不用品は捨てずに寄付を 信頼できる寄付サービスを品目別に紹介

話し合うはがきと切手のイラスト

年末年始や引っ越しなど、部屋を片付けることで出てくる不用品は、まだまだきれいであれば、困っている人たちの役に立つことがある。この記事では6つの品目ごとに、不用品を寄付できるサービスや団体を紹介する。

2020.12.18

家の不用品でも誰かの役に立てられる

部屋の片付けをすると、不用品が必ず出てくる。処分しなければと思いながらも、まだ使えるものを捨てることに罪悪感を覚える人も少なくないだろう。

人気のフリマアプリやネットオークションで売るのもいいが、困っている誰かの役に立てるかもしれない“寄付”という選択があることも覚えておいてほしい。

寄付するときに気をつけたいポイント

物品を寄付する際は、しっかりと役立ててくれる団体かどうか調べよう。経歴や活動実績、寄付金の最終的な用途などがホームページに明確に表記され、透明性のあることが重要だ。

物品を送る際には、まず状態に注意しよう。壊れているのはもちろんのこと、汚れがついていたり不衛生だったりすると寄付にはならない。

団体によっては受け入れする物品や送り方についての細かい規定があり、時期によっては受け入れを中止している場合もある。ホームページで掲載されている項目は、必ず確認しよう。

ではさっそく、不用品のアイテム6つごとに、寄付を募っているおすすめの団体を厳選して紹介する。

6つの品目別に見るおすすめの寄付先

古着

古着のイラスト

古着deワクチン

「古着deワクチン」は、専用回収キットを購入して古着やバッグを送り、社会に役立てる仕組み。集まった衣類は主に開発途上国に輸出され、現地で選別し安価で再販されることで、現地の雇用創出の助けになる。

さらに「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」を通じて、一口につき5人分のポリオワクチンが贈られる。後日ホームページからレビューすれば、1件につき1人分のワクチン寄付も追加できる。

利用方法
1. ホームページから専用回収キット(税込3,300円)を購入する。
2. 大きな強化紙袋や着払い伝票などが届くので、紙袋に衣類や靴、バッグ、服飾雑貨を詰める。
3. 佐川急便に集荷依頼して引き渡す。

古着deワクチン(日本リユースシステム)
https://furugidevaccine.etsl.jp/

こども服みらいファンド

子ども服のオンライン買取りサービス「キャリーオン」と内閣府が提携してスタートさせた「こども服みらいファンド」。寄付した子ども服はキャリーオンが査定して、買取り金額が政府の運営する「子どもの未来応援基金」に全額寄付されるというプログラムだ。

その寄付金は子どもの貧困対策や生活支援を行うNPOや民間団体に渡り、子どもの学習機会の創出生活環境の向上といった自立支援に充てられる。

利用方法
1. ホームページから申し込みフォームに入力。
2. ダンボールや紙袋(使いまわしでもOK)を用意して衣服を梱包し、指定の住所に元払いの宅配便で送る。
3. 査定後に寄付額がメールで届く。

送付先
〒106-0047
東京都港区南麻布2-10-2 シェラン南麻布3F
キャリーオン
電話:050-3740-5010

こども服みらいファンド(株式会社キャリーオン)
https://kodomofukufund.jp/

文房具

空を飛ぶ文房具のイラスト

ワールドギフト

「ワールドギフト」で寄付できるものは、ノート、消しゴム、定規、鉛筆や色鉛筆、はさみ、クリアファイルなどの文房具。いずれも使いかけでも送付できる。そのほか、バッグ、ランドセル、おもちゃ類、ベビー用品、台所用品、化粧品(使いかけ・サンプルも可)、香水にいたるまで広範囲に渡って受け付けている。また、ハンガーは針金やプラスチックなどの素材を問わない。

日本の不用品は、「捨てたくない」「誰かに使ってもらいたい」と望まれているものが世界中で再利用され、途上国支援に役立てられる。日本では捨てられてしまうものでも、世界へ羽ばたくことで、喜んで使ってもらうことができるのだ。

利用方法
1. 使用済みのダンボールなどを準備し、寄付するものを詰める。
2. ホームページのメールフォームから集荷を依頼。
3. 集荷日までに、指定の口座に銀行振込で支払い(※)を済ませ、宅配業者に荷物を渡せば完了。

(※)段ボールなどは120サイズ2400円〜160サイズ3700円まで対応。再利用を追求するための送料、積み込み費、人件費、光熱費などが含まれる。

ワールドギフト(国際社会支援推進会)
https://world--gift.com/

書籍

棚に入っている書籍と本を読む人のイラスト

チャリボン

本の手放す際の選択肢として、本を寄付金に変え、NPO団体や学校、社会課題解決をめざすプロジェクトなどを支援できるのが、「チャリボン」だ。

「貧困のない世界を目指して」「大学、教育機関」「子供たちと明るい未来」などホームページに列挙されたテーマから、自分自身の関心のある社会課題・支援先を指定できるというシステムが魅力的だ。寄付につながる本は、こちらを参考にしてほしい。

利用方法
1. ダンボールを準備し本を詰める。ホームページで支援したい団体を選ぶ。
2. 専用フォームに希望の集荷日時などを入力して申し込む。
3. 荷物を業者に渡せば完了(※)。
4. 申込から2週間程度で結果報告メールが手元に届く。

(※)5冊以上は送料無料。

チャリボン(株式会社バリューブックス)
https://www.charibon.jp/

はがきと切手、外貨

話し合うはがきと切ってのイラスト

ステナイ生活

「ステナイ生活」は、バングラデシュやネパールなど南アジアで支援活動を行っているNGO「シャプラニール」の取り組みだ。はがきや切手(ともに未使用、使用済み可)、未使用のテレホンカードのほか、金券、外貨紙幣、貴金属、本やCD・DVDなどを寄付できる。

送ったものは日本の専門業者で換金され、買取り額がそのまま海外協力活動への寄付金になる。はがき10枚または本10冊(400円相当)が、家事使用人として働く少女のための支援センターで行われる読み書きの授業1回分相当の寄付となる。

利用方法
1、寄付したいものを整え(※1)、封筒などに入れる。
2、指定の住所へ送る(※2)。

(※1)整える方法はホームページを参照。
(※2)本やCDなどは、シャプラニール事務所(03-3202-7863)で無料集荷を受け付ける。

送付先
〒169-8611
東京都新宿区西早稲田2-3-1
シャプラニール「ステナイ生活」係 早稲田奉仕園内

ステナイ生活(特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会)
https://www.shaplaneer.org/sutenai/

ジョイセフ

公益財団法人「ジョイセフ」は、1968年の創設当時から半世紀にわたり、世界の女性の命と健康を守る活動に取り組んでいる。

ジョイセフに寄せられた書き損じはがきやコインや紙幣(※)、携帯電話、パソコンなどは、日本および海外のコレクターや取り扱い業者を通じで換金され、その収益は主にアジア、アフリカ、ラテンアメリカの国への支援に活かされる。開発途上国のニーズに応えてランドセルや学用品なども受け付け中だ。

※現在流通していない貨幣も対象、日本の古銭・紙幣含む

利用方法
1. 寄付する物品を封筒などで梱包する(※)。
2. 指定の送付先に送る。

※コイン・紙幣・貴金属類を送付する際は、ホームページから専用のGoogleフォームに入力し、回答のコピーを同封する。

送付先
〒162-0843
東京都新宿区市谷田町1-10 保健会館新館8階
公益財団法人ジョイセフ
市民社会連携グループ:収集ボランティア係

公益財団法人ジョイセフ
https://www.joicfp.or.jp/jpn/

タオルや新聞紙

犬と猫を模したタオルと新聞紙のイラスト

犬と猫のためのライフボート

NPO法人「犬と猫のためのライフボート」は、保健所などの行政機関で殺処分されるはずだった犬と猫を施設に保護し、里親を探す活動を行う団体だ。寄付できるものは、犬や猫の生活に欠かせない、タオル類や新聞紙、ペットシーツなど。

タオルは新古は問わないが、キルティング素材、シーツ素材のものは寄付できない。送付時には留意してほしい。これらは動物の部屋の敷物や掃除などで活用される。募集状況には変動があるので必ずホームページで確認しよう。

利用方法
1. 支援物資をダンボールなどに詰める。
2. ホームページに記載されている、指定の住所まで送る。

NPO法人犬と猫のためのライフボート
https://www.lifeboat.or.jp/

家具・家電

あつまって笑う家電のイラスト

モノギフト

「モノギフト」は、ホームレス状態にある人、生活困窮者を対象に支援活動を行う認定NPO法人「Homedoor」と、リサイクルショップ「良品会館」が提携運営するサービスだ。現在受付けている寄付は主に家具や家電で、ホームレス状態からの脱出を支援するシェルター施設で利用される。

それ以外の物品は「良品会館」が買い取り(※)、査定額がホームレス支援の資金として充てられている。寄付の方法は送付と持ち込みの二通りあるので都合に合わせて選びたい。

(※)関西圏のみ。

利用方法
1. ホームページから申し込む。
2. Homedoor事務局から連絡がくる。
3. すぐに使えるものは指定の送り先へ送付、または持ち込む。

送付先
〒531-0074
大阪府大阪市北区本庄東1-9-14
NPO法人Homedoor 寄付係

モノギフト(認定NPO法人Homedoor)
http://monogift.homedoor.org/

誰でも簡単に利用できる寄付サービス

生活をしていれば、不用品は必ず出るもの。だからこそ不用品をごみとして捨ててしまう前に、「これは寄付に出せそうか?」と一度立ち止まってほしい。

誰かに再利用してもらえれば、環境負担を軽減できるばかりか、世界中の困っている人々の生活を支援することができる。今年の大掃除で出た不用品は、“誰か”の役に立ててみてはいかがだろうか?

イラスト/川合翔子、編集・執筆協力/mio.nemoto

※掲載している情報は、2020年12月18日時点のものです。

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