「VegMovies」は、7月初旬にオープンしたばかりの映画検索ができるプラットフォームだ。おもにヴィーガンの人たち向けられた作品が集められている。現在チェックできる作品は200以上。アメリカ、カナダ、イギリスで視聴できるストリーミング配信サービスをピックアップしているという。
小嶋正太郎
農家 / 編集者
元ELEMINIST副編集長。2021年7月に東京から瀬戸内海に浮かぶ因島へと拠点を移す。高齢化で運営困難になった八朔・安政柑農園を事業継承し、農家として活動中。
ヴィーガニズムという言葉は、ようやく日本でも浸透し始めたけど、まだ一部の意味しか知らない人も多い。
動物愛護の考えを持つのは有名かもしれないが、健康のためにヴィーガンになる人もいれば、環境保護のためにヴィーガンになる人もいる。
結局は個人の主義主張だから、明確に定義できないことも理解のハードルを高くしているのだろう。
とはいえ、いまヴィーガニズムは知っておいて損はない考えだ。今後は環境意識の観点から注目が集まるだろうから。
もしもヴィーガニズムに賛同していたり興味を持っていたりするなら、ぜひチェックしてほしいサービスがある。それが「VegMovies」だ。
「VegMovies」よりスクリーンショット
「VegMovies」は、7月初旬にオープンしたばかりの映画検索ができるプラットフォームだ。おもにヴィーガンの人たち向けられた作品が集められている。
立ち上げの発起人Jason Schrammさんによれば、ヴィーガンフレンドリーな映画を探すことが難しかったそうだ。ウェブサイトで当時の様子をこう回想している。
「ヴィーガン向け映画TOP10を載せた記事はたくさんあるのですが、どれも主観的だしピックアップされている映画がことなりました。しかも、リンクが有効ではなかったり、トレーラーがなかったり、観たくても観れない作品がたくさんあったのです」。
そうしてローンチされたのが「VegMovies」。NetflixやHuluなど、どのストリーミング配信サービスでチェックできるかも教えてくれる。ヴィーガンの前にユーザーフレンドリーと言えるだろう。
現在チェックできる作品は200以上。気候変動の深刻さを訴えるもの、動物搾取の現実を記録したもの、動物が主人公のものなど、さまざまな作品をヴィーガン目線で紹介している。
たとえば、ジェームズ・キャメロンの『アバター』は、ヴィーガンな映画ではないと前置きしながら、自然との調和に注目してほしいと説明しているのだ。
「VegMovies」のリストは、アメリカとカナダ、イギリスで視聴できるストリーミング配信サービスをピックアップしている。日本から利用する場合は、そもそも字幕もない作品があったりするので、少し注意は必要だ。
そうだとしても、世界のヴィーガンがどんな映画に注目しているのかを知るには、ちょうどいいサービスになるだろう。
参照/VEGMOVIEWS
https://www.vegmovies.com/
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