デザイン性も機能性も高い、おしゃれなサステナブルグッズが誕生するなか、『ELEMINSIT SHOP』でもたくさんの新商品が登場した。そこで『ELEMINIST SHOP』に加わった最新グッズのなかから、よく売れた&注目度がとくに高かった10のブランドをピックアップ。環境に負荷のかかりにくいアイテムを探そうと思う方は、ぜひ参考にしてみて。
ELEMINIST Editor
エレミニスト編集部
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サボテン由来のヴィーガンレザーの「CACTUS TOKYO(カクタストーキョー)」。サボテン繊維と植物を主な原料とするバイオポリウレタンからできたサボテンレザーは、皮が柔らかく、しなりがあるのが特徴。動物由来のレザーや、石油由来のフェイクレザーと比べて、CO2排出量や水使用量を大幅に削減できる。ヴィーガンレザーという選択肢への注目度の高まりか、『ELEMINIST SHOP』でも「CACTUS TOKYO」の人気が集まったようだ。
『ELEMINIST SHOP』では、財布(ミニウォレット、長財布)、カードケース、スマートウォレット、トールバッグがラインアップしている。
徳島県の特産である「すだち」の精油を使った、ヴィーガンオイルの「UNUA(ウヌア)」が、ビューティ部門では注目を集めた。すだちというと、料理の付け合わせのイメージが強いかもしれないが、すだちの香りは、心の揺らぎや緊張をほどき、深くいたわり、メンタル面にもプラスをもたらしてくれるという。
「UNUA」では100%徳島県産のすだちを使用しており、高齢化や担い手不足の問題に直面している徳島のすだち生産の支援にもつながる。すだちの香りのオイルという珍しさに加え、すだちの支援につながることも、「UNUA」が支持を集めた理由のひとつ。おまけに、顔・体・髪・フェムケアまで全身に使える、使い勝手の良さも◎。
「Little Hands Hawaii(リトルハンズハワイ)」は、ハワイ発のナチュラルなサンスクリーンブランド。サンゴの白化につながるとされる「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」「パラベン」などの化学合成物質は一切使わず、100%自然のものでつくられたノンケミカルの日焼け止め。「環境に負荷の小さい日焼け止めを選びたい」という方を中心に、売れ行きが好調となったよう。生後6週間以降の子どもも使えて、石けんで落とせるところも魅力。
手を汚さずに使えるスティックタイプ、大容量の缶タイプ、携帯に便利なミニサイズがラインアップ。それぞれに、下地変わりに使えるクリアと、BBクリームのようなカバー力もあるベージュの2つのカラーが揃っている。
ビューティで人気があったのは、シャンプーバーやコンディショナーバーの「Ethique(エティーク)」。プラスチックによる海洋汚染に心を痛めた創業者が、コンペティションやクラウドファンディングを経て、プラスチックフリーの製品づくりを実現して生まれたブランドだ。パッケージは生分解性のものを採用し、ブランドの拠点となるニュージーランドでは植樹プロジェクトにも参加している。
シャンプーバーとコンディショナーバーは、どちらも天然由来成分100%。水を使わない独自製法で、美容液成分と洗浄成分のみをギュッと濃縮している。髪質や髪の悩みにあわせて選べるよう、シャンプーバーは6タイプ、コンディショナーバーは2タイプを展開。生分解性のバーコンテナ(石けん置き)もどうぞ。
栄養素が豊富で、「奇跡の木」や「生命の木」と呼ばれるスーパーフードのモリンガ。「Into(イントゥー)」は、そんなモリンガから生まれたコスメ&サプリメントブランドだ。インドネシアの提携農園で3000本の植林を行い、完全無農薬で栽培しているものを使用している。
『ELEMINIST SHOP』で取り扱うのは、マルチバーム、ローション、セルフケアオイルなどのビューティケアアイテムのほか、モリンガ粉末やエナジーバーもある。モリンガのパワーを、お肌から、体内から、ぜひ感じてみて。
心もからだも植物のやさしさで癒したい……。そんな人におすすめしたいのが「AWA Olfactory Co.(アワ オルファクトリー コー)」。2017年に広島で生まれたブランドで、古来から使われてきたヨモギなどの薬草をベースに、自然療法を取り入れている。
フェイスバームは、ヨモギ、ミツロウ、セサミオイルミツロウ、オリーブオイルを原料につくられている。また、フェイスバー(洗顔石けん)は、農園に自生するヨモギをセサミオイルに浸出させて、加熱をせずにじっくり自然乾燥させたコールドプロセス製法でつくりあげている。植物の力でお肌にリッチなうるおいを届けてほしい。
『ELEMINIST SHOP』で取り扱いを開始して、すぐに注目度が急上昇したのが、プラスチックフリーのサニタリーパッドを展開する「limerime(ライムライム)」。同ブランドによると、一般的な生理用品1枚にはレジ袋4枚分に相当するプラスチックが含まれているという。そこで、竹・とうもろこし・木製パルプを使用し、99%生分解性のサニタリーパッドを開発したのがこのブランドだ。
消臭力・抗菌力・通気性・制電性・吸湿性に優れ、成長の早い竹を使用しており、ムレにくく、不快なニオイを軽減。のシルクのような肌ざわりで、つけていることを忘れるほど。昼用、昼用スリム、夜用があり、3枚入りのトライアル用もあるから、気になったらまずはそちらから使ってみては。
フード部門で人気を集めたのが、プラントベースフードを取り扱う「The POW BAR(ザパウバー)」。「自然に寄り添う暮らしと食」とコンセプトに、認証の有無に関わらず、オーガニックな農産物を使い、地球へ負荷がかかりにくいプラントベースの無添加エナジーバーを展開している。また、商品の特性からプラスチック製パッケージを使わざるを得ないが、それ以上のプラスチックを削減しようと、「プラスチックネガティブ」のアクションを推進する団体へ売上の一部を寄付している。
「The POW BAR」のエナジーバーは、全部で4種類。栄養たっぷりのナッツやフルーツがぎっしりと入り、腹持ち良く満足感が高い。小腹が空いたときや忙しいときの軽食、アウトドアシーンや非常食にも役立ちそう。『ELEMINIST SHOP』では、Gift Pack(4本セット)と、Mixed Box(12本セット)を取り扱っている。ギフトにもピッタリのパッケージに入って届く。
『ELEMINIST SHOP』ではペット関連グッズの取り扱いもあり、そのなかで2024年に注目を集めたのが、「earth rated(アースレイテッド)」。2009年にカナダで生まれたペット用品ブランドで、環境に配慮したものづくりを行っている姿勢が評価され、B Corp認証を取得している。
「earth rated」の看板商品であるうんち袋は、再生プラスチックを65%使っており、ニオイ漏れや破れを気にせず使える極厚タイプ。さらに、外装材やロールの芯には間伐材を使用している。この結果、一般的な袋と比べて、CO2使用量を22%程削減している。ペット用ボディシートは植物由来成分100%で、アルコールやパラベンは100%不使用だ。
同じくペットブランドの「Hoippo(ホイッポ)」も支持が厚い。フードロスに取り組んだ無添加のペットフードをはじめ、再利用の可能性など、使った後のことも考えた製品展開を行っているのが特徴だ。金沢の漁港から獲れる旬の魚一尾をそのままフードにした、肉を使っていない無添加ドッグ&キャットフードや、有機認証のおからを使用した化学物質不使用の猫砂などがラインアップしている。
ペットシーツには石油由来のポリエチレンを使わず、植物由来の生分解性プラスチックであるPLA(ポリ乳酸)を使うなど工夫している。そのほか、天然由来のミネラルと乳酸菌でやさしく洗える海洋ミネラルシャンプー、100%自然由来の抗菌&消臭スプレーもぜひチェックしてみて。
気候変動の問題が深刻化しているいま、私たちにできることのひとつが、このような環境に配慮したアイテムを選ぶことかもしれない。自分用に、そしてギフト用に、ぜひ考えてみてはいかがだろう。
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