不用品は捨てずに寄付を 信頼できる寄付サービスを品目別に紹介

話し合うはがきと切手のイラスト

年末年始や引っ越しなど、部屋を片付けることで出てくる不用品は、まだまだきれいであれば、困っている人たちの役に立つことがある。この記事では、古着・文房具・書籍・はがき・切手・外貨・タオルや新聞紙・家具家電・化粧品について、不用品を寄付できるサービスや団体を紹介する。

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エレミニスト編集部

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2023.10.05
LIFESTYLE
編集部オリジナル

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目次

はがきと切手、外貨

話し合うはがきと切ってのイラスト

ステナイ生活

「ステナイ生活」は、バングラデシュやネパールなど南アジアで支援活動を行っているNGO「シャプラニール」の取り組みだ。はがきや切手(ともに未使用、使用済み可)、未使用のテレホンカードのほか、金券、外貨紙幣、貴金属、本やCD・DVDなどを寄付できる。

送ったものは日本の専門業者で換金され、買取り額がそのまま海外協力活動への寄付金になる。はがき10枚または本10冊(400円相当)が、家事使用人として働く少女のための支援センターで行われる読み書きの授業1回分相当の寄付となる。

利用方法
1、寄付したいものを集め(※1)、封筒などに入れる。
2、指定の住所へ送る(※2)。

(※1)集める方法はホームページを参照。
(※2)本やCDなどは、シャプラニール事務所(03-3202-7863)で無料集荷を受け付ける。

送付先
〒169-8611
東京都新宿区西早稲田2-3-1
シャプラニール「ステナイ生活」係

ステナイ生活(特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会)
https://www.shaplaneer.org/sutenai/

ジョイセフ

公益財団法人「ジョイセフ」は、1968年の創設当時から半世紀にわたり、世界の女性の命と健康を守る活動に取り組んでいる。

ジョイセフに寄せられた書き損じはがきやコインや紙幣(※)、携帯電話、タブレットなどは、日本および海外のコレクターや取り扱い業者を通じで換金され、その収益は主に途上国の女性支援に活かされる。さらに、教育の機会に恵まれない女の子の就学支援のため、使用済みのランドセルと、新品の学用品も受け付け中だ。

※現在流通していない貨幣も対象、日本の古銭・紙幣含む

利用方法
1. 寄付する物品を封筒などで梱包する(※)。
2. 指定の送付先に送る。

※コイン・紙幣・貴金属類を送付する際は、ホームページから専用のGoogleフォームに入力し、回答のコピーを同封する。

送付先
〒162-0843
東京都新宿区市谷田町1-10 保健会館新館8階
公益財団法人ジョイセフ
市民社会連携グループ:収集ボランティア係

公益財団法人ジョイセフ
https://www.joicfp.or.jp/jpn/

タオルや新聞紙

犬と猫を模したタオルと新聞紙のイラスト

犬と猫のためのライフボート

NPO法人「犬と猫のためのライフボート」は、保健所などの行政機関で殺処分されるはずだった犬と猫を施設に保護し、里親を探す活動を行う団体だ。寄付できるものは、犬や猫の生活に欠かせない、タオル類や新聞紙、猫砂、ペットシーツなど。

タオルは新古は問わないが、キルティング素材、シーツ素材のものは寄付できない。送付時には留意してほしい。これらは動物の部屋の敷物や掃除などで活用される。募集状況には変動があるので必ずホームページで確認しよう。

利用方法
1. ホームページで支援物資の募集リストを確認する。
2. 支援物資をダンボールなどに詰める。
2. ホームページに記載されている、指定の住所まで送る。

送付先
〒277-0924
千葉県柏市風早2-3-16
ライフボート 支援物資係

NPO法人犬と猫のためのライフボート
https://www.lifeboat.or.jp/

家具・家電

あつまって笑う家電のイラスト

モノギフト

「モノギフト」は、ホームレス状態にある人、生活困窮者を対象に支援活動を行う認定NPO法人「Homedoor」と、リサイクルショップ「良品買館」が提携運営するサービスだ。現在受付けている寄付は主に家具や家電、食品で、ホームレス状態からの脱出を支援するシェルター施設で利用される。

それ以外の物品は「良品買館」が買い取り(※)、査定額がホームレス支援の資金として充てられている。寄付の方法は送付と持ち込みの二通りあるので都合に合わせて選びたい。

(※)関西圏のみ。

利用方法
1. ホームページから申し込む。
2. Homedoor事務局から連絡がくる。
3. すぐに使えるものは指定の送り先へ送付、または持ち込む。

送付先
〒531-0074
大阪府大阪市北区本庄東1-9-14
NPO法人Homedoor 寄付係

モノギフト(認定NPO法人Homedoor)
http://monogift.homedoor.org/

化粧品・コスメ

不要な化粧品・コスメは、使用期限内できれいな状態のものであれば寄付できる。もし使用期限が切れていたり、見た目の状態が悪かったりした場合は、クレヨンなどの画材にアップサイクルするサービスを利用してもいいだろう。寄付先や詳しいアップサイクルの方法は、下記記事で紹介している。

不要&使いかけのコスメ 捨てずに活用する4つのアイデア

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誰でも簡単に利用できる寄付サービス

生活をしていれば、不用品は必ず出るもの。だからこそ不用品をごみとして捨ててしまう前に、「これは寄付に出せそうか?」と一度立ち止まってほしい。

誰かに再利用してもらえれば、環境負担を軽減できるばかりか、世界中の困っている人々の生活を支援することができる。今年の大掃除で出た不用品は、“誰か”の役に立ててみてはいかがだろうか?

イラスト/川合翔子、編集・執筆協力/mio.nemoto

※掲載している情報は、2023年10月5日時点のものです。

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