ドラッグストア・ネットで買える「オーガニックシャンプー 」おすすめ9選

女性の後ろ姿

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地球環境や体に負荷を与えないオーガニックシャンプーの需要が高まってきている。この記事ではオーガニックシャンプーの選び方について解説し、ドラッグストアやネットで購入できるおすすめのオーガニックシャンプーについて紹介する。

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2024.03.19
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エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

オーガニックシャンプーとは

稲畑

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オーガニックシャンプーは、天然成分を主に使用し、合成化学物質を極力排除したシャンプーである。天然成分のなかでも、有機栽培された植物を主成分として使用しており、環境への負担の低減と、頭皮や髪へのやさしさを両立している。

ただし日本ではオーガニック製品について農林水産省が基準を定めており、化粧品に関しては「オーガニック」と名乗るための明確な基準がない。(※1)

そのため消費者は、オーガニックシャンプーを購入する際の選び方について知っておく必要がある。

オーガニック製品の特徴

オーガニック製品は使われている原材料が少ないのが特徴で、シンプルにつくられている。合成化学物質を使わず、水や食物油などを主成分として天然のアミノ酸や植物のエキスが配合されている場合が多い。

メリット

オーガニックシャンプーは、髪や頭皮への負担が少ないく、やさしく洗い上げる。オレンジ油やラベンダー油など髪にいい植物の油を使っていることが多いため、肌や髪が持つ本来の美しさを引き出す。また使用されている材料がシンプルなため、アレルギー物質を回避しやすいというメリットもある。

デメリット

オーガニックシャンプーは、通常のシャンプーと比較すると泡立ちが少なく、洗い上げたときに髪がきしむような感覚があるかもしれない。髪を洗うために、本来たくさんの泡は必要ないが、気になるのであればしっかりと髪をぬらしてから洗うようにするといいだろう。また最近は、使用感や洗い上がりにもこだわったオーガニックシャンプーも多く生まれている。

洗った後はトリートメントやヘアオイルを使って髪に潤いを与えることで、きしむ感覚も少なくなるだろう。

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オーガニックシャンプーの選び方

レモンやハーブなどのナチュラルな原料

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オーガニックシャンプーはシンプルな原材料からできているものの、多くの種類が販売されており、いずれも髪や頭皮に与える影響が異なる。ここではオーガニックシャンプーの選び方について解説していく。

髪質や悩みから選ぶ

パサつきが気になる、うねりを抑えたい、ツヤを保ちたいなど、髪の悩みは一人ひとり違う。オーガニックシャンプーは天然由来のシンプルな素材でつくられているため、素材の効果に合わせて選ぶのがおすすめだ。例えば、ベタインという海産物に含まれる成分は髪を保湿するといわれている。ローズマリーエキスは血行を促進し、髪を健やかに保つとされている。

肌質から選ぶ

乾燥肌や敏感肌、脂性肌などの肌質に合わせてオーガニックシャンプーを選ぶことも大切だ。頭皮がカサつきがちな乾燥肌であれば保湿成分を含むもの、ちょっとした刺激で荒れてしまう敏感肌であれば刺激の強い成分が使われていないもの、フケなどが気になる脂性肌であれば収れん効果の期待できるものを選ぶといいだろう。

オーガニックシャンプーを選択肢とするなら、とくに低刺激性に注目してほしい。赤ちゃんのいる家庭でも安心して使えるシャンプーも販売されている。

成分や香りで選ぶ

白い花

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オーガニックシャンプーの成分には、香りにリラックス効果があるものが含まれている。例えば、カミツレエキスやローズマリーエキスの香りにはストレスを抑える効果があるといわれており、アロマとしても人気がある。さまざまな植物由来の香りを楽しめるため、単純に好きな香りでシャンプーを選んでも面白い。

ブランドのコンセプトから選ぶ

オーガニックシャンプーは使い続けてこそ効果を発揮する。長く愛用するためには、共感できるコンセプトを掲げているブランドを選ぶことも大切だ。森林の保護やCO2削減などサステナブルな取り組みを行うブランド、途上国への寄付や医療開発を行っている社会的意義の高い活動をしているブランドなど、それぞれのブランドの理念から選択するのもいい。

オーガニック認証マークから選ぶ

日本ではオーガニックシャンプーに関する基準が設けられていないものの、海外製品に関しては海外で発行している認証制度をクリアしたものも存在する。海外のオーガニックシャンプーの認証マークには、オーガニック系、ビーガン系、動物実験フリー系の認証マークがある。オーガニック認証の「USDAオーガニック」や「エコサート認証」は日本でも有名だ。

またビーガン商品を示すマークとしては「The Vegan Society」「The Vegetarian Society」などが、動物実験をしていないことを示すマークとしては「Cruelty Free」などがある。

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リピートのしやすさで選ぶ

オーガニックシャンプーを継続して使うには、リピートのしやすさも大切だ。近くの店舗やインターネットですぐに購入でき、納得できる成分や効果をもつシャンプーを選ぶのがいいだろう。また、家計に負担を与えずに無理なく続けられる価格の製品を選ぶのも大切だ。詰め替え用が販売されている製品は、プラスチックの使用量と同時にランニングコストも抑えることができる。

ドラッグストアで買える市販のオーガニックシャンプー

ドラックストアやネットで購入できる、おすすめのオーガニックシャンプーを紹介する。

N organic

国産オーガニックコスメブランド「N organic(エヌオーガニック)」のシャンプー。アミノ酸界面活性剤を使用し、濃密でもこもこな泡立ちが特徴。フケ、頭皮の乾燥・保湿といった機能も加えている。ツバキ種子オイル、マカダミアナッツオイル、アルガンオイルも配合。

and Organic

人にも地球にもやさしく、ずっと使い続けたいと思える使用感にこだわって、生まれたシャンプー。古来から利用されてきた植物の力に、最先端テクノロジーを融合し、艶やかでうるおいのある髪と地肌に導いてくれる。

シンスボーテ オーガニックシャンプー

「シンスボーテ」のオーガニックシャンプーは年齢に応じた髪の悩みに対処する。コメヌカエキスとアミノ酸系洗浄成分がもちもちな泡をつくり出し、毛穴の蓄積汚れを効果的に洗浄。もちもち泡でのマッサージは血行を促進し、頭皮を健やかに保つ。

さらに、日本人の黒髪に着目し、アシタバエキスとザクロエキスを配合。100%植物由来でノンシリコンの安心な国産オーガニック製品だ。

cocone クレイクリーム シャンプー

「cocone クレイクリーム シャンプー」は、美容のプロフェッショナルや顧客からの支持を受け、多数のメディアで賞を受賞し、通算5つのNo.1を達成した話題のオーガニックシャンプーだ。マイクロクレイと活性炭が頭皮や毛穴の汚れを除去し、健康な髪へ導く。

海のミネラルが豊富なクレイが、髪の汚れを落とすと同時に傷んだ髪を補修し、髪と頭皮に栄養を与える。さらに、オーガニックオイルが髪の内部にうるおいを閉じ込め、髪の質感を向上させる使い心地の良さも魅力だ。

H& アッシュアンド オーガニックシャンプー

「H& アッシュアンド オーガニックシャンプー」は、ノンシリコンで美容室専売品のクオリティーを備えたオーガニックシャンプー。13種類のアミノ酸と3種のセラミドを配合しており、さらには41種の豊富な植物由来成分を含んでいる。

紫外線吸収剤を不使用の無添加にこだわっており、やさしい使い心地も魅力。香りは、リラックス効果のあるシトラスフローラルだ。

オルナオーガニック

「オルナオーガニック」は、美容室専売品・サロン専売品クオリティのシャンプーだ。天然由来の成分でやさしく洗浄し、心地いい洗浄感を体感できる。補修トリートメントは髪の内部まで浸透し、ふんわりサラサラのやわらかい髪をつくりだす。

爽やかな柑橘系の香りが特徴で、フレッシュシトラスミックスの香りが広がる。日本製で、ISO9001品質基準の生産管理で品質と信頼性にもこだわっている。

KLASSEオーガニックシャンプー

「KLASSEオーガニックシャンプー」は、女性特有の悩みを根本的に解決するために開発された。40歳前後から現れる髪の悩みに着目し、髪痩せや抜け毛、頭皮のにおい、白髪や退色などに効果を発揮する。

14種類のオーガニック成分を配合。ヘマチンは毛髪内に定着し、髪を強くしハリとコシを与える。生ケラチンは髪に柔らかさとボリュームをもたらし、ポリフェノールは頭皮にハリを与える。多機能ながらも低刺激性で安心して使える商品だ。

オーガニックジョセフィン

「オーガニックジョセフィン」のシャンプーは、ハチミツ、シアバター、ツバキ種子油、カミツレ花エキス、ザクロ果実エキスなどの保湿成分を豊富に含み、アミノ酸・弱酸性処方でつくられている。

天然由来成分91%で構成され、ノンシリコン・ノンサルフェート・ノンパラベンなど、6種のフリー項目に対応し、敏感肌の人も安心して使用できる。クリーミーでもっちりした泡で髪をやさしく洗い上げる、指通りの良さもぜひ体感してほしい。上品なグリーンティの香りでリラックスしたバスタイムを提供する。

ザ・パブリックオーガニック

「ザ・パブリックオーガニック」は、濃密な泡立ちと艶やかな洗い上がりのオーガニックシャンプーで、トリートメントを使用することで滑らかな指通りも両立している。

日々の生活で受ける髪の乾燥やダメージを包み込み、100%精油配合の植物オイル膜で保護する。シリコン、パラベン、鉱物油、パラフィン、PEG、合成香料、合成着色料、動物原料を含まず刺激が低いことも安心。香りや洗い上がりなど好みに合わせて、3種類のシリーズから選択可能だ。

まとめ

環境や健康への意識が高まるなか、かつてよりもオーガニックシャンプーの選択肢も増えてきている。髪の悩みや頭皮の環境は、一人ひとり違う。多くの人が、自分に合ったシャンプーを選べるようになったといえるだろう。

ただし前述した通り、日本にはコスメ製品に関するオーガニックの基準がない。実際に選ぶ際には、今回の記事を参考にして自分に合ったものを見つけてほしい。

※掲載している情報は、2024年3月19日時点のものです。

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