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LVMHは、先日開催されたCOP28を受けて、これまでの環境戦略「LIFE360」の強化策を発表。さらに、米マイアミの15店舗で2025年までに100%グリーン電力への移行を目指すことを明らかにした。
Kanae Tahara
Freelance PR / Writer
社会貢献×ライフスタイルを軸にした日本国内の企業で広報、PR、コンテンツ制作などの経験を積み、2023年よりフリーに。現在カナダ在住。
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LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(以下LVMH)は、ラグジュアリーブランドの代表格であるだけでなく、環境への強いコミットメントを示してきた企業として知られている。
そのひとつが、同社が2021年に発表した、環境パフォーマンスの向上を⽬的としたプログラム「LIFE360」だ。⽣物多様性の保護や気候変動に対し、具体的な数値⽬標を⽰して取り組んでいる。
そして、先日開催されたCOP28(国連気候変動枠組条約の締約国会議)に合わせ、これを一層強化することを発表した。強化された内容は、ユネスコと共に取り組んでいるアマゾン森林破壊対策プログラムの一環で、アマゾンサステイナビリティー財団に100万ユーロを支援すること。また、UAEのショッピングセンターのディベロッパー4社との環境負荷軽減をしたパートナーシップへの合意などが含まれる。
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またLVMHは、アメリカのマイアミ・デザイン地区とのパートナーシップを発表。この提携により、同地区にあるLVMHの15店舗は、2025年までに100%グリーン電力への移行を目指す。
また、LVMHの新しい店舗では、主要な資材を地元から調達し、2025年までにFSC認証を受けた木材を100%使用する。その他にも、店舗の水の使用量をエネルギー政策法の基準よりも20%低く抑えることや、エネルギーモニタリングシステムの構築、営業時間外におけるストアライトの点灯削減等も行う。
LVMHは環境への取り組みにおいて積極的にイノベーションを推進し、ビジネスの成長と環境保護を同時に進める姿勢も示している。これらの取り組みは、他の企業にとって環境対策を模索する上で重要なインスピレーションとなるだろう。
LVMHのような世界的な大手企業が環境への取り組みを積極的に進めることは、他の企業や世界の人々にもいいインパクトをもたらしていくのではないだろうか。
※参考
LVMH and Miami Design District Unveil Sustainability Partnership|WWD
At COP 28, LVMH announces a redoubling of its biodiversity and climate initiatives, in line with its LIFE 360 environmental program | LVMH
LIFE 360 | LVMH
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