「ハラルフード」とは? イスラム教の考え方と具体的な食品例を紹介

ハラルフード

Photo by Mohammad Rezaie on Unsplash

ハラルフードとは、イスラム教で食べることが許されている食事のことで、豚肉やアルコールは禁じられている。そこでイスラム教の考え方や具体的なハラルフードの例を挙げ、ハラル認証や日本国内でのハラルフードの現状について紹介する。

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2021.08.30
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店選びの目安となるハラル認証

ハラルフード

Photo by Louis Hansel on Unsplash

レストランなどの飲食店でハラルフードを取り扱っているか見分けるために、「ハラル認証」の制度がある。

ハラル認証とは、食品化学と宗教の観点から、専門家がハラルであると保証したものだけに与えられる認証だ。ムスリムにとってハラル認証は、日本などのハラルに対応していない国における店選びの目安となっている。

ハラル認証は、各国の政府機関や団体ごとに基準や運用が異なり、世界的な統一基準は確立されていない。

非イスラム圏における対応

ムスリムが、非イスラム圏でも安心して暮らし食事するためには、ハラルフードに対応した飲食店が増えていくことが望まれる。

飲食店では、ハラルフードを取り扱っている卸売業者から食品を調達することで、対応できるだろう。ただし、ハラムな食材に触れた調理器具を使用したり、ハラムな食材の副産物を使用したりすることはできないため、注意が必要だ。

日本国内でのハラルフード

現在日本で生活しているムスリムの人口は、10~20万人。(※1)日本に住むムスリムは、主にハラル認証を受けた飲食店で食事したり、ハラルフードを取り扱う卸売業者から食品を調達したりしている。

世界のムスリム人口が増えていくと予測されるなか、日本在住のムスリムの人々や観光客もこれから増加していくとみられる。

そのため、日本でもハラルフードショップやハラル対応の飲食店が増えつつある。ムスリム向けの飲食店検索サイト「ハラールグルメジャパン」で、ハラル認証を取得している日本国内の飲食店の数は、2021年8月時点で170店以上だ。(※4)

またハラル認証がなくても、ムスリムの人々と直接コミュニケーションを取ることで食事の対応をしている飲食店もあるようだ。

拡大が予測されるハラルフード市場

世界のムスリム人口は増加傾向にあり、2060年までに、世界最大の信者を擁するキリスト教と同程度まで達すると予測されている。それに伴って、日本国内のムスリム人口やハラルフード市場も拡大していくだろう。(※2)

これから進むグローバル化に対応するためにも、私たちはハラルフードだけに限らず、さまざまな宗教や文化への理解を深めていく必要があるのではないだろうか。

参考
※1 イスラム教とは?|日本フードバリアフリー協会
http://www.halal.or.jp/halal/halal2.html
※2 The Changing Global Religious Landscape|Pew Research Center
https://www.pewforum.org/2017/04/05/the-changing-global-religious-landscape/#global-population-projections-2015-to-2060
※3 マレーシアハラル制度の基礎と応用|食品産業センター
https://www.shokusan.or.jp/wp-content/uploads/2019/03/166pdf24.pdf
※4 ハラールグルメジャパン
https://www.halalgourmet.jp/ja/

※掲載している情報は、2021年8月30日時点のものです。

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