おいしさとサステナブルを両立 ヴィーガンシェフが注目する「Earth MILK」とは

ヴィーガンシェフ和田仁美氏

Photo by ローラン麻奈

ここ数年、注目を集めている植物性ミルク。健康や環境配慮の観点から選ぶ人も少なくないのではないでしょうか。数多ある中で、原材料はオーツと酵素のみ、極めてシンプルで環境負荷の少ないオーツミルクがあります。その名も「Earth MILK」。ヴィーガン料理に従事し、プラントベースフードに知見のある「8ablish(エイタブリッシュ)」和田仁美シェフに、その魅力を教えてもらいました。

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2022.05.26
Promotion: Earth MILK

原材料はオーツと酵素のみ ヴィーガンシェフに聞く「Earth MILK」の魅力

「Earth MILK」のパッケージとケトル、グラスに入った「Earth MILK」

Photo by ローラン麻奈

最近スーパーやコンビニなどでよく見かけるようになった植物性ミルク。ミルクと名がついていますが、これらは牛乳など動物由来の成分は含まれておらず、植物性食材を原料としたものです。豆乳をはじめ、アーモンドミルク、ライスミルクなどさまざまな種類が登場しているなか、じわじわと人気を集めているのがオーツミルク。

オーツミルクは、オーツ麦を原料にした飲料のこと。食物繊維の豊富さとコレステロールやカロリーの低さが特徴です。なかでも「Earth MILK(アースミルク)」は、“自分好みの甘さにホームメイド”が叶ううえに、極めてシンプルな原材料でつくられた安心感が魅力のひとつ。

そこで、東京・表参道にあるヴィーガンカフェ「8ablish(エイタブリッシュ)」でシェフを務める和田仁美さんに「Earth MILK」を味わっていただき、その魅力について語っていただきました。

料理人として衝撃を受けたヴィーガンとの出会い

ヴィーガンシェフ和田仁美氏

Photo by ローラン麻奈

ヴィーガンシェフになり、15年以上が経つという和田シェフ。もともとは和食の料理人として10年ほど研鑽を積んでいたそうです。まずは、ヴィーガンシェフになったきっかけを伺いました。

「ヴィーガン料理と出会ったのは、30歳を過ぎ、そろそろ独立を……と考えていた頃。ヴィーガン料理には自分が触れたことのない思想や考え方が詰まっていて、ちょっとした衝撃だったんです。おいしさを追求するだけでなく、環境に与える影響まで考えること。それは、ほかの料理ジャンルにはない考え方です」。

そして「8ablish」の前身であるヴィーガンカフェの草分け的存在「Cafe Eight(カフェエイト)」のオープン時から、ヴィーガンシェフとして働き始めます。当時から目指していたのは、「ヴィーガンではない方にもおいしく食べていただける料理やスイーツを提供すること」。

そんな和田シェフは、ヴィーガン料理の魅力についてこう話します。「牛乳や卵など動物性食材に対してアレルギーをお持ちの方や、何らかの理由でお肉をあまり食べられない方にも心おきなく楽しんでいただけるのがいいところ。そして、環境負荷が低いというのも大きな特徴です。とくに畜産は環境に深刻な影響を与えているともいわれています。ヴィーガン料理は、人にも環境にも配慮できるので、もっと広がっていってほしいと思っています」。

植物性ミルクのなかでも、お気に入りはオーツミルク

テーブルの上に植物性ミルクを使ったアイス、バター、チーズと大豆ミートが並んだ様子

Photo by ローラン麻奈

[左]大豆ミートとオートミール [上]植物性ミルクを使用したアイスクリーム(※) [下]カシューナッツをベースにしたヴィーガンバター&ヴィーガンチーズ(※)※は和田氏がシェフを務めるヴィーガンカフェ「8ablish(エイタブリッシュ)」で販売している

日々、新しいヴィーガン食材を試し、動物由来の食材を使用しないメニュー開発を行っている和田シェフ。最近の植物性ミルクの人気ぶりには驚いているそう。

「ここ2~3年で、豆乳以外の植物性ミルクのバリエーションが一気に増えましたね。牛乳は、畜産による二酸化炭素やメタンガスの排出、大量に水を使うことなど、生産時の環境負荷がとても高い食品なので、それに替わるミルクという点でも注目しています。いまはコンビニでも買えますし、今後もさらに広まり、選択肢のひとつとして定着していくのではないでしょうか」。

一方で、植物性ミルクを選ぶ際には気になっていることもあるそうで、「多くの商品に、添加物が入っています。よりおいしく、飲みやすくするためだと思いますが、あまりに添加物が多いと抵抗があるし、買うのを躊躇してしまいますね。私は必ず原材料を見て、添加物の入っていないものや少ないものを選ぶようにしています」。市販の植物性ミルクには保存料や分離を防ぐためのオイルが添加されていることが多いそう。

メニュー開発時、試作にはさまざまな植物性ミルクを使用している和田シェフですが、なかでもお気に入りなのがオーツミルクなのだとか。「他の植物性ミルクと比べてクセがなく、甘みがあって飲みやすいんです。風味がシンプルな分、コーヒーや紅茶とも相性が良く、料理やスイーツにも活用しやすい。豆乳やアーモンドミルクより、アレンジが効くと思いますよ」。オーツミルクにはさらに、食物繊維が多く含まれるというメリットも。1日に必要な食物繊維の約10分の1(※1)がオーツミルク250ミリリットルに含まれます(※2)。

「Earth MILK」は安心して毎日飲みたいオーツミルク

ヴィーガンシェフ和田仁美氏

Photo by ローラン麻奈

和田シェフが注目しているオーツミルク。今回は、”自分好みに甘さをホームメイドする”という点で他とは一線を画す「Earth MILK」を味わってもらいました。

「Earth MILK」は、水と粉末状オーツ麦のオーツミルクベースを専用のマグケトルに入れて、自宅で手づくりするオーツミルク。約60℃をキープする専用ケトル内では独自の酵素が働き、オーツの持つ甘みが最大限に引き出されるのが特徴です。

「Earth MILK」を味わった感想について、「程よい甘みと香ばしさがあって、とてもおいしいですね。20分~60分の間で時間を調整することで、自分好みの甘さに仕上げることができるのも便利。料理の幅が広がりますね。アレンジドリンクやスイーツ、加工品づくりにも使ってみたいです」。

さらに、「粉末なので常温で保管できますし、飲む分だけ作れるから、飲み残しも出にくいですね。原材料がオーツ麦と酵素だけで、添加物や保存料などが一切入っていない点も大きな魅力です」と教えてくれました。分離を防ぐための油や乳化剤が含まれないため、市販のオーツミルクに比べて脂質が25〜50%ほど少ない(※3)といううれしい特徴も。

「Earth MILK」が液体ではなく粉末になっているのにも理由が。それは、輸送による環境への負荷を他の液体ミルクよりも約9割も削減できるから(※3)。パッケージが最小化でき、冷蔵保存が不要など、環境に配慮したこだわりがたくさんあります。そして和田シェフが話すように、都度つくることで飲み残しも出にくいため、フードロスを減らすことにもつながります。

シンプルな原材料で余計なものが入っていないから、毎日でも安心して飲める「Earth MILK」。食物繊維やカルシウム、ビタミンが豊富でコレステロールやカロリーが控えめ、栄養面から見ても積極的に摂りたい植物性ミルクです。ぜひ、牛乳の替わりに選んでみませんか。

Profile

8ablish(エイタブリッシュ)ヴィーガンシェフ和田仁美氏の写真

和田仁美/東京都出身。美容専門学校卒業後、美容師を経て料理の道へ。和食店で10年、イタリアンで数年ほどキャリアを積んだ後、東京・中目黒「Cafe Eight」(現在は閉店)のオープン時からヴィーガンシェフとして勤務。現在は「8ablish」で、ヴィーガン料理、スイーツ、加工品の開発・監修を手がける。

8ablish(エイタブリッシュ)

電話番号

03-6805-0597

住所

〒107-0062 東京都港区南青山5-10-17 2F

営業時間

月、火、水、木、金、土、日、祝 10:00 ~ 18:00

・イートインLO17:30 ・定休日なし

※1厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1日に必要な食物繊維は成人女性18g以上、成人男性21g以上。
※2 オーツミルクには250ミリリットルで約2.5〜3gの食物繊維が含まれる(Earth MILK調べ)
※3 Earth MILK調べ

撮影/ローラン麻奈 執筆/鈴木里映 撮影協力/「8ablish(エイタブリッシュ)」

※掲載している情報は、2022年5月26日時点のものです。

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