使用後は生分解が可能 2021年から「ジョニーウォーカー」が紙製パッケージに 

2021年からジョニー・ウォーカーのパッケージが紙製になる。紙製ボトルを開発したのは、アルコール飲料のグローバルブランド「Diageo(ディアジオ)」が、ベンチャー支援企業と共同設立した「Pulpex(パルペックス)」社。使い終わった後は生分解が可能となる革新的なパッケージだ。

小嶋正太郎

農家 / 編集者

元ELEMINIST副編集長。2021年7月に東京から瀬戸内海に浮かぶ因島へと拠点を移す。高齢化で運営困難になった八朔・安政柑農園を事業継承し、農家として活動中。

2020.08.28
SOCIETY
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「ジョニー・ウォーカー」がガラスではなく紙のパッケージに

ジョニー・ウォーカーの紙製パッケージ

下手に形容すると野暮になりそうだから、ありのままに伝えようと思う。

2021年からジョニー・ウォーカーのパッケージが紙製となるようだ。メーカーの「Diageo(ディアジオ)」が発表した。

この決断は他の多くの企業にも影響を与えるだろう。

そもそも「Diageo」は、スピリッツとビールのカテゴリーで世界に名を馳せるブランドを保有している。日本でも有名なアルコール飲料をあげるなら、スミノフとギネスだろう。クラウン ローヤルやJ&B、シロック、キャプテン モルガン、ベイリーズなども、だ。彼らの商品は180ヶ国以上で販売されているという。

そんなグローバルカンパニーがパッケージをガラス製から紙製に切り替えるなら、後を追うメーカーが続出するだろう。ジョニー・ウォーカー以外のブランドにも採用されるなら、なおさらだ。

「Diageo」は「Responsible Drinking(責任ある飲酒)」を推進していることもあり、環境に配慮する決定を下した経緯もあるそうだが、業界をリードする存在なのは間違いないだろう。

ユニリーバやペプシコにも提供予定 波及効果に期待高まる

紙製ボトルを開発したのが、「Diageo」がベンチャー支援企業「Pilot Lite」と共同設立した「Pulpex(パルペックス)」という企業であることも忘れてはいけない。

通常の紙パックは内側をプラスチックを使用することで水漏れを防ぐが、ジョニー・ウォーカーに採用されるパッケージは樹脂でコーティングされるという。そうすれば、使い終わった後には生分解が可能になるそうだ。

ちなみに、紙製パッケージの素材となるパルプは、サステナビリティをしっかりと意識した森林からとられているため、環境破壊に起因することはない。

「Diageo」の最高サステナビリティ責任者Ewan Andrew氏は、こうコメントしている。

「私たちはサステナビリティを追求し続けた結果、この画期的なパッケージを生み出せたことをとても誇りに思っています」

「Pulpex」の技術はユニリーバやペプシコなどにも提供される予定があるという。今後、どれくらいのメーカーが「Diageo」の後を追うのだろうか? 企業のサステナビリティ施策に注目だ。

参照元/DIAGEO
https://www.diageo.com/

※掲載している情報は、2020年8月28日時点のものです。

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