不用品は捨てずに寄付を 信頼できる寄付サービスを品目別に紹介

話し合うはがきと切手のイラスト

年末年始や引っ越しなど、部屋を片付けることで出てくる不用品は、まだまだきれいであれば、困っている人たちの役に立つことがある。この記事では、古着・文房具・書籍・はがき・切手・外貨・タオルや新聞紙・家具家電・化粧品について、不用品を寄付できるサービスや団体を紹介する。

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2023.10.05
目次

家の不用品でも誰かの役に立てられる

部屋の片付けをすると、不用品が必ず出てくる。処分しなければと思いながらも、まだ使えるものを捨てることに罪悪感を覚える人も少なくないだろう。

人気のフリマアプリやネットオークションで売るのもいいが、困っている誰かの役に立てるかもしれない“寄付”という選択があることも覚えておいてほしい。

寄付するときに気をつけたいポイント

物品を寄付する際は、しっかりと役立ててくれる団体かどうか調べよう。経歴や活動実績、寄付金の最終的な用途などがホームページに明確に表記され、透明性のあることが重要だ。

物品を送る際には、まず状態に注意しよう。壊れているのはもちろんのこと、汚れがついていたり不衛生だったりすると寄付にはならない。

団体によっては受け入れする物品や送り方についての細かい規定があり、時期によっては受け入れを中止している場合もある。ホームページで掲載されている項目は、必ず確認しよう。

ではさっそく、不用品のアイテム6つごとに、寄付を募っているおすすめの団体を厳選して紹介する。

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古着

古着のイラスト

古着deワクチン

「古着deワクチン」は、専用回収キットを購入して古着やバッグを送り、社会に役立てる仕組み。集まった衣類は主に開発途上国に輸出され、現地で選別し安価で再販されることで、現地の雇用創出の助けになる。

さらに「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」を通じて、一口につき5人分のポリオワクチンが贈られる。後日ホームページからレビューすれば、1件につき1人分のワクチン寄付も追加できる。

利用方法
1. ホームページから専用回収キット(税込3,300円、ミニ版2,500円などもあり)を購入する。
2. 大きな強化紙袋や着払い伝票などが届くので、紙袋に衣類や靴、バッグ、服飾雑貨を詰める。
3. 佐川急便に集荷依頼して引き渡す。

古着deワクチン(日本リユースシステム)
https://furugidevaccine.etsl.jp/

こども服みらいファンド

子ども服のオンライン買取りサービス「キャリーオン」と内閣府が提携してスタートさせた「こども服みらいファンド」。寄付した子ども服はキャリーオンが査定して、買取り金額が政府の運営する「こどもの未来応援基金」に全額寄付されるというプログラムだ。

その寄付金は子どもの貧困対策や生活支援を行うNPOや民間団体に渡り、子どもの学習機会の創出生活環境の向上といった自立支援に充てられる。

利用方法
1. ホームページから申し込みフォームに入力。
2. ダンボールや紙袋(使いまわしでもOK)を用意して衣服を梱包し、指定の住所に元払いの宅配便で送る。
3. 査定後に寄付額がメールで届く。

送付先
〒153-0043
東京都目黒区東山1-8-14 カイタックインターナショナルビル6階
キャリーオン
電話:050-3740-5010

こども服みらいファンド(株式会社キャリーオン)
https://kodomofukufund.jp/

文房具

空を飛ぶ文房具のイラスト

ワールドギフト

「ワールドギフト」で寄付できるものは、ノート、消しゴム、定規、鉛筆や色鉛筆、はさみなどの文房具。いずれも使いかけでも送付できる。そのほか、バッグ、ランドセル、おもちゃ類、ベビー用品、台所用品、化粧品(使いかけ・サンプルも可)、香水にいたるまで広範囲に渡って受け付けている。また、針金やプラスチックなどの素材を問わない。

日本の不用品には「捨てたくない」「誰かに使ってもらいたい」と望まれているものがあり、これらが世界中で再利用され、途上国支援に役立てられる。日本では捨てられてしまうものでも、世界へ羽ばたくことで、喜んで使ってもらうことができるのだ。

※なお、寄付できるものと避けた方がいいものについては、そのときの需要や在庫状況により異なるため、詳しくはワールドギフトのサイトやSNSを参照するのがおすすめだ。

利用方法
1. 使用済みのダンボールなどを準備し、寄付するものを詰める。
2. ホームページの
メールフォームから集荷を依頼。
3. 集荷日までに、指定の口座に銀行振込で寄附金の振込(※)を済ませ、宅配業者に荷物を渡せば完了。

(※)段ボールなどは140サイズ2900円〜160サイズ3700円に対応。海外輸送費のほか、支援活動に役立てられる。

ワールドギフト(国際社会支援推進会)
https://world--gift.com/

書籍

棚に入っている書籍と本を読む人のイラスト

チャリボン

本を手放す際の選択肢として、本を寄付金に変え、NPO団体や学校、社会課題解決をめざすプロジェクトなどを支援できるのが、「チャリボン」だ。

「貧困のない世界を目指して」「被災地の明日を支える」「子供たちと明るい未来」などホームページに列挙されたテーマから、自分自身の関心のある社会課題・支援先を指定できるというシステムが魅力的だ。

寄付につながる本は、こちらを参考にしてほしい。また本のほかに、DVD・アルバムCD、利用できる状態のゲーム機、ゲームソフトも対象となる。

利用方法
1. ダンボールを準備し本を詰める。ホームページで支援したい団体を選ぶ。
2. 専用フォームに希望の集荷日時などを入力して申し込む。
3. 荷物を業者に渡せば完了(※)。
4. 申込から2週間程度で結果報告メールが手元に届く。

(※)5冊以上は送料無料。

チャリボン(株式会社バリューブックス)
https://www.charibon.jp/

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はがきと切手、外貨
※掲載している情報は、2023年10月5日時点のものです。

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