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「世界でもっとも持続可能な100社(Global100)」は、世界経済フォーラム年次総会にあわせて、毎年発表される。日本の企業は2社がランクインした。2026年のリストについて紹介する。

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「Global100」で知られるランキングは、日本では「世界でもっとも持続可能な100社」といわれる。企業の製品やサービスがもたらす影響から、持続可能性について評価するランキングで、カナダのコーポレートナイツ(Corporate Knights)が毎年発表しているものだ。2026年のトップ10は以下のとおり。
| 企業名 | 国 | 2025年ランキング | |
|---|---|---|---|
| 1位 | ERG SpA | イタリア | 18 |
| 2位 | Pandora A/S | デンマーク | 48 |
| 3位 | EDP Renováveis SA | スペイン | 38 |
| 4位 | Fluence Energy, Inc | アメリカ | ー |
| 5位 | Taiwan High Speed Rail Corp | 台湾 | 5 |
| 6位 | DaVita Inc | アメリカ | ー |
| 7位 | Rivian Automotive, Inc | アメリカ | 56 |
| 8位 | Novonesis A/S | デンマーク | 49 |
| 9位 | Ørsted A/S | デンマーク | 9 |
| 10位 | Suzlon Energy Ltd | インド | ー |
2026年のランキングでは、これまで使われてきた評価基準の変更が行われた。
2026年の新基準
・サステナブルな収益スコア(33.3%)
・サステナブルな投資スコア(33.3%)
・サステナブル収益モメンタムスコア*(33.3%)
*2022年から2024年までの持続可能な収益の成長を追跡したスコア
2025年までの基準では、「サステナブルな収益スコア」と「サステナブルな投資スコア」で50%、残りの50%は水使用量、排出量、多様性、ガバナンスなど22の項目で評価が行われてきた。
評価基準の変更にともなって、ランキングの顔ぶれが大きく変わった。上位10社にも順位を大きく上げた企業が多く入り、前年までランキングに入っていたが2026年にはランキング外になった企業が33社となった。上位100社のうち米国企業は20社で最多となった。
トップ100に入った企業数
・ヨーロッパ 37社
・アメリカ 20社
・中国 12社
・カナダ 9社
1位になったのは、イタリアのエネルギー企業だ。欧州のエネルギー関連企業は、ロシアのウクライナ侵攻によって不安定な状況に陥ったが、同社は石油会社から再生可能エネルギーの専門企業に転換。化石燃料資産の売却を完了し、風力と太陽光による発電量を大幅に増加させた。
「Global100」に入った日本企業は、エーザイとリコーの2社だった。エーザイは大きなランキングの変化はなかったが、リコーは前年の51位から87位とランキングが下がった。
| 企業名 | 2025年順位 | |
|---|---|---|
| 36位 | エーザイ | 35 |
| 87位 | リコー | 51 |
2026年の「Global100」には多くのエネルギー企業もランクインした。世界の平均気温上昇を産業革命以前と比べて「1.5℃」までにするというパリ協定の目標達成があやういなか、サステナブルな事業に転換し、多くの収益を上げている企業などの名前が、このランキングでは並んだ。今後、企業はどのような方向に進むべきか、「Global100」で見えてくるかもしれない。
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