持続可能な海を目指した啓発活動を行う「一般社団法人Chefs for the Blue」は、環境負荷の低い「北海道ほたて」を使った「やさしーフード!北海道ほたてフェア」をスタートした。人気レストラン5店が参加し、それぞれが期間を分けて「北海道ほたて」を使ったメニューを提供する。
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持続可能な海を目指した啓発活動を行う「一般社団法人Chefs for the Blue」は、環境負荷の低い「北海道ほたて」を使った「やさしーフード!北海道ほたてフェア」をスタートした。
このレストランフェアには、「LATURE」・「MONICA」・「Don Bravo」・「CRAZY PIZZA」・「洋食おがた」の5店が参加し、それぞれが期間を分けて「北海道ほたて」を使ったメニューを提供する。
本フェアの背景には、昨年8月に中国が日本産水産物の輸入を停止したことが関係している。
北海道ほたては、以前は中国向けの輸出が全体の約7割を占めていたが、この影響でゼロになった。現在は東南アジアやアメリカなどへの輸出が増えており、販路の多角化が進んでいるが、現在も続く中国による輸入停止措置は、ほたてを含む北海道の水産業に大きな打撃を与えている。
本フェアは、この状況を打破し北海道ほたてを国内で楽しむ機会をより増やすべく、「Chefs for the Blue」と各レストランのシェフの連携によって実現したものだ。
農林水産省の漁業・養殖業生産統計によれば、日本のホタテガイ生産量は2000年以降、漁業と養殖業を併せて年間約50万トンにのぼるとされている。2023年時点で、ホタテガイは国内で2番目に多く生産されている魚種なのだ。
多くの水産物の生産量が減少傾向にあるいま、高い生産量を保ちつづけるホタテガイは、国内需要を100%カバーできる上に、消費量を増やせる可能性のある数少ない水産物である。
また、ホタテガイはカキやムール貝と同様の二枚貝であり、海中の植物性プランクトンを食べて育つため、養殖時にも餌を与える必要がないという利点もある。
さらに、「北海道漁業協同組合連合会のホタテガイ漁業」は、2013年に環境への配慮と水産資源の持続可能性を実現した漁業にのみ与えられる国際的なエコラベル認証を取得しており、サステナブルシーフードとしても知られている。こうした「北海道ほたて」の魅力は、国内でもより認知されるべきだろう。
「ホタテのピザ」
開催期間:10月1日(火)〜31日(木)
レストラン:Don Bravo 「ホタテのピザ」/CRAZY PIZZA TORANOMON 「ホタテのピザ」
「ホタテフライ タルタルソース」
開催期間:11月1日(金)〜30日(土)
レストラン:洋食おがた「ホタテフライ タルタルソース」
お問い合わせ先/一般社団法人Chefs for the Blue
https://chefsfortheblue.jp/
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