HOSHIKOの「くまもとトマトロジープロジェクト」が6周年 活用した規格外トマトは累計300トンに

セミドライトマト 写真

株式会社HOSHIKO Linksが展開する、規格外トマトを活用し食品ロス削減に貢献する「くまもとトマトロジープロジェクト」が6周年を迎えた。なお、同規格外トマトの累計処理量は300トンに達する見込みだ。

ELEMINIST Press

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2025.10.16

規格外トマトを活用し食品ロス削減に貢献する「くまもとトマトロジープロジェクト」が6周年

くまもとトマトロジープロジェクト ロゴ画像

乾燥野菜の製造や販売を行う株式会社HOSHIKO Linksが展開する「くまもとトマトロジープロジェクト」は、今年で6周年を迎えた。

「生産者が手間ひまかけてつくったトマトをできるだけ活用したい」という想いから、熊本県八代市の「JAやつしろ 八代選果場」との連携によりスタートした同プロジェクト。

市場には出せない「規格外トマト」を乾燥させたドライトマトを展開し、累計処理量はまもなく300トン(約150万個、1個200g換算)に達する見込みだ。

規格外トマトの写真

今年8月に発生した豪雨災害の際、ちょうどトマトの苗を定植したところであったという八代は大きなダメージを受けた。それから苗を植え直し、今月初めよりようやく出荷が始まったものの、その量はわずかだという。

また、収穫量のおよそ5%が規格外トマトとなるというが、「農事組合法人八協連」は、同プロジェクトについて「収穫まで同じ手間をかけているわけだから、規格外トマトが少しは人のためになると思うと心が痛くない。HOSHIKOさんを通じて私たち生産者のことを少しでも心に留めてもらえるとうれしい」とコメントしている。

規格外トマトがカレー、スープ、ペットフード、石鹸などに変身

セミドライトマト 写真

規格外トマトを乾燥させたドライトマトを加工し、石鹸やキーマカレー、トマトスープなどに生まれ変わらせてきた同プロジェクト。

現在は新たに、ペットフードや、独自の製法で仕上げたセミドライトマトといった商品の開発を進めており、今年末までに販売をスタートする予定だという。

このセミドライトマトは、従来の市販品とは一線を画す“進化版”商品として展開されることを予告している。

ドライトマト・セミドライトマトを使ったおすすめメニュー

常温で長期保存ができる乾燥野菜は、災害備蓄としても、日常の料理にも活躍する便利な存在だ。

さらに、含水を除くことで軽量となるため、輸送・保管といったコスト軽減に直結する点も魅力。加えて、ボリュームは一定ながら軽量で扱いやすいため、効率的な物流に寄与する。

また、栄養素が凝縮されているため、不足しがちな栄養を手軽に補いたいときにも最適だ。ここからは、ドライトマト・セミドライトマトを使ったおすすめの調理法を紹介する。

「ドライトマトの炊き込みご飯」

ドライトマトの炊き込みご飯の写真

ドライトマトの凝縮された旨みをお米にしみ込ませた炊き込みご飯は、豊かな味わいが特徴。オリーブオイルやチーズとの相性もよく、仕上げにバジルを加えれば、洋風炊き込みご飯に仕上げることもできる。

「ドライトマトのスープ」

ドライトマトのスープの写真

ドライトマトの濃縮された甘みと酸味、ベーコンのコクが重なった、深みのある味わいが楽しめる一品。仕上げにオリーブオイルをかければ風味がよくなるだけでなく、リコピン吸収も向上する。

「セミドライトマトのおつまみ」

セミドライトマトの写真

セミドライトマトは、そのままお酒のおつまみとして活用できるほか、ヘルシーなおやつとして取り入れることもできる。健康を意識した食生活を心がけている人におすすめだ。

お問い合わせ先/株式会社HOSHIKO Links
https://hoshiko.co.jp

※掲載している情報は、2025年10月16日時点のものです。

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