一足一足が熱帯雨林の再生につながる 時代を超えて愛されるスニーカー「カリウマ」

ブラジル発の「カリウマ(CARIUMA)」

ブラジル発の「カリウマ(CARIUMA)」は、オーガニックコットンやコルク、竹などの高品質な原材料を採用し、製造過程であまった原料はリサイクルして別の一足に使用するなど、製造工程を減らしてエネルギーやコスト、さらに廃棄物を削減し、環境に負荷のかかりにくいスニーカーづくりを行っている。さらに1足販売されるごとに2本の木が植樹される取り組みも実施する。そんな「カリウマ」の魅力を紹介しよう。

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2024.06.13
Promotion: CARIUMA

素材選び・製造・労働環境まで トレーサビリティを確保


カリウマ(CARIUMA)は、もともと大手シューズブランドで働いていた、ブラジルの男性2人が始めたスニーカーブランドだ。トレンドに流されるファストファッションが台頭するなか、そんなものづくりや消費スタイルに疑問を持った彼らが、「より長く愛されて、環境に配慮したものを」と考え、生まれた。

環境への負荷が小さい高品質な原材料を厳選

ブラジル発のスニーカーブランド「カリウマ(CARIUMA)」ロゴ link

ブランド名の「CARIUMA」は、ブラジルの先住民の言葉で、「多様性」と「融合」を組み合わせたもの。ロゴも、ブラジルの先住民の家紋からインスピレーションしたものを採用している。

スニーカーづくりで必要となる原材料には、環境への負荷が小さなものを選んでいる。例えば、コットンは有機栽培されたオーガニックコットンをチョイス。農薬や化学肥料によって生態系や農業従事者へも影響を与えにくいものをセレクトしている。また、成長が早く二酸化炭素吸収量も多い竹、灌漑ではなく雨水によって育てられたサトウキビなどを採用。アッパーや靴紐、糸などのプラスチック部分には、リサイクルPETを使用している。

スニーカーづくりに携わる人もハッピーに 労働環境にも配慮

カリウマでは、製造過程のすべての段階でもサステナビリティを実践。公正ではない賃金で劣悪な環境下で人々が働くことのないよう、カリウマのものづくりに共感するパートナーに依頼。公正な労働時間と賃金で人々が働けるよう配慮している。

トレーサビリティを確保

トレーサビリティとは、製品が「いつ、どこで、誰によってつくられたのか」追跡可能であることを意味する。トレーサビリティが確保されているものほど、製品がつくられ、流通してきた工程が明らかになり、透明性や安全性が高いと言える。

カリウマでは、ティア1(メーカーとダイレクトに取引する企業)のトレーサビリティは100%を確保。ティア2(原材料プロセッサー、パッケージング等)で85%、ティア3(糸、ポリマー、チップ)でも59%を確保している。

「古き良き新しさ」を感じる 一年中愛用できるクラシックなデザイン

カリウマでは、短期間で移り変わるトレンドに流されるのではなく、ひとつのものを長く愛用してもらうことを目指している。そのため、カリウマのスニーカーは、一年中、どんなコーディネートにも合わせやすい、クラシックなデザインを採用。ビンテージにインスパイアされた、“古きよき美しさ”を感じさせてくれる。

また、スケートボードシューズやカジュアルシューズを軸に展開し、プロアスリートやトップアマチュアからも熱烈な支持を集めているという。軽量で耐久性があり、すっと足になじむシューズは、定番として持っておきたい一足になるはずだ。

一足販売ごとに2本の木を植樹 生物多様性や森林再生も支援

ファストファッションが与える環境への影響は決して小さなものではない。そこでカリウマでは、環境保護を支援する活動にも積極的に取り組んでいる。その大きな取り組みのひとつが、カリウマのスニーカーを1足販売するごとに、2本の木を植える活動だ。カリウマが誕生したブラジルの熱帯雨林の植樹活動を行い、これまでに250万本を植えてきた。

また、生物多様性保護や森林再生などの活動を行う非営利団体の支援も行い、地球を守る取り組みを支援し続けている。

Bコープ認証も取得 本当によいものを追い求めて

単なるスニーカーブランドと紹介するだけではもったいないほど、確固たる信念のもと、スニーカーづくりを行っているカリウマ。そんな姿勢は、社会や環境のための事業を行っている企業に認証されるBCorp認証を取得していることからも、よくわかるだろう。現在、オーガニックコットンキャンバスの廃棄物をなくすべく、リサイクルプログラムを開発しているという。

新しい一足を探しているなら、こんなサステナブルを体現するスニーカーに目を向けてみてはどうだろう?

※掲載している情報は、2024年6月13日時点のものです。

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