クリスマス後には約700万本が埋立地へ モミの木を救う「クリスマスツリーレンタル」の可能性

装飾されたクリスマスツリー

「London Christmas Tree Rental」は、クリスマスツリー(モミの木)を貸し出してくれるサービス。クリスマス前に自宅に配達してくれ、クリスマス後には回収してくれる、サステナビリティを実現する内容となっている。

小嶋正太郎

ELEMINIST副編集長

趣味はキャンプとガーデニングとドライフラワーづくり。ナチュラルワインも好き。愛用ブランドはFREITAG。アメリカ在住時はヴィーガン。ライティングはNujabesを聴きながら。

2020.12.19

700万本のモミの木を救う「クリスマスツリーレンタル」

クリスマスにもサステナビリティを意識する時代。ようやく環境に配慮する考え方が根付いてきた感もあるが、これを制限だととらえる人もいるかもしれない。

不自由をまったく感じさせずにサステナブルなクリスマスを楽しめる──。一般的には両立することが難しいが、それを可能にしたサービスを紹介したい。

「London Christmas Tree Rental(ロンドン クリスマスツリー レンタル)」だ。

モミの木が植えられている様子

Photo by Josh Bean on Unsplash

名前を聞いたところで、もう多くの人がサービスの内容を想像できているかもしれない。「London Christmas Tree Rental」はクリスマスツリー、つまりモミの木を貸し出してくれるサービスだ。

数年前からヨーロッパでは、環境への配慮という観点から“フェイク”ではなく“本物”のモミの木を購入する流れがある。両者の二酸化炭素排出量を比較した結果、後者の需要が拡大しているという。

とはいえ、本物のモミの木を手にしたからといって、問題が解決したわけではない。クリスマス後にそれを燃やしたり捨てたりする人が多いのだ。

「London Christmas Tree Rental」の創業者は、Jonathan MearnsさんとCatherine Loveless.さん。道端に捨てられているモミの木を見て心を痛めた二人は、独自でリサーチをしたのち、毎年700万本が埋立処理されている情報を知り、レンタルサービスの開始を決意した。

クリスマス後にモミの木を回収、翌年も同じ木の貸し出しが可能

栽培されているモミの木

Photo by Loren Cutler on Unsplash

「London Christmas Tree Rental」のサービスは、いたってシンプルだ。消費者にモミの木を届け、クリスマス後に回収する仕組みとなっている。

モミの木はプランターに入っていて、消費者は水やりをすることだけ求められる。つまり、切り倒しているわけではないから、貸し出しができるというワケ。彼らにお願いをすれば、次の年も同じモミの木を手配してくれるらしい。

同サービスは2018年に始まっただが、2020年の貸し出し分はすでに予約で埋まっているとのこと。どれだけのレンタルをしているのかはわからないが、一部の人から支持を集めているといっても、過言ではないだろう。

サステナブルにクリスマスを過ごすのは、アイデアしだいで想像以上に簡単になるのかもしれない。日本ではモミの木を購入する人は少ないかもしれないが、うまくレンタルを活用して、サステナブルな日常生活を送ってみてはいかがだろう?

参照サイト/LONDON CHRISTMAS TREE RENTAL
https://www.londonchristmastreerental.com/

※掲載している情報は、2020年12月19日時点のものです。

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