ミニマリスト向け自転車サブスク発見 持たない生き方が加速する「Swapfiets」の魅力とは

Swapfietsの自転車に乗る男性

オランダに拠点を置く「Swapfiets」は、自転車のサブスクリプションサービスを提供している。オランダの都市だけでなくデンマーク・コペンハーゲンやドイツ・ベルリン、ベルギー・ブリュッセルなど3ヶ国38都市で利用可能だ。クラシカルでスタイリッシュなルックスに人気が集まっている。

小嶋正太郎

農家 / 編集者

元ELEMINIST副編集長。2021年7月に東京から瀬戸内海に浮かぶ因島へと拠点を移す。高齢化で運営困難になった八朔・安政柑農園を事業継承し、農家として活動中。

2020.11.13
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

3ヶ国38都市でサービスを展開中 「Swapfiets」の挑戦

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、これまで以上に“モノを所有しない人々”と“モノを備蓄する人々”の線引きが明確になった。

オランダに拠点を置く「Swapfiets」は、前者に向けた自転車のサブスクリプションサービスを提供している。

不必要な接触を避けるために自転車を利用する人が増えていることも相まって、いまたくさんの人から注目されているようだ。

「Swapfiets」の自転車に乗る男性

「Swapfiets」は、2014年に4人の学生起業家の自己資金によって設立されたのち、グリーンエネルギーに特化したベンチャーキャピタル「Ponooc」から投資を受け、事業を拡大している。

オランダの都市だけでなくデンマーク・コペンハーゲンやドイツ・ベルリン、ベルギー・ブリュッセルなど、3ヶ国38都市で利用可能だ。

その最大の特徴はルックスだろう。

クラシカルな雰囲気でありながらビビッドな配色

「Swapfiets」のイメージ画像①

自転車のデザインは、古きよきヨーロッパを感じさせるクラシカルな雰囲気となっている。すぐに見分けがつくビビッドな青いタイヤは、主張しすぎない程度に主張してくれて、まったく野暮ったさを覚えない。同じようなサービスは多く展開されているが、そのなかでも群を抜くほどスタイリッシュだ。

じつは「Swapfiets」はいくつかの種類の自転車を貸し出していて、上記の画像は電動アシスト自転車に当たる。最大時速は25km/hで、最大航続距離は145km。申し分ないスペックでありながらルックスもいいとなると、使わない理由はないだろう。

他には通常の自転車や電動スクーター、電動キックボードが用意されている。

「Swapfiets」のイメージ画像②

「Swapfiets」のイメージ画像③

「Swapfiets」のイメージ画像④

「Swapfiets」は、通常の自転車は月額16ユーロ〜、電動アシスト自転車は月額73ユーロ〜で利用可能。登録を済ませれば、送料無料で送り届けてれるという。加えて、故障対応サービスなども手厚く、1営業日以内に修理や新たな自転車を届けてくれる点も素晴らしいところ。

日常生活から環境を気にかけたい人や頻繁に引っ越しをする人などにはピッタリのサービスだ。モノを所有しないことでごみも出さないし、よりリユースをしやすくなるため、これからも注目を集めることになるだろう。

日本で使えるようになる日が待ち遠しいと思う人は、少なくないはずだ。

参照サイト/Swapfiets
https://swapfiets.de/en/

※掲載している情報は、2020年11月13日時点のものです。

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