ジェンダーギャップ指数とは 2024年ランキング全結果紹介

オフィスで働く女性

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ジェンダーギャップ指数とは、世界各国の男女格差について数値化したもので、世界経済フォーラムが毎年発表している。本記事では、最新の2024年のランキング結果をすべて掲載。日本の順位やジェンダーギャップをなくすための方法等についても解説する。

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2024.08.22

日本は118位 前年より7位上昇

日本は、ジェンダーギャップ指数の総合スコアが0.663で118位だった。2023年ランキングでは、総合スコアが0.647で、過去最低の125位だったが、わずかに改善が見られた。

4分野のスコアと順位は以下のとおりだ。

分野スコア(順位)前年のスコア(順位)
経済0.568(120位)0.561(123位)
政治0.118(113位)0.057(138位)
教育0.993(72位)0.997(47位)
保健0.973(58位)0.973(59位)

「政治」の分野が改善

2024年の日本の結果で改善がみられたのは、「政治」の分野だ。政治では、以前として閣僚や国会議員に占める女性の割合は高くないが、それでも前年の138位から113位に大きく改善がみられた。

教育については、前年と比べると順位が大きく伸びたが、スコアに大きな変化はない。「1」のスコアに近く、ジェンダーギャップの解消にほぼ到達しているといえる。

ジェンダーギャップをなくすためには

WEFのレポートによると、世界のジェンダーギャップを完全になくすためには、134年かかるという。ジェンダーギャップには、それぞれの文化や歴史、生活習慣などに根付いたものも関係しており、解消することは簡単なことではない。

ジェンダーギャップ指数ランキングの上位国であるアイスランドでは2023年、男女平等を求めるストライキが起きており、ジェンダーギャップの根強さを印象づけた。

ジェンダー平等1位でも残る格差 アイスランドで男女平等を求めるストライキ

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だが、労働条件や待遇面での是正など、国や自治体をあげた法整備などによって、少しずつジェンダーギャップを埋めていくことは可能だろう。また、近年の働き方の多様化によって、女性が社会でより活躍しやすい環境になりつつあることも、ジェンダーギャップ解消の一歩につながると考えられる。

※掲載している情報は、2024年8月22日時点のものです。

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