国連が「気温上昇は1.5℃を超える」ことを初めて認定 1.8℃上昇に

パリ目標とえいば、地球の平均気温上昇を産業革命以前の1.5℃に抑えようというもの。その目標について、国連が初めて、目標達成はせず、気温上昇が1.5℃を超えることを報告書で認めた。

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2026.10.13
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世界各国が気候変動の公約を達成しても、1.8℃上昇

地球の平均気温を、産業革命前と比較して1.5℃の上昇までに抑える。これは「パリ目標」とよばれ、世界の共通目標として、各国がこの達成に向けてさまざまな取り組みを行ってきた。だが、近年はこの1.5℃目標の達成が難しいのではと指摘されてきた。そして、9月、国連は地球の平均気温上昇が1.5℃を超える見通しであることを認めた。

国連環境計画(UNEP)が9月に発表した報告書「Limiting Overshoot(オーバーシュートの抑制)」によると、1.5℃の超過は今後数年以内に起きるという。

そして、世界の平均気温は少なくとも1.8℃上昇すると予測されている。これは、世界各国の気候変動対策の公約が達成された場合での予測だ。つまり、1.8℃どころか、さらに気温上昇が進む可能性もあるということだ。

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残された最善の方法は?

UNEPは、1.5℃を超える見通しとなったいま、残された最善の選択肢として、「オーバーシュート・ピーク・低下」を挙げている。「オーバーシュート」とは、気候科学の文脈で使われるとき、「ある目標を越えたあと、再びその目標以下に戻ること」を意味する。

今後数年でやってくる「オーバーシュート」を経て、「ピークに到達」するが、その後「低下」を目指す道筋を指している。

先の報告書が、「Limiting Overshoot(オーバーシュートの抑制)」とタイトルが付けられ、サブタイトルは「Navigating exceedance of 1.5℃ and pathways towards return(1.5℃超過と回帰に向けた道筋)」となっていることが、まさにこれを指す。

そして、平均気温上昇が1.5℃を超える期間をできるだけ短くし、最終的には気温を低下させるよう取り組むことが必要であると、国連は示している。

「1.5℃を越えた状態が続けば、良い結果は生まれない」と、国連は指摘。さらに、そのような世界がどんな姿になるか、だれにも予測できないと述べている。

1.5℃を超えることがもう避けられないとわかったいま。あきらめるのではなく、少しでもそれを抑え、回復させることを私たち一人ひとりが考えていくべきだろう。

※掲載している情報は、2026年10月13日時点のものです。

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