【ELEMINIST 子どもと学ぶ連載スタート】 からあげやてんぷらで使った油で、飛行機がとべるって知ってる?人もごはんを食べると元気になるよね。飛行機も、元気にとぶには「ごはん(エネルギー)」がいるんです。いま、そんな飛行機の新しいごはん(エネルギーに)、からあげやてんぷらで使った油が使われています。
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エレミニスト編集部
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にんげんは、まいにちごはんを食べるよね。おなかがすくと、うごく元気がなくなっちゃう……。元気にうごくためには、ごはん(エネルギー)がとても大切なんです。
じゃあ、飛行機のごはんはなんだろう?
これまで飛行機のごはんとして使われてきたのは、「石油(せきゆ)」がもとになったもので、ちきゅうをあたたかくするガスが生まれてしまうんです。そこで、石油をつかうのではなく、からあげやてんぷらで使った油が、いま飛行機のごはんにつかわれはじめています。
それが、「SAF(サフ)*」と呼ばれるもの。
*日本語では「持続可能(じぞくかのう)な航空燃料(こうくうねんりょう)」
からあげやてんぷらの油で、どうやって飛行機がとぶんだろう?
「SAF(サフ)」のもとになるのは、おうちやレストランで使った油。
からあげ、てんぷら、フライ、フライドポテト、フライドチキンなどをつくるときに使う油です。
おうちで使った油は、スーパーなどであつめています。
あつめられた油は、「SAF(サフ)」をつくる工場にはこばれます。
工場でできた「SAF(サフ)」は、飛行機のなかにいれられます。
げんざいは、石油からつくられたものと、「SAF(サフ)」をまぜて使っているけれど、将来は「SAF(サフ)」だけの飛行機があたりまえに、とぶかもしれないんです。
「SAF(サフ)」をいれた飛行機がとんだ!
「SAF(サフ)」になるものには、油のほかにも、いろいろあります。
●サトウキビやトウモロコシの食べられない部分
●木
●ごみ
●目に見えないサイズの藻(も)
●にさんかたんそ
「SAF(サフ)」は、地球にやさしいエネルギーで、飛行機のごはんとして使われはじめているんだ。
そして、「SAF(サフ)」は、からあげやてんぷらで使った油からつくられるんだ。
おうちで使った油は、スーパーなどのボックスに入れよう。
こうすることで、飛行機と地球をおうえんできるよ。
記事監修/日本航空 イラスト/川合翔子 企画/佐藤まきこ(ELEMINIST編集部)
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