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「Secondhand September(セカンドハンド・セプテンバー)」をご存知だろうか?新しい服を購入せず、古着を楽しみ、地球によりやさしい選択をしようと呼びかけるもので、イギリスで創設された国際NGO「オックスファム」が始めたものだ。
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エレミニスト編集部
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9月は古着にスポットライトをあてよう。そんなキャンペーンが世界で行われている。その名も「セカンドハンド・セプテンバー」だ。
これは、イギリスのオックスフォードで創設され、貧困のない世界を目指して世界各国で活動を行う国際NGO「オックスファム」が呼びかけたもの。
9月は夏から秋に装いが変わる季節で、世界各地でファッションウィークが開催される。ファッションにひときわ注目が集まるシーズンだ。そんななか、新品を購入するのではなく、古着の良さを見直そうと促すキャンペーンをおこなっている。
オックスファムでは、トレンドを追いかけて衝動的に新しいものを購入する代わりに、「古着を選んで、ファストファッションに反対する姿勢を示そう」とウェブサイトでメッセージを送っている。
アパレルブランドの透明性を示した「ファッション透明性インデックス」によると、2022年に製造量のデータを公開したブランドは、わずか15%だった。そのため、世界でいったいどのくらいの服がつくられているか誰も知ることはない。
だが、その数は毎年1000億点にもなるとも言われる。そして、世界で1年間に9200万トンの繊維廃棄物が発生しているものと推測される。その多くは、焼却や埋め立て処分され、発展途上国に送られるものもある。
これは、ファストファッションの台頭によって、過剰消費や使い捨てのファッションが当たり前になったことが要因だ。また、消費者である私たちも、それを当たり前のライフスタイルにしていることも要因となっている。
そんな考え方に異議を唱え、ファッションに対する考え方や買い物の方法を見直そうと広く呼びかけるのが「セカンドハンド・セプテンバー」なのだ。
「セカンドハンド・セプテンバー」の考えに共感したら、ぜひこの呼びかけに加わろう。やり方はシンプルだ。
(1)9月の1ヶ月間、新しい服を買わない
(2)購入するなら、古着を選ぶ
SNSに #SecondhandSeptember のタグをつけて投稿して、まわりの人に呼びかけてもいいだろう。
そして古着を選ぶときは、「古着だから」「安いから」という理由ではなく、本当にそのアイテムが気に入ったかどうかをポイントにしよう。心から好きなアイテムは、長く愛用できる。そして購入後にクローゼットで眠らせないためにも、手入れしやすいもの、手持ちの服に合うものを選ぶといい。
日本ではまだあまり知られていない「セカンドハンド・セプテンバー」だが、この記事をきっかけに、古着の良さを見直してみてはどうだろう?
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