発表された内容を紹介する前に、まずは「光盤行動」から紹介したい。
これは“皿の上にある食べ物を残さずにきれいに食べ尽くす”という意味を持っているフードロス削減運動だ。
始まりは2013年なのだが当時はあまり浸透せず、2020年8月11日に改めて中国政府が力を入れると発表。その後、すでにいくつかの取り組みが実施されている。
中国には、ホストが客をもてなすために多くの料理をオーダーする文化があり、たくさんのフードロスが発生しているという。その量は3000万人〜5000万人の1年分の食料に相当するそうだ。
「腹八分目ほどでオーダーをやめる」「人数のマイナス1人分をオーダーする」「小皿料理をオーダーする」など、多くの飲食店が協力をしているとのこと。
しかし、なかには「お弁当を男性サイズと女性サイズを用意する」といった性差別につながる施策(あえて“男性”と“女性”と表記する必要はない)や、「体重によってオーダーできる量を決める」というボディシェイミングにつながる施策(誰かに体重などの体に関することを明かす必要はない)もあり、いくつかは批判をあびている。