【保存版】サステナビリティを楽しく学べるおすすめ映画作品11選

リビングルームでテレビ画面を見る家族

Photo by Kevin Woblick on Unsplash

地球や生き物、買い物のやり方など、映画やドキュメンタリーを通して見つめてみるのはどうだろう?考えてもみなかった新たな視点や学びにつながるかもしれない。本記事では、サステナビリティを軸に、食、ウェルビーイングなどのテーマ別にNetflix等で楽しめるおすすめ作品を紹介する。

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エレミニスト編集部

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2025.12.30

1 食と環境のつながりを知る作品

『Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』


「温室効果ガスの排出量は畜産業によるものが多いが、政府や環境保護団体はその問題に目を向けないのか?」という疑問を持った監督が、畜産業と気候変動などの問題に切り込むドキュメンタリー。‟工業式農業”に触れることがタブー視されていた2014年に、いち早く畜産業の事実に迫った作品だ。

『Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』
2014年
放映:Netflix
テーマ:気候変動、畜産業
上映時間:85分

『Seaspiracy: 偽りのサステイナブル漁業』


「愛する海の生態系を守りたい」と、メガホンを取った同作品の監督。その結果、目の当たりにしたのは、海洋資源の搾取や生態系の破壊、さらに世界規模の隠蔽工作といった現実だった。『偽りのサステイナブル漁業』という衝撃的なタイトルからも、「サステナブル」の言葉で片付けることへのリスクにも問題提起をしている。

『Seaspiracy: 偽りのサステイナブル漁業』
2021年
放映:Netflix
テーマ:海洋汚染・乱獲
上映時間:89分

2 地球について改めて考えられる作品

『OUR PLANET 私たちの地球』


WWF(世界自然保護基金)とNetflix、Silverback Filmsが共同で制作した、豪華制作陣によるドキュメンタリー。世界50か国で3万5000日をかけて撮影されたシーズン1につづく、シーズン2。クオリティ高い映像で自然の圧倒的な美しさやエネルギーを実感できるとともに、気候変動による生物への影響を問いかけられる。

『OUR PLANET 私たちの地球』

2023年(シーズン2)
放映:Netflix
テーマ:気候変動・生物

『キス・ザ・グラウンド:大地が救う地球の未来』


昨今、注目されている「リジェネラティブ農業(再生農業)」が、なぜ地球を救う解決策のひとつであるか、わかりやすくまとめた作品。土壌再生によって、生態系が回復され、食料供給にも結び付くことが、実感として理解できるはずだ。

『キス・ザ・グラウンド:大地が救う地球の未来』
2020年
放映:Amazon Prime
テーマ:リジェネラティブ(環境再生)・土壌
上映時間:84分

土からリジェネラティブな未来をつくる ドキュメンタリー映画『Kiss the Ground』

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『ドント・ルック・アップ』


落ちこぼれの天文学者はある日、教え子の大学院生とともに、巨大な水性が地球に衝突する恐れがあることを発見。人々にこの危機を伝えようと躍起になるが、その警告は空回りしてばかりで、そのうちに事態は思わぬ方向へ転じていく……。レオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンス主演の話題作。

『ドント・ルック・アップ』

2021年
放映:Netflix
テーマ:地球の危機
上映時間:145分

3 よりよく生きるポイントを知る作品

『ザック・エフロンが旅する明日の地球』


俳優のザック・エフロンが、ウェルネス専門家のダリン・オリエンとともに世界を旅しながら、健康的かつ持続可能なライフスタイルを探すシリーズ。環境問題などについて知りながら、自身もヘルシーでサステナブルな生活を実践するためのヒントが散りばめられている。

『ザック・エフロンが旅する明日の地球』

2020年
放映:Netflix、Amazon Prime
テーマ:ウェルビーイング
シーズン1~2

『ゲームチェンジャー: スポーツ栄養学の真実』


食事をプラントベースフードに変えると、からだが変わる。トップアスリートの食生活と、健康面やパフォーマンスへの影響について、栄養学の観点から迫るドキュメンタリー。さらに環境にもメリットをもたらすことも紹介し、プラントベースフードが人にとっても、環境にとっても、ゲームチェンジャーになることがわかる作品。

『ゲームチェンジャー: スポーツ栄養学の真実』

2019年
放映:Netflix
テーマ:プラントベースフード、身体パフォーマンス
上映時間:85分

『100まで生きる: ブルーゾーンと健康長寿の秘訣』


ベストセラー作家で探検家のダン・ビュイトナーが、調査のすえにたどり着いた5つのブルーゾーン。沖縄(日本)、サルデーニャ島(イタリア)、イカリア島(ギリシャ)、ニコジャ半島(コスタリカ)、ロマリンダ(米国)は、100才まで生きる人が高いという。そこから、人生を楽しみながら元気に生きるための秘訣を探る。

『100まで生きる: ブルーゾーンと健康長寿の秘訣』

2023年
放映:Netflix
テーマ:ウェルビーイング、コミュニティ、食事

4 ファッション業界や大量消費にフォーカスした作品

『ファッション・リイマジン』


VOGUEの新人賞を受賞したデザイナーのエイミーが、10万ポンドの賞金を手に立ち上げたのが、「飾り物はいらない」を意味するサステナブルブランド「No Frills」だった。環境負荷の少ない素材やエシカルな生産方法に注力するエイミーの実話にもとづいたストーリー。ファッション業界の問題やエシカルファッションについて知ることができる作品。

『ファッション・リイマジン』

2022年
放映:Amazon Prime
テーマ:エシカルファッション、透明性
上映時間:100分

『今すぐ購入: 購買意欲はこうして操られる』


次々に新しいものが販売され、次々にそれらが欲しくなってしまう。そんな消費者心理は、ブランド側の販売戦略だった……。大量生産や大量消費は、企業やブランドのマーケティング戦略によるものであることに切り込む。「エシカル消費」について改めて考えさせられるドキュメンタリー。

『今すぐ購入: 購買意欲はこうして操られる』

2024年
放映:Netflix
テーマ:マーケティング
上映時間:84分

6 ジェンダーをテーマにした海外&日本映画

GBTQ+やトランスジェンダーをはじめとする性的マイノリティが抱える問題などをテーマにした、ジェンダー映画11本は下記記事を参考にしてほしい。

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『ふつうの子ども』

監督:呉美保(『そこのみにて光輝く』2014、『きみはいい子』2015)
脚本:高田亮(『そこのみにて光輝く』2014、『きみはいい子』2015)
製作幹事・配給:murmur 
9月5日(金)テアトル新宿ほか全国公開
公式サイト:https://kodomo-film.com/index.html

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※掲載している情報は、2025年12月30日時点のものです。

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