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手を洗う回数が増えた昨今、せっかくなら肌にも環境にもやさしいハンドソープを選びたい。そんな人に、オーガニックハンドソープの選び方とギフトにも喜ばれるおしゃれなボトルのアイテムを厳選してご紹介。毎日の何気ない手洗いも、お気に入りのハンドソープなら気分を高められるはず。
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化学合成肥料や農薬を使わず、遺伝子組換え技術を利用しない、有機栽培された植物を原料に使用したハンドソープのこと。混同されやすいものとして、自然由来の成分を多く使用し、化学合成成分を極力減らすか使用しない”ナチュラルハンドソープ”がある。こちらは使われている植物が有機栽培かどうかは問わない。
”ナチュラルハンドソープ”は肌にやさしい成分が多く含まれる点が魅力であり、”オーガニックハンドソープ”は生産過程における環境への負荷低減が魅力といえる。ただし、どちらもナチュラル成分やオーガニック成分の含有量の明確な基準がないため、アイテムによっては化学合成成分を多く含んでいるものもあるので要注意。
ここでは、自然由来成分をできるだけ多く使った”ナチュラル”な”オーガニック”ハンドソープを紹介していこう。
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先述のとおり、明確な基準がないため、1種類でもオーガニック由来成分が含まれていれば”オーガニックハンドソープ”と名乗ることができる。選ぶ際には名称だけで判断せず、次の4つのポイントをチェックしてみて。
手肌や環境のことを考えるなら、自然由来成分が多く、化学合成成分が極力少ないものを選びたいところ。けれど細かい成分名をあげればキリがないし、覚えきれないのも事実。そんなときは、成分表ができるだけシンプルで、パッとみて何であるかがわかる原材料名が並んでいるかをチェックしてみて。迷ったときは、日本オーガニックコスメ協会の「オーガニックコスメ辞典」などを参考に。
成り立ちやコンセプト、商品をつくる工程や素材の選び方などを知ることで、そのブランドが環境や人にやさしい商品づくりをしているかが見えてくる。信頼できると思えるブランドかどうかも、ひとつの選ぶポイントになる。”購買は投票”とも言えるから、応援の意味も込めて愛用してみるのもいい。
とはいえ、私たち消費者が”本当にオーガニック製品か”、”本当に信頼できるブランドか”、見極めるのはなかなか難しい。そんなとき、認証の有無がひとつの判断基準として役に立つ。
オーガニック認証には、アメリカ農務省が管轄する認証制度「USDAオーガニック認証」やオーガニックコスメの品質を認証する国際的な制度「コスモス認証(COSMOS認証)」など、その種類はさまざま。それぞれの特徴を知ることも判断材料となるだろう。
ハンドソープは毎日使うものだから、洗面台で目にするたびに気分があがるデザインかどうかも重要。オーガニックハンドソープのなかには、成分が魅力的なのはもちろん、インテリアに馴染むおしゃれなボトルのものも多い。加えて、自然由来の精油を使った香りに注目して選んでみるのも◎。
オーガニック由来成分を含んでいることはもちろん、自然由来成分をできるだけ多く使ったおすすめのオーガニックハンドソープを厳選。気分が上がるおしゃれなボトルデザインと心地よい香りで、ギフトに喜ばれるものばかり。
有機栽培された植物を原料に、天然由来成分100%のコスメを展開する日本発のブランド「NEMOHAMO」。日本で和漢として古くから重宝されるオタネニンジンのエキス化に成功し、さまざまな植物の力を凝縮したコスメを展開している。
ハンドソープにはハーブのなかでも清浄力が高いとされるユーカリを使用。手肌にやさしい石鹸成分で汚れを落とし、配合したホホバオイル・シアバターでつっぱる事なく洗い上げる。容器にはサトウキビの廃液由来の素材でできたバイオマスPEを採用。捨てられるはずの原料の再利用と、通常の樹脂に比べ製造・輸送・廃棄までのCO2の排出量が約7割削減できる点がメリット。
植物療法士である森田敦子氏が立ち上げた「Waphyto」。植物の力で心身をケアするフィトテラピーとバイオテクノロジーを融合させた独自の植物療法「植物バイオメソドロジー」をもとに、植物に備わる機能や成分を理想的な状態のまま抽出。植物本来の個性を引き出し、配合している。
天然由来成分96.7%。天然の桑、菊、ゴツコラ、ヨモギ、スギナの5つの和のハーブによる保湿成分と植物由来のオイル成分が、汚れを落とし、しっとりした肌に整えてくれる。ウッディ調の落ち着いた香りで、心身ともに癒してくれそう。
1980年代のイギリス・ロンドンでナチュラルアポセカリー(自然療法薬局)としてスタートした「NEAL'S YARD REMEDIES」。原材料にこだわり、水を除く70%以上がオーガニック成分。土壌や環境、栽培方法など、厳格な規定をもつ英国「ソイル・アソシエーション・サーティフィケーション」認証の原材料や「USDAオーガニック認証」された原材料を使用している。
アイコンである美しい青色のボトルには、再利用可能なガラス容器を採用。容器や梱包にもこだわり、すべてのボトルや包装材にリサイクル素材を使用している。
1982年、ドイツ北西部のウプレンゲンで2人の科学者により誕生した「SODASAN」。可能な限りオーガニック栽培された原材料を使用し、ヨーロッパで栽培が不可能な原材料はフェアトレードであるかどうかなど、一定の基準を満たしているもののみを使用。ごみを出さない製法を採用し、製造工程で使われるすべての素材(パッケージ素材を除く)が製品へと加工される。使用する原材料と作業工程にはエコサートなどの監査を受けることで、確かな品質を保証している。
こちらのハンドソープは、洗浄成分は石鹸のみ。合成着色料、合成香料、石油由来の原材料は使用せず、クルエルティフリー。オリーブ油配合で肌をなめらかにしっとりと洗い上げ、うるおいを与えてくれる。
“ミツバチを守ること=環境を守る活動の一環”として活動する「HONEY ROA」。オーガニック栽培された植物原料を積極的に取り入れ、天然由来原料98%でつくられている。
オーガニック化粧品の世界統一基準である「コスモスオーガニック認証」を取得。欧州基準であるエコサートグリーンライフの認定製品の開発も進めている。こちらのハンドソープは柑橘系の精油をブレンドし、さわやかな香りが楽しめる。
「meraki」はオーガニック先進国であるデンマークのライフスタイルブランド。北欧の広大な自然を愛する美学からインスピレーションを受けたデザインを提案している。使う人の心身を豊かにできるようなライフスタイルの提供を目指し、シンプル&クリーンを基準としたアイテムを展開。
厳選された原料と天然香料にこだわり、ほとんどのハンド&ボディケア製品が「コスモスオーガニック認証」を取得している。ハンドソープは3種類の香りで展開。こちらの「ノーザンドーン」はフレッシュなオレンジとシダーウッド、バルサミコのスパイシーでほんのり甘い香りが特徴。
「MammaBaby」は、1944年から産婦人科などの医療機関へオーガニック製品を届けてきた製薬会社がつくるベビー向けブランド。創業者の娘が重度のアトピーを持って産まれてきたことがきっかけで、良質な製品を子どもたちに届けるべく誕生した。
オーガニック栽培されたカルダモンとオリーブが使用されたハンドソープは、新生児から使用可能。企業でカーボンニュートラル達成に向けて活動するなど、環境への積極的な取り組みにも注目。
カリフォルニア州オークランドで生まれたホームケア、ボディケア製品ブランド「Juniper Ridge」。持続可能な方法で収穫された植物から伝統的な蒸留技術で抽出した原料を用いて、すべての製品が手づくりされている。また、環境への配慮の重要性を考え、収益の一部を環境保護団体へ寄付している。
爽やかな香りのボディーウォッシュは、クルエルティフリーでヴィ―ガンにも対応。体だけでなく、洗顔やハンドソープとしても使用可能。インテリアに馴染むデザインは、ギフトにも喜ばれそう。
ヘアスタイリストだったジョン・マスター氏が1994年にニューヨークのソーホーで創設。使用するカラーやパーマ剤などに化学的な物質を使わず、CO2を排出するスプレーも使わない、世界初の“クリーンエアサロン“として発足した。
以来、環境に負荷を与えないものづくりを徹底。農薬や化学肥料を使わずに栽培されたオーガニックでナチュラルな原料を使用し、独自の配合でブレンドした製品を取り扱う。こちらのハンドソープは、レモンとジンジャーをブレンドした爽やかでスパイシーな香りが特徴。
無農薬・自然農栽培の原料をはじめ、国産の自然原料を高い比率で配合したオーガニックコスメブランド「QUON」。約20年にわたる技術開発により、天然成分100%、化学成分完全フリーを実現。農薬や肥料を一切使わない日本初のワイルドクラフトの大和茶の葉、花、実をキー成分に使用しつつ、日本各地の“顔の見える”原材料を生産者さんから仕入れ、製品化している。
保湿成分としてアロエベラ液汁やチャ葉水を配合したハンドソープ。メレンゲのようなきめ細かいクリーミーな泡で、手肌をやさしく包み込むように洗い上げる。マンダリンオレンジなどの柑橘の香りで気分も爽やかに。
「SONETT」は、石油系合成洗剤による水質汚染問題に心を痛めた科学者が、“水と自然を守りたい”という願いのもと、1977年にドイツで設立した。製品の製造には水力発電やグリーンエネルギーなどの自然エネルギーのみが使われている。
ハンドソープの原材料には植物とミネラルのみを使用。石油由来の原料や合成物質など、健康に悪影響を与える成分を一切使用していない。6種類の有機エッセンシャルオイルをブレンドした、さわやかな柑橘系の香りが特徴。やさしい泡立ちで、うるおいを残しながら汚れをしっかり落とす。
毎日、そして1日に何度も使うハンドソープだからこそ、環境にも手肌にも配慮されたものがいい。使用されている成分をチェックすることはもちろん、ブランド誕生の背景や想い、企業としての取り組みを知ることも、商品選択の決め手のひとつになる。納得できるものを手に取り、毎日の手洗いを心地よいものにしてみて。
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