人にも地球にもやさしい グルテンフリー専門の弁当屋「みちのり弁当」

みちのり弁当

愛知県名古屋市に1月にオープンしたグルテンフリーの弁当屋「みちのり弁当」は、小麦アレルギーを持つ人も、そうでない人も垣根なく食事を楽しみわかち合うことのできる弁当屋だ。店舗の建築やパッケージにおいても環境への配慮を行っている。

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2023.02.21
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店主の小麦アレルギーの経験から誕生したグルテンフリーの弁当店「みちのり弁当」

1月27日(金)愛知県名古屋市浄心にグルテンフリーの弁当屋「みちのり弁当」がオープンした。「みちのり弁当」は、店主でありグルテンフリーアドバイザーのnaco氏が小麦アレルギーを発症し、孤独や不便さを味わった経験から誕生したグルテンフリーの弁当屋だ。

小麦アレルギーを持つ人でも安心して口にすることができるよう、小麦をはじめとする麦類を使用せず、また麦類の混入を防ぎながら調理、販売している。

さらにグルテンフリーに親しみのない人でも気軽に楽しんでもらえるよう、料理監修に料理家の中辻健太を、またパッケージのイラストにイラストレーターの中山信一を起用。

「おいしい」「かわいい」の切り口を増やすことで、グルテンフリーの門戶を大きく開き、小麦アレルギーの人も、そうでない人も垣根なく、ひとつの食卓で食事を楽しみわかち合うことができる未来をみちのり弁当は目指す。

お弁当は、みちのり弁当、魚のり弁当、肉のり弁当の3種。その他にも、唐揚げやコロッケといった揚げ物、きんぴらごぼう、ポテトサラダなどの惣菜、おにぎり、味噌汁、どら焼きも販売。ECサイトも同時にオープンし、米粉を使用したラーメンや惣菜の販売も順次開始する。

小麦の混入するコンタミネーションを防止

みちのり弁当では、小麦に加え、大麦、オーツ麦も不使用。微量のたんぱく質でもアレルギー反応が出てしまう人でも、安心して口にすることができる。

また食材の調理工程や、小麦が混入する「コンタミネーション」を防止するためいくつか取り組みを行っている。店舗には、麦類を持ち込まず、厨房機器のリースは利用しないで新しい機器を使用している。

またユニフォームは持ち帰らず、店舗で洗濯するように徹底している。

食材・調味料の道のりを語ることのできる弁当屋

並べられた料理

コンセプト設計、ネーミング開発に始まり、ロゴデザイン、商品ビジュアルの提言、パッケージデザイン、店舗サインデザイン、店舗デザインのディレクションと、みちのり弁当のトータルブランディングを担当したのは株式会社ライツデザイン

「安心して口にできる」にとどまらない、アレルギーの有無に関わらず「食べたい」「わかち合える」弁当屋を目指しブランディングを行った。

みちのり弁当のコンセプトは「ここから」。小麦アレルギーを発症したことで閉ざされてしまった「自由に食べる」「人とわかち合う」楽しみがまたここみちのり弁当から始まる。

そしてお店の背景や、食材・調味料の道のり(製造過程)を語ることができ、海苔弁当を提供する弁当屋として「みちのり弁当」と名付けている。

みちのり弁当パッケージ

デザインは「真心」「安心感」といったキーワードで展開し、どこか懐かしく安心できる表現を随所に感じることができる。メインビジュアルの制作にはイラストレーターの中山信一を起用。3種のお弁当に合わせ3人のキャラクターがオリジナルで書き下ろされている。

店舗建設やパッケージでも環境配慮 人にも地球にもやさしく

店舗も新築せず改築することで、解体によるごみの排出量を減らした。築年数60年の木造建築を再利用。元の建築に加えファサードにも木を配し、建築においてもあたたかな世界観を演出。さらに前面をガラス張りにすることで厨房を覗くことができ、調理時の安心安全を視覚的に確認することができる。

みちのり弁当は人体への配慮に加え、地球環境にも配慮する弁当屋。使い捨ての包材が多く発生するテイクアウト店だが、できる限りの脱プラを目指し、植物由来素材を積極的に取り入れている。

かけ紙や箸袋、紙袋にはFSC認証紙を使用、お弁当箱やテイクアウト容器、タルタルソース容器には、脱プラ素材や紙素材、サトウキビバガスを活用している。

エプロンはリネン100%、手ぬぐいはコットン100%の自然素材でつくられたものを使っている。

お問い合わせ先/みちのり弁当
https://gf-michinori.jp

※掲載している情報は、2023年2月21日時点のものです。

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