カゴメ株式会社が「プラントベースフード」に関する調査をおこない、結果を発表した。7割超(70.8%)が、味への不安が「ある」と答えた一方で、99.0%が「おいしかった」と回答し、今後の継続意向についても、99.5%もの人が「また食べたい」と答えた。
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植物由来の原材料を使用したプラントベースのカレーやパスタソースなどが楽しめる「カゴメ プラントベースシリーズ」を展開するカゴメ株式会社が「プラントベースフード」に関する調査をおこない、結果を発表した。
「プラントベースフード」とは、動物由来の原材料を配合せず、植物由来の原材料を使用した食品全般のことを指す。今回は、はじめに事前調査として、20~60代の男女2,112名に「プラントベースフード」の認知度やイメージについて質問を行った。
まず「プラントベースフード」という言葉の認知度については、15.4%が「知っている」、17.0%が「聞いたことがある」と回答した結果となり、合計すると現在の認知度は3割超にのぼっていることがわかった。
また「知っている」と答えた人(326名)に「プラントベースフード」を初めて知ったタイミングを聞くと「1年くらい前」(33.4%)、「2年くらい前」(24.5%)、「1年未満」(20.9%)という回答が目立つ数値となり「プラントベースフード」は、ここ数年で徐々に認知度を伸ばしているワードであると言える結果となった。
「プラントベースフード」が注目を集めている背景としては、代表的な「プラントベースフード」である大豆ミートが、将来食肉の供給量が不足した際の代替食になる点や、CO2排出量や水資源使用量が一般的な食肉より少ない点などを受け、サステナブルな食生活として注目を集めていることが考えられる。
一方で「プラントベースフード」の味について聞いた質問では、7割超(70.8%)が、味への不安が「ある」と答えた。
こうした背景をふまえ、本調査では、事前調査において「プラントベースフード」を「知っている・聞いたことがある」人のうち554名を対象に「プラントベースフード」の味わいについて質問した。
まず、実際に「プラントベースフード」を食べたことがあるかを聞くと、56.7%が「ある」と回答。「プラントベースフード」認知者の6割近くが、実食の経験を持っていることが伺える。「プラントベースフード」を食べてみようと思った理由・目的としては「健康によいイメージがあったから」(51.6%)がもっとも多く、以下、「美容によいイメージがあったから」(34.7%)、「環境によいイメージがあったから」(32.8%)と続いた。
こうした中で「プラントベースフード」の“おいしさ”にこだわり抜いた商品が「カゴメ プラントベースシリーズ」だ。動物性原材料(牛肉・豚肉・鶏肉・魚介類・乳製品・卵)を配合せず、植物由来の原材料を使用してコクと旨味がしっかりと感じられるカレーやパスタソースなどを展開している。(ただし、同一製造ラインにおいて、動物性原材料を含む商品を製造している)
今回、本調査回答者のうち、この「カゴメ プラントベースシリーズ」を食べたことがある人(n=218)に対して、味の感想を聞いたところ、99.0%が「おいしかった」と回答。また、今後の継続意向についても、99.5%もの人が「また食べたい」と答えた。
なお「おいしかった」と回答した人(n=216)からは、具体的な感想として、次のような声があがっている。
「具が沢山入っていて、食べごたえがあり、おいしかった(20代・女性)」「お肉の感じがよく出ていて、味付けもよく、想像していたよりもおいしいと思った(40代・女性)」「コクが強くなると食べごたえもアップすると感じた(30代・女性)」
「プラントベースではない商品と比較しても遜色がないと感じた(40代・女性)」「とてもコクが深く、毎日食べても飽きが来ないくらい。とても気に入った(40代・男性)」
「カゴメ プラントベースシリーズ」は、野菜のおいしさを最大限に活かした“おいしい”プラントベースメニューを、手軽に多くの人に楽しんでもらえるように、1人前のレトルトパウチで展開している。
「ベジミートボールのトマトのソース」「大豆ミートのタコライス用ソース」など、商品は全11品。カレー、パスタソース、エスニックの3つのジャンルから、好みやその日の気分にあわせて選ぶことができる。
また、同シリーズは、NPO法人ベジプロジェクトジャパンによるヴィーガン認証を受けており、動物性原材料(牛肉・豚肉・鶏肉・魚介類・乳製品・卵)は配合していない。そのため、プラントベースフードを取り入れたライフスタイルを意識している人にもおすすめだ。
使用している独自素材の「カゴメ野菜だし(R)」は、大豆ミートなどとあわせて使うことで、独特の大豆のにおい成分を抑える効果がある。また、野菜だし調味料は、さまざまなアミノ酸・核酸成分をバランスよく含むため、複雑な旨味のあるメニューに仕上げている。
また、野菜の配合バランス、焙炒方法、食感の活かし方など、おいしさを最大限に引き出すための野菜の使い方を追求。さらに、動物性原材料不配合でも満足できるよう、肉らしさや具材感にもこだわった。
「大豆ミートのキーマカレー」はキーマカレーの味を深める甘味・ベースづくりで生野菜の粗みじん切り(たまねぎ、にんじん、セロリ)を絶妙なバランスで配合。
ソテーしたオニオンからは玉ねぎの甘味、フライドオニオンからは香ばしさ・苦みといったように、同じ野菜でも、狙いたい味に合わせて別々に加工している。
さらにトマトペースト、ガーリックピューレー、ソフリットピューレー、マッシュルームピューレーを組み合わせることで野菜由来の旨味、コクを追求した。
「根菜と大豆ミートのボロネーゼ」は大豆ミートでひき肉感を実現し、野菜(とくに、にんじん、ごぼう、乾しいたけ)の5mm~7mm角の粗みじん切りを入れることで、見た目にもボロネーゼの具材感が出るように配合した。
ボロネーゼの肉らしい風味を実現するために、野菜を炒めた甘味、旨味でベースをつくり、ごぼうと赤ワインの風味で肉を煮込んだような味を表現。さらに、香辛料の配合であいびき肉のような味を再現している。
お問い合わせ先/カゴメ株式会社
https://www.kagome.co.jp/products/brand/plantbased/
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