Photo by ローラン麻奈
オーツ麦のパウダーと酵素のみを使用した植物性ミルク「Earth MILK」。専用ケトル内で酵素の働きを活性化させ、自分好みの甘さに仕上げることができます。ここでは、ヴィーガン料理を専門とする和田仁美シェフに、「Earth MILK」を使ったアレンジレシピを教えていただきました。
ELEMINIST Editor
エレミニスト編集部
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クセがなく、ほんのりとした甘み、牛乳に近いコクがある「Earth MILK(アースミルク)」。フルーツや抹茶、酒粕、ココナッツミルクなど、ほかの食材とも相性がいいため、さまざまなアレンジを楽しむことができます。今回は、ヴィーガンカフェ「8ablish(エイタブリッシュ)」のシェフ・和田さんに、自宅で簡単に作れるドリンクとスイーツのレシピを教えていただきました。
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朝、スムージー感覚で飲みたいドリンク。和田シェフ曰く、「オレンジやキウイ、ほうれん草などでもおいしくつくれます。家であまってしまったフルーツや葉野菜は凍らせておきましょう。そうすれば、ミキサーに入れるだけで飲みたいときにいつでも作れるし、食材をムダにせずにすみます」。
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「Earth MILK」(60℃で60分加熱したもの)……200ml
(A)
バナナ(冷凍したもの)……1本
イチゴ(冷凍したもの)……5個
冷凍ラズベリー……5個
(トッピング)
冷凍ラズベリー……適量
ミントの葉……適量
1.ミキサーに(A)と冷蔵庫で冷やした「Earth MILK」を入れて、固形物がなくなるまで撹拌する。
2.グラスに注ぎ、冷凍ラズベリーとミントの葉をのせたら完成。
「Earth MILK」とバナナなどの甘みのあるフルーツを使うことで、砂糖や甘味料を入れなくても程よい甘さに。
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酒粕の芳醇な香り、まろやかなコク、甘みをじんわり感じる味わい深い甘酒。クリーミーでなめらかな口あたりは、「Earth MILK」ならでは。夏は、冷蔵庫で冷やしてから飲むのがおすすめです。
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「Earth MILK」(60℃で60分加熱したもの)……200ml
(A)
水……100ml
酒粕(細かくちぎっておく)……50g
メープルシロップ……30ml
(トッピング)
シナモンパウダー……適量
1.鍋に(A)の材料を入れる。酒粕がふやけてくるまで常温で1時間ほど置いておく。
2.1を中火にかけ、沸騰したら弱火にする。ゴムベラやホイッパーなどでよくかき混ぜる。
3.メープルシロップと「Earth MILK」を入れる。ひと煮立ちしたら火を止めてカップに注ぐ。シナモンパウダーを茶こしでふるって上からかけたら完成。
酒粕を細かくちぎっておき、その後きちんとふやかすこと。そうすると、火にかけたときにアルコール分が飛びやすいうえに、よりなめらかな食感になる。
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「『Earth MILK』とココナッツミルクを合わせると、生クリームのような濃厚なコクが生まれます」と和田シェフ。甘さはひかえめで、抹茶のほのかな苦みが効いた大人にうれしいスイーツです。ひんやりプルンとした食感は、これからの季節にもぴったり。
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「Earth MILK」(60℃で60分加熱したもの)……200ml
ココナッツミルク……100ml
(A)
葛……7g
ウルトラ寒天(※)……4g
てんさい糖……25g
抹茶パウダー……2g
※ソフトな食感に仕上がる寒天
(トッピング)
抹茶パウダー……適量
1.鍋に(A)を入れてよく混ぜ合わせておく。
2.1に、「Earth MILK」を少量ずつ3~4回に分けて入れる。入れるごとにゴムベラかホイッパーで混ぜ、全体になじませる。
3.ココナッツミルクを入れて、中火にかける。焦げつかないようにゆっくりとかき混ぜ、少しとろみが出てきたら弱火にする。
4.沸騰したら火を止めて、容器に移す。
5.冷蔵庫に入れ、半日ほど冷やし固める。食べる直前に抹茶パウダーを茶こしでふるいかける。
「Earth MILK」を入れるときは必ず少量ずつ入れ、ダマにならないように丁寧にかき混ぜる。
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そのまま飲むのはもちろん、さまざまなアレンジを楽しめるのが「Earth MILK」の魅力。「コーヒーや紅茶のほか、ほうじ茶とも相性がいいですよ。スチーマーでの泡立ちもいいので、カフェラテや抹茶ラテが好きな方はぜひ試してみてくださいね」と和田さん。なお、レシピでは甘さをより引き出すために加熱時間を60分にアレンジ。そのまま飲むときは、Earth MILKの標準レシピの30分で十分です。
牛乳と同じように幅広いアレンジが楽しめる「Earth MILK」は、植物性ミルク初心者でもきっと無理なく取り入れられるはず。独特の風味のある豆乳やアーモンドミルクが苦手な方にもおすすめです。
今回ご紹介した「Earth MILK」は、生産工程でかかる負荷が牛乳よりも大幅に低く、輸送負荷は他の液体ミルクと比べて9割も削減される(Earth MILK調べ)と言われています。アレンジ自在なうえに、人と環境にやさしい「Earth MILK」を飲むこと。それは、身近にできるサステナブルな選択のひとつです。
和田仁美/東京都出身。美容専門学校卒業後、美容師を経て料理の道へ。和食店で10年、イタリアンで数年ほどキャリアを積んだ後、東京・中目黒「Cafe Eight」(現在は閉店)のオープン時からヴィーガンシェフとして勤務。現在は「8ablish」で、ヴィーガン料理、スイーツ、加工品の開発・監修を手がける。
8ablish(エイタブリッシュ)
電話番号
03-6805-0597
住所
〒107-0062 東京都港区南青山5-10-17 2F
営業時間
・イートインLO17:30 ・定休日なし
撮影/ローラン麻奈 執筆/鈴木里映 撮影協力/「8ablish(エイタブリッシュ)」
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