)

国連が2019年に発表した予測によると、世界人口はアフリカやアジアを中心にこのまま増加を続け、2050年には97億人に達するとされている。世界人口ランキングでいうと、インドは2027年頃、現在1位である中国を抜いてもっとも人口が多い国となる見通しだ。(※2)

一方で、2020年7月には、英医学誌「ランセット(The Lancet)」に、2100年の世界人口は88億人となり国連の予測よりも少なくなるという旨の論文が掲載された。(※3) 今後、出生率の低下や高齢化などにより、地域によって人口増減の動きがわかれていきそうだ。

【2021年】世界人口ランキング

順位国名人口
1位中華人民共和国14億4420万人
2位インド13億9340万人
3位アメリカ3億3290万人
4位インドネシア2億7640万人
5位パキスタン2億2520万人
6位ブラジル2億1400万人
7位ナイジェリア2億1140万人
8位バングラデシュ1億6630万人
9位ロシア1億4590万人
10位メキシコ1億3030万人
11位日本1億2610万人
12位エチオピア1億1790万人
13位フィリピン1億1100万人
14位エジプト1億430万人
15位ベトナム9820万人
16位コンゴ民主共和国9240万人
17位トルコ8500万人
17位イラン8500万人
19位ドイツ8390万人
20位タイ7000万人
21位イギリス6820万人
22位フランス6540万人
23位タンザニア6150万人
24位イタリア6040万人
25位南アフリカ6000万人
26位ケニア5500万人
27位ミャンマー5480万人
28位コロンビア5130万人
28位韓国5130万人
30位ウガンダ4710万人
31位スペイン4670万人
32位アルゼンチン4560万人
33位スーダン4490万人
34位アルジェリア4460万人
35位ウクライナ4350万人
36位イラク4120万人
37位アフガニスタン3980万人
38位カナダ3810万人
39位ポーランド3780万人
40位モロッコ3730万人
41位サウジアラビア3530万人
42位アンゴラ3390万人
42位ウズベキスタン3390万人
44位ペルー3340万人
45位マレーシア3280万人
46位モザンビーク3220万人
47位ガーナ  3170万人
48位イエメン3050万人
49位ネパール2970万人
50位ベネズエラ2870万人
51位マダガスカル2840万人
52位カメルーン2720万人
53位コートジボワール2710万人
54位北朝鮮2590万人
55位オーストラリア2580万人
56位ニジェール2510万人
57位スリランカ2150万人
57位ブルキナファソ2150万人
59位マリ2090万人
60位マラウイ1960万人
61位チリ1920万人
62位ルーマニア1910万人
63位カザフスタン1900万人
64位ザンビア1890万人
65位シリア1830万人
66位ガアテマラ1820万人
67位エクアドル1790万人
68位オランダ1720万人
68位セネガル1720万人
70位カンボジア1690万人
70位チャド1690万人
72位ソマリア1640万人
73位ジンバブエ1510万人
74位ギニア1350万人
75位ルワンダ1330万人
76位ベナン1250万人
77位ブルンジ1230万人
78位チュニジア1190万人
79位ボリビア1180万人
80位ベルギー1160万人 
81位ハイチ  1150万人
82位南スーダン1140万人
83位キューバ1130万人
84位ドミニカ共和国1100万人
85位チェコ1070万人
86位ギリシャ1040万人
87位ヨルダン1030万人
88位アゼルバイジャン1020万人
88位ポルトガル1020万人
88位スウェーデン1020万人
91位ホンジュラス1010万人
92位アラブ首長国連邦1000万人
93位タジキスタン970万人
94位ハンガリー960万人
95位ベラルーシ940万人
96位パプアニューギニア910万人
97位オーストリア900万人
98位イスラエル880万人
99位セルビア870万人
99位スイス870万人
101位トーゴ850万人
102位シエラレオネ810万人
103位香港760万人
104位ラオス740万人
105位パラグアイ720万人
106位リビア700万人
106位ブルガリア690万人
108位レバノン680万人
109位ニカラグア670万人
110位キルギス660万人
110位エルサルバドル650万人
112位トルクメニスタン610万人
113位シンガポール590万人
114位デンマーク580万人
115位コンゴ共和国570万人
116位フィンランド550万人
116位ノルウェー550万人
116位スロバキア550万人
119位リベリア520万人
119位オマーン520万人
119位パレスチナ520万人
122位コスタリカ510万人
123位アイルランド500万人
124位中央アフリカ共和国490万人
124位ニュージーランド490万人
126位モーリタニア480万人
127位クウェート430万人
127位パナマ440万人
128位クウェート430万人
129位クロアチア410万人
130位ジョージア400万人
130位モルドバ400万人
132位エリトリア360万人
133位ウルグアイ350万人
134位ボスニア・ヘルツェゴビナ330万人
134位モンゴル330万人
136位アルメニア300万人
136位ジャマイカ300万人
138位アルバニア290万人
138位カタール290万人
140位プエルトリコ280万人
141位リトアニア270万人
142位ナミビア260万人
143位ガンビア250万人
144位ボツワナ240万人
145位ガボン230万人
146位レソト220万人
147位北マケドニア210万人
147位スロベニア210万人
149位ギニアビサウ200万人
150位ラトビア190万人
151位バーレーン170万人
152位赤道ギニア140万人
152位トリニダード・トバゴ140万人
154位エストニア130万人
154位モーリシャス130万人
154位東ティモール130万人
157位キプロス120万人
157位エスワティニ120万人
159位ジブチ100万人
160位コモロ90万人
160位フィジー90万人
160位レユニオン90万人
163位ブータン80万人
163位ガイアナ80万人
165位マカオ70万人
165位ソロモン諸島70万人
167位カーボベルデ60万人
167位ルクセンブルク60万人
167位モンテネグロ60万人
167位スリナム60万人
167位西サハラ60万人
172位モルディブ50万人
173位バハマ40万人
173位ベリーズ40万人
173位ブルネイ40万人
173位グアドループ40万人
173位マルタ40万人
173位マルティニーク40万人
179位バルバドス30万人
179位フランス領ギアナ30万人
179位フランス領ポリネシア30万人
179位アイスランド30万人
179位ニューカレドニア30万人
179位バヌアツ30万人
185位キュラソー20万人
185位グアム20万人
185位セントルシア20万人
185位サモア20万人
185位サントメ・プリンシペ20万人
190位アンティグア・バーブーダ10万人
190位アルバ10万人
190位ドミニカ国10万人
190位グレナダ10万人
190位キリバス10万人
190位ミクロネシア10万人
190位セントクリストファー・ネイビス10万人
190位セントビンセント・グレナディーン10万人
190位セーシェル10万人
190位トンガ10万人
190位アメリカ領ヴァージン諸島10万人

過去の世界人口ランキングはこちらから

日本では人口減少が加速

「世界人口白書2021」の発表によると、日本の人口は1億2610万人、前年に比べて40万人減少した。2015年以降、毎年平均で0.2%ずつ減少しており、日本は人口減少の一途をたどっている。

総務省発表の「人口推計(2021年8月報)」をもとにした、日本の世代別人口比率は以下のとおりだ。(※4)

年齢人口(万人)割合
0-14歳148411.8%
15-64歳740959.1%
65歳以上363729.0%

日本の人口の内訳を見てみると、14歳以下の子どもは11.8%であるのに対し、65歳以上は29.0%。子どもより高齢者のほうが多い年齢構造になっている。

「世界人口白書2021」によると、年齢別人口内訳の世界平均は、0-14歳は25.3%、15-65歳は65.1%、65歳以上9.6%だ。日本は、この数値とかけ離れた年齢構造になっている。

日本では高齢化が加速すると同時に、出生率が低下しており、ますます高齢化が進んでいる。

新型コロナウイルスによる世界人口への影響

2019年12月初旬に中国で感染者が報告され、わずか数ヶ月で世界規模のパンデミックを引き起こした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。WHOの報告によると、2021年8月30日現在、世界における累計感染者数は2億1630万人に達し、世界人口への影響が懸念されている。(※5)

世界の死者数は450万人

新型コロナによる死者数は450万人(2021年8月30日時点)。この新型コロナが世界人口に与える影響は、単純に感染者数や死者数が増加しただけに限らない。

感染エリアによってさまざまな要因が考えられ、とくに先進国と後進国・発展途上国とでは懸念事項が異なっているのが特徴だ。

先進国では産み控えで出生率が低下

先進国では、新型コロナの影響による産み控えが進んだといわれている。

2020年の日本における出生率は1.34で、5年連続で前の年を下回った。出生数に関しては、前年比2万4407人減で84万832人。1899年に統計をとりはじめて以降、もっとも少ない結果となった。(※6)

2021年上半期の出生数の速報によると、2021年1月から2月の出生数は前年同期比12.6%減と大きく減少。上半期全体でも、2020年同時期より6%減少している。新型コロナの感染やワクチン接種への不安はもちろん、外出自粛による家事や育児負担の増加など、多数の懸念事項が産み控えにつながったといえるだろう。

とくに解雇や雇い止めの問題が深刻だ。日本の完全失業率は2.9%(2021年6月時点)で、2021年7月時点での解雇・雇い止めの累計見込み人数は11万人を超えた。事業主都合の離職が増えており、仕事が減った・なくなったなどの経済的な不安が、産み控えの一因になっていると考えられる。

同様の産み控えは、アメリカやイギリス、イタリア、台湾などをはじめ、世界的に見られる。アメリカ国勢調査局によると、アメリカの2019年7月〜2020年7月における人口増加率は0.35%で過去120年間でもっとも低かった。これは死者数のみならず、出生率の低下も要因の一つとされている。

イタリアのジェノヴァ大学によると、イタリア北部での出生率も大幅に下がっているという。移動の自由が制限されたことや将来への不安、不妊治療の先延ばしが要因と考えられている。

後進国・発展途上国では飢餓人口が増加

2020年に世界の飢餓が劇的に悪化したことがわかった。(※7) 世界人口の約10分の1、最大で8億1100万人が栄養不足に陥ったと推定されている。また23億人以上が年間を通して適切な食料を入手できず、中度または重度の食料不安に陥っている。新型コロナのパンデミックが深刻な不況の引き金となった。

UNDP(国連開発計画)のデータによると、先進国の病院のベッド数は55床で、人口1万人に対して医師が30人以上、看護師が81人いる一方、発展途上国では同じ人数の人々に対して、ベッド数が7台、医師は2.5人、看護師は6人と極めて少ない。(※8)

きれいな水や石鹸といった基本的な生活必需品でさえ、多くの人にとって贅沢品となっているのだ。

※1 State of World Population 2021 | UNFPA
https://www.unfpa.org/sites/default/files/pub-pdf/SoWP2021_Report_-_EN_web.3.21_0.pdf
※2 世界人口の増大が鈍化|国際連合
https://www.unic.or.jp/news_press/info/33789/
※3 2100年の世界人口、88億人に 国連予測から21億人減|AFP通信
https://www.afpbb.com/articles/-/3293884
※4 人口推計 2021年8月報|総務省
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202108.pdf
※5 Coronavirus Overview| WHO
https://covid19.who.int/
※6 令和2年(2020) 人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/gaikyouR2.pdf

※7 世界の飢餓、新型コロナウイルスで悪化 アフリカ人口の2割以上が栄養不足食料と栄養に関する国連合同報告書|公益財団法人 日本ユニセフ協会
https://www.unicef.or.jp/news/2021/0140.html
※新型コロナウイルスと格差|UNDP(国連開発計画)
https://feature.undp.org/coronavirus-vs-inequality/ja/

※掲載している情報は、2021年8月31日時点のものです。

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