米スタバ、ほぼすべての注文で「マイカップOK」 ドライブスルー&アプリ注文にも対応

スタバのマグカップを持つ手

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スターバックスコーヒーは、アメリカとカナダの全店で、ほぼすべての注文で、マイカップに対応するサービスを開始した。ドライブスルーやアプリ注文でもマイカップに対応するコーヒーチェーンは、アメリカで初めてとなる。

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2024.01.09

ドライブスルーやアプリ注文にも対応 全米初

スターバックスコーヒーの店内

Photo by Vaishnav Chogale on Unsplash

米スターバックスは2023年1月3日から、アメリカとカナダの国内にあるすべての店舗で、ほぼすべての注文でマイカップに対応することを発表した。ドライブスルーやアプリ注文にも対応することとなり、これはコーヒーチェーンとしてアメリカで初めてのこととなる。

これまで米スターバックスでは、店内の対面での注文にのみ、マイカップの利用に対応してきた。しかしアメリカでは、同店の売上げのおよそ7割をドライブスルーとアプリ注文で占めており、とくにパンデミック以降はドライブスルーやアプリ注文の人気が高まり、マイカップ対応の需要も増えてきたという。

米スターバックスでは、2030年までに廃棄物を50%削減することを目標として掲げている。同店のコーヒーカップは、プラスチックと紙を両方使用しているためリサイクルが難しいことも問題だった。

そのため、2023年春にコロラド州にあるスターバックス200店舗のドライブスルーで、実証実験を実施。その成功を受けて、今回のようにほぼすべての注文でマイカップに対応する取り組みを開始することとなったのだ。

ウーバー・イーツなどのデリバリーサービスを利用して注文した場合は、マイカップの利用はできないが、それ以外のすべての注文でマイカップの利用が可能となる。

マイカップが当たり前の選択肢に

少し前までは、コーヒーチェーンで購入するコーヒーは、使い捨てコーヒーカップに入れられるのが一般的だった。しかし、少しずつ使い捨てではないカップの利用も増えつつある。

環境団体のグリーンピースが行った調査で、使い捨てカップよりも、再利用できるカップの方が、環境への負担が少ないことが示唆されている。しかし、現状は使い捨てカップの利用の方がまだ断然多い。

「リユースカップと使い捨て」 環境にいいのは本当はどっち?

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米スターバックスでは、マイカップの利用者に0.1ドル(約14円)の割引を行い、メンバーシップの会員には25スターを進呈するという。大手スターバックスのこの取り組みが、アメリカや世界のコーヒーチェーンのスタンダードを大きく変える一歩になるかもしれない。

※掲載している情報は、2024年1月9日時点のものです。

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