歯磨き粉は無添加がいい!おすすめ10選とメリット&デメリット

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食べ物と同じように、口のなかに入る歯磨き粉の成分にこだわっている人はどのくらいいるだろう。できれば、可能な限り安全な無添加の歯磨き粉をおすすめしたい。この記事では無添加歯磨きを選択するメリットやデメリット、おすすめの無添加歯磨き粉10個を紹介する。

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2024.03.27

無添加歯磨き粉とは

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無添加歯磨き粉とは、通常の歯磨き粉に添加される化学成分や人工的な添加物を含まない歯磨き粉のこと。一般的な歯磨き粉には、着色料、香料、防腐剤、保存料などが含まれていることがある。しかし無添加歯磨き粉は、これらの成分を含まない。

注意が必要なのは「無添加」という言葉だ。これには明確な定義がないため、どのような添加物が使用されていないか、もしくは使用されているかが具体的に明示されていない。そのため、無添加と表示されていても、その製品が本当に体や健康にいいものかを確認するためには、成分表や製品の説明を確認する必要がある。

無添加歯磨き粉のメリット

一般的な歯磨き粉と無添加歯磨き粉を比較した際に、無添加歯磨きを選択するメリットについて解説する。

研磨剤を使用していない

研磨剤は、歯の表面の汚れや着色を取り除くために使用される成分である。汚れを落とし、歯を綺麗に見せるためには有効な成分だが、過剰に使用すると歯のエナメル質を削り、歯の表面を傷つける可能性がある。無添加歯磨き粉で研磨剤を使用していないものは、歯をやさしく磨くため、歯の表面を保護して、歯の健康を維持する。

界面活性剤を使用していない

界面活性剤は、多くの歯磨き粉に含まれている成分だ。界面活性剤は歯磨き粉を泡立て、歯に付着した歯垢や汚れを浮かせる役割がある。しかし界面活性剤には、口内の粘膜を刺激したり、口内のバランスを乱したりする懸念もある。界面活性剤を使用していない無添加歯磨き粉なら、やさしい洗浄力で歯と口内の健康を維持できるだろう。

フッ素を使用していない

フッ素は、歯を強化して虫歯を予防するために一般的に使用される成分だが、体質によってはフッ素アレルギー反応を引き起こす可能性がある。フッ素不使用の無添加歯磨き粉は、フッ素に不安を抱える人も安心して使用可能だ。

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無添加歯磨き粉のデメリット

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無添加歯磨き粉は自然な成分を使用しているため、一般的な歯磨き粉よりも原材料の調達や製造方法にコストがかかる傾向がある。そのため、無添加歯磨き粉の価格は通常の歯磨き粉と比較して割高になりやすい。

また無添加歯磨き粉は、自然な物質を使用して独自の配合を行っていることもあり、個々の製品によって効果や使用感が異なる。一般的な歯磨き粉よりも市場でのシェアが低いため、地域によっては、無添加歯磨き粉を購入できる店舗が限られていることもあるだろう。

しかしオンラインショッピングの発展により、遠隔地であっても無添加歯磨き粉を購入できるようになってきている。

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おすすめ無添加歯磨き粉10選

素材にこだわってつくられた、おすすめの無添加歯磨き粉を10選紹介する。

シャボン玉石けん|シャボン玉こどもせっけんハミガキみかん味 〈ドラッグストアで購入可能〉

「シャボン玉こどもせっけんハミガキみかん味」は、子どもが使いやすいみかん味の無添加歯磨き粉だ。合成界面活性剤、フッ素、防腐剤、着色料など不使用で、無添加石けんを発泡剤に使用し、刺激も少ないので、使用した後の味覚を変化させない。ほどよい泡立ちでブラッシングしやすく、子どもだけではなく大人の仕上げ磨きにも最適だ。

georganics|歯磨きペースト〈100%天然成分〉

瓶に入った無添加歯磨き粉。最後まで使い切りやすく、外装箱もリサイクル可能な素材を使用している。合成界面活性剤をはじめとしたケミカルな成分を一切使用せず、天然由来の研磨剤である炭酸カルシウムで口腔内を清潔に保つ。余分な味残りや刺激がなく、爽快感あるスッキリとした磨き上がりを実現している。

AND VITAL MATERIAL|歯磨き粉 レモンミント〈100%天然成分〉

天然由来成分100%、オーラルケアのプロが携わって開発された歯磨き粉だ。4種のハーブ精油と5種のオーガニック植物エキスを配合し、口腔内を清潔に保ち口臭を予防する。ハッカ、スペアミント、など植物由来の天然成分が豊富に含まれており、爽やかな使い心地だ。キシリトール配合で虫歯のリスクを軽減する。

AND VITAL MATERIAL|ホワイトニング歯磨き粉 ハーブミント〈ホワイトニング機能〉

天然由来成分100%のホワイトニング歯磨き粉。ホワイトニングには貝由来の天然アパタイトを配合しており、ナチュラルな歯磨き粉でありながらしっかりしたホワイトニング効果が期待できる。貝由来のアパタイトには、歯のエナメル質を守りながら、ヤニ汚れやステインなどの汚れを吸着して落とす効果がある。従来の歯磨き粉のように研磨することなく、やさしい使い心地で清潔感のある白い歯を目指せる。

Davids|歯磨き粉 センシティブ〈ホワイトニング機能〉

敏感な歯と歯茎を丁寧にケアするホワイトニング歯磨き粉。天然由来の成分のみを用いてつくられており、歯垢の除去や色素の沈着を防いで自然に歯をトーンアップしてくれる。また歯の表面をなめらかに整えるナノヒドロキシアパタイトが配合されており、低刺激を実現している。さらにはクルエルティフリーで、ヴィーガンにも対応する。

NEMOHAMO|ソルティ歯磨き粉〈ホワイトニング機能〉

「NEMOHAMO」は、植物の力をまるごと活かしたオーガニックコスメブランド。このソルティ歯磨き粉は、日本の海水から自社製造で丁寧につくられた海塩と、ローズマリーなどの植物エキスを配合しており、自然の力で口臭を予防し、明るく爽やかな口元を実現する。また粒子を細かく加工した炭酸カルシウムが配合されており、ホワイトニング効果も期待できる。

made of Organics|オーガニック ホワイトニング トゥースペースト〈研磨剤フリー〉

「made of Organics」の「オーガニック ホワイトニング トゥースペースト」は、自然でシルキーな歯に導く、研磨剤フリーのオーガニックホワイトニング歯磨き粉だ。蚕から取得した成分であるエリシルクが歯の汚れを吸着し、エナメル質にやさしく自然な美しさへ導く。エリシルクを配合することで研磨剤を使用しないため、歯のエナメル質を傷つけることなく歯垢やステインなどの汚れを浮かせ、ブラッシングによって取り除きやすくなる。

georganics|歯磨きペーストタブレット

合成界面活性剤、研磨剤、発泡剤、フッ化物などのケミカルな成分を一切不使用。天然由来の研磨剤である炭酸カルシウムを配合して、口内環境を乱すことなく使える。1回分が1粒になったタブレットタイプだから、旅行や出張に携帯するほか、防災にも便利。爽やかなミントの香りだ。

amritara|トータルバランストゥースぺースト〈国産ブランド〉

口に直接入る歯磨きも、スキンケア同様に成分にこだわりたいという思いから開発された無添加歯磨き粉。四万十川の山間部で育ったヒノキから抽出した四万十ヒノキ水や、自然の力強さを感じる5つの精油をバランスよく配合している。このトゥースぺーストは、虫歯を防ぐ、歯を白くする、口臭を防ぐなど、オールインワンの効果を実現している。

LOGONA|ナチュラルホワイトはみがき〈海外ブランド〉

100%ナチュラルのホワイトニング無添加歯磨きジェル。オーガニック成分を使用しており、天然由来の研磨剤シリカで、歯の汚れをやさしく落とし白い歯を段階的に目指していく。エナメル質を傷つけることなく、歯の汚れやステインを除去するため、歯の持つ本来の美しさを引き出す。爽やかなミントの香りと、穏やかな泡立ちのペースト状で使い心地もいい。

無添加歯磨き粉で刺激を避けて口内を清潔に

口のなかは私たちが考えている以上に繊細だ。口腔内の清潔さが損なわれると、雑菌が繁殖してしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まる。

また歯磨きに含まれる成分によっては、粘膜に不要な刺激を与えてしまうことも考えられる。自然派の素材でつくられる無添加歯磨き粉は、不要な刺激を避けながら口のなかをしっかり清潔に保ってくれる。

健康にいい食べ物を選ぶのと同様に、口のなかを磨く歯磨き粉もできるだけ体にいいものを選びたい。

※掲載している情報は、2024年3月27日時点のものです。

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