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ダイエット法としても注目されるプラントベースとは 代表的な食品やヴィーガンとの違い

プラントベースとは、主に、植物由来の食べ物を中心とする食事法のこと。「健康のための低脂肪な植物由来の食事」と定義され、健康的なダイエット法として注目されている。本記事では、プラントベースとヴィーガン、ベジタリアンの違い、プラントベースホールフード、代表的な食品について解説する。

2020.08.18

プラントベースとは

サラダ

Photo by Anna Pelzer on Unsplash

「プラントベース」とは、植物由来という意味。

本来は衣食住のすべてにおいて、動物由来の原材料を使った製品、食べ物を避けるライフスタイルのことを示す言葉で、1940年代にイギリスで動物性の製品、食べ物に対するボイコット運動として始まったビーガニズムに、端を発すると言われている。

その後、1980年代にアメリカの栄養学者であるT.コリン.キャンベル博士によって、プラントベース食とは「健康のための低脂肪かつ繊維質を多く含む植物由来の食事」と定義された。このことから、近年、プラントベース=植物由来の食べ物を選ぶ食事法(ダイエット)という意味合いで使われることが多くなっている。

また、2010年代に入ってからの急速な市場拡大を受けて、アメリカのプラントベースフードアソシエーションは、プラントベース食を、「野菜、果物、全粒穀物、ナッツ、種子、豆類などの植物由来の食物からつくられる製品」と、より具体的に定義した(※1)。

プラントベースと、ヴィーガン、ベジタリアンとの違い

プラントベースに類する言葉として知られるものに、「ヴィーガン」「ベジタリアン」という言葉がある。いずれも菜食中心の生活を示すものだ。

ベジタリアンは一般的に肉・魚類を一切食べない食事法であり、ベジタリアンの一派であるヴィーガンは、肉・魚類に加え、卵、乳製品、はちみつなどの動物由来の食べ物を一切口にしない完全菜食主義のことを示す。

とくにヴィーガンは、動物愛護や福祉、環境問題などへの倫理的考えに基づいた菜食主義とされ、衣食住のすべてにおいて動物由来の製品の使用を避けるなど、厳格なルールを守って生活をしている。

一方、プラントベースは、特定の思想や哲学に基づくものではなく、健康的な食事法といった意味合いが強い。ベジタリアン、ヴィーガンがすべての食生活を菜食主義とするのに対し、プラントベースは一部だけ取り入れることもできる。

厳密なルールがなく、カジュアルに実践できるヘルシー食事法として、アメリカやイギリスの若者を中心に大きな注目を集めているのが、プラントベースなのだ。

日本でも買える、プラントベース食品

1.肉も卵も使用しないハンバーガー

モスバーガーのグリーンバーガー

ハンバーガーといえば、牛肉のパティが使われているのが一般的だが、主要原材料に動物性食材を一切使用しない商品も販売されている。それが、モスバーガーの「MOS PLANT-BASED GREEN BURGER(グリーンバーガー)」だ。

肉の代わりに大豆を使用したパティには、旨味を引き出すためにしいたけが隠し味に使われており、バンズにはパサつきをおさえるために豆乳クリームを使用。肉類を使用したハンバーガーと比べても遜色なく楽しめる味とボリューム感を実現している。

2. 動物性原料もパーム油も使用しないカップラーメン

イケアのプラントラーメン(カレー味)

さっと済ませたいときの食事として重宝するカップラーメンにも、プラントベース100%の商品がある。IKEA(イケア)で販売されている「プラントラーメン」だ。

味は野菜ベースの塩味と、カレー味の2種類。どちらも植物由来の原材料からつくられていることに加え、化学調味料不使用、パーム油不使用で、身体にも環境にもやさしいカップラーメンとなっている。

3. 乳製品を使用しないヨーグルト

乳製品のイメージの強いヨーグルトにも、プラントベースのものがある。

1つは豆乳を乳酸菌で発酵させてつくられた「SOYBIO(ソイビオ)」や「大豆で作ったヨーグルト」などの豆乳ヨーグルトだ。普通のヨーグルトと比べると、酸味がなく、まろやかな味わいが特徴。

もう1つはアーモンドミルクを乳酸菌で発酵させた「クリエイト アーモンドヨーグルト」。こちらはアーモンドのヨーグルトで、香ばしい風味が味わえる。
どちらも一部のスーパーで購入することができる。

プラントベースホールフードとは

ここまでで説明したように、プラントベースとは植物由来の食べ物をとる食事法を主に指す言葉だ。プラントベースホールフードは、そこに「ホールフード=丸ごと」という言葉が追加されている。

つまり、「プラントベースホールフード(ホールフーズプラントベース)」とは、植物性の食材をできるだけ加工せずに食べる食事法のことを言う。また白砂糖や白米、白い小麦粉などの精製された食品や、添加物、保存料なども避けることを推奨している。

プラントベースホールフードでは、食材を自然に近い状態で摂取することで、栄養素を壊すことなくとれることから、自然体で健康な身体づくりに効果的な食事法であるとされている。

「ホールフードダイエット」「プラントベースダイエット」など呼ばれることもあり、注目されている食事法だ。

※1
Plant Based Foods Association Certified Plant Based Claim Certification Program
https://d2evkimvhatqav.cloudfront.net/documents/pbfa_nsf_certified_pb_definition_only.pdf
※掲載している情報は、2020年8月18日時点のものです。