デザインスタジオ「DiFOLD」が開発を手がける、折りたたみ式のボトル「Origami Bottle」。クシャッと折りたためるので、いつでもどこでもスマートに持ち運べる。キャップ部分には水漏れ防止技術を採用し、使いやすさにも配慮。荷物を持ち運びたくない人には、うってつけの商品だ。
小嶋正太郎
農家 / 編集者
元ELEMINIST副編集長。2021年7月に東京から瀬戸内海に浮かぶ因島へと拠点を移す。高齢化で運営困難になった八朔・安政柑農園を事業継承し、農家として活動中。
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最近、サステナビリティの観点からたくさんの人がマイボトルを持ち歩くようになっている。デザインや大きさなども豊富で、好みに応じて自分のスタイルを追求できるのがうれしいところ。
とはいえ、飲み終わったあとにバッグの中でかさばったり、収納スペースをとってしまったりと課題も多い。
今月半ばまでクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で資金調達をおこなっていた「Origami Bottle(オリガミボトル)」は、使いにくさを解消するアイテムだ。その名の通り、折り紙に着想を得たリユース可能なボトルで、製造を手がけているのはデザインスタジオ「DiFOLD」。
「Origami Bottle」の場合は、クシャッと折りたたむことができるので先の課題を解消。いつでもどこでもスマートに持ち運べるのだ。
容量は750mlで高さは21cm。折りたためば、最小で高さは5.5cmにまでなる。しかも重さは120g。ストレスを感じることなく、バッグに収納可能だ。
また、キャップ部分には水漏れ防止技術を採用し、使いやすさにも配慮。いとも簡単に折りたたむことができるにもかかわらず、キャップを閉めている際にはボトルは決して潰れないし、サイズも変わらないという。
「Origami Bottle」はブラシなどを使っても傷はつかず、食器洗浄器にも対応。計算上では5年も同じ機能を維持できるそう。素材には熱可塑性樹脂を使用し、味や匂いに影響を与える心配もなし。
その見た目からだけでは判断することが難しいが、ハイスペックなボトルだ。通常のマイボトルが持つ機能に劣らず、むしろ、折りたたみ式になっている点は他よりも優れている。なるべく荷物を持ち運びたくない人にとっては、うってつけの商品ではないだろうか?
リユース可能という点で環境に配慮しているだけでなく、リサイクル可能を採用していることもポイントだ。さらに、将来的には捨てられる「Origami Bottle」を回収し、それを分解し、新たなボトルに生まれ変わらせる仕組みも導入する予定とのこと。
「Origami Bottle」は今っぽさを感じられる淡さを取り入れた色展開で、ブルーとピンク、グリーンから選択可能。ゆくゆくは、より多くの色を取り扱い、たくさんの人のニーズにしっかりと応えるそうだ。現在は、海外のクラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」でプレオーダーが可能となっている。
文・小嶋正太郎/編集・ELEMINIST編集部
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