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日本時間の2023年9月8日、モロッコでマグニチュード6.8の地震が発生した。被害の状況はわかっていないものの、すでに死者は2800人を超えるとみられ、被害は同国で60年以上ぶりとなるほど甚大と言われる。寄付金や義援金などの支援先を紹介する。
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モロッコで8日深夜に起きた、マグニチュード6.8の大地震。11日時点で、死者は2800人を超え、モロッコで60年以上ぶりの甚大な被害になるとみられている。震源に近いマラケシュでは、世界遺産の建物などが崩壊。マラケシュとその周辺地域で、30万人以上が被災したとみられている。ただ、被災の全容はまだわからず、死傷者は今後さらに増える可能性が高い。
モロッコの地震に対して、さまざまな寄付・募金・支援金を呼び掛ける動きが出てきている。
ユニセフ(国連児童基金)は、世界中の子どもたちの命と権利を守るために活動を行っている。2017年のユニセフの報告では、モロッコ、アルジェリア、ヨルダン、イラクなどの中東・北アフリカ地域の11か国では、子どもの4人に1人が貧困に見舞われているという。ウクライナ、トルコ・シリア地震など、緊急支援も引き続き行っている。
世界各国にある赤十字社、赤新月社とともに、災害、紛争、病気などに苦しむ世界中の人々を支援する赤十字。モロッコにある赤新月社では、地震発生直後に救護チームを出動して、応急救護をはじめている。
自然災害、紛争、貧困などによって危機に直面する人に、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助を届けている国境なき医師団。モロッコでの地震発生を受けて、被災地でのニーズを把握して、医療援助チームを直ちに派遣できるよう、現地当局と調整を進めている。
2023年8月にハワイ、マウイ島で起きた山火事でも、いちはやく寄付活動を開始している国際NGOの「ピースウィンズ・ジャパン」。Yahoo!ネット募金でも、日本円での寄付金を集めている。
モロッコ以外でも、世界では紛争や自然災害に見舞われている地域が少なくない。とくにここ1年で、地震や山火事のような自然災害で被害に遭う方が多い。そのような地域や人々を引き続き支援していくことも、忘れてはならないだろう。
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