おすすめのオーガニックボディクリーム14商品 ”日本生まれ”や”赤ちゃん向け”まで

オーガニックボディクリームと葉っぱ

Photo by toa heftiba on Unplash

気温が下がり、乾燥が気になるこの季節。毎日のお肌のケアに欠かせないボディクリーム。直接体に触れるものだからこそ、環境にも肌にもやさしいものを選びたい。そんな人に、日本生まれのものや赤ちゃん向けのものまで、おすすめのアイテムをご紹介。

ELEMINIST Editor

エレミニスト編集部

日本をはじめ、世界中から厳選された最新のサステナブルな情報をエレミニスト独自の目線からお届けします。エシカル&ミニマルな暮らしと消費、サステナブルな生き方をガイドします。

2023.01.03
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オーガニックボディクリームとは

オーガニックボディクリームを手につける様子

Photo by Nati Melnychuk on Unsplash

オーガニックボディクリームとは、農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料を使用し栽培された植物を原料につくられたボディクリームのこと。自然の力を活かして植物を育てることから、環境に配慮している点がメリットとして挙げられる。また、植物の力を最大限に活かすために添加物を抑えたシンプルな処方になっているものも多く、肌にもやさしいのが魅力だ。

"オーガニックボディクリーム"と名乗るアイテムは、オーガニック由来成分を複数使用しているものから、ごく少量を加えているものまで、多岐に渡る。アイテム選びの際には、ほかにどのような原料が使われているか、信頼できるブランドか、見極めることも大切。

ここでは、オーガニック由来成分を含んだうえで、添加物や石油由来の成分の使用を極力抑え、自然由来成分を多く含んだボディクリームを紹介する。

オーガニックボディクリームの選び方

オーガニックボディクリーム

Photo by vero manrique on Unsplash

01:処方がシンプルなものを選ぼう

成分においてはできるだけシンプルなもの、原材料名がわかるものを選ぶのがおすすめ。たとえば調味料や食品を選ぶときも、製品ラベルを見て、何が入っているかわかるものを手に取る人が多いだろう。ただし、細かい成分名をあげればキリがないし、覚えきれないのも事実。「この成分についてより詳しく知りたい」というときには、日本オーガニックコスメ協会のオーガニックコスメ辞典を参考にするのもおすすめ。

02:ブランドの成り立ちを知り、安心できるブランドを選ぼう

アイテム選びに迷ったときは、ブランドの成り立ちやコンセプト、商品にかける想いやこだわりに共感でき、信頼できるブランドのものを選ぶのも一つの方法だ。

例えば「メディスキン」は開発者自身が出産を控えた頃、心から納得できるベビーケアアイテムがほしいという想いから商品開発に至った。「do organic」は、日本の女性の肌に合う本物の国産オーガニックコスメをつくりたいという想いから誕生した。「Waphyto(ワフィト)」は、植物療法士である創業者が、植物の力を利用して心や体をケアする"フィトテラピー"と本草学の観点から製品づくりを行っている。

03:オーガニック認証もひとつの指標に

世界や日本には数多くのオーガニック認証制度が存在する。代表的なものにはオーガニックコスメの品質を認証する国際的な制度「コスモス認証(COSMOS認証)」や、アメリカ農務省が管轄するオーガニックプログラム制度のもと行われる認証制度「USDAオーガニック認証」などが挙げられる。

一方、日本では公的機関による明確な基準や認証制度が設けられていないため、複数の団体が独自の基準で認証しており、統一されたものがない。有機栽培の植物成分を1種類でも使用している化粧品であれば「オーガニックコスメ」と謳うことができるため、選択には注意が必要だ。

初心者におすすめのオーガニックボディクリーム14選

実際にどの製品を手に取ればいいのか悩む人に向けて、全身の保湿に使えるクリーム、バーム、ミルク、ローション、オイルを中心にご紹介。日本生まれのブランド、その他おすすめブランド、赤ちゃんにおすすめのブランドの3つのカテゴリーごとに見ていこう。

日本製のオーガニックボディクリーム5選

Waphyto(ワフィト)|ボディクリーム バランス

オーガニックボディクリーム Waphytoのボディクリーム バランス shopping

Waphyto(ワフィト) ボディクリーム バランス ¥6,930 (税込)

植物の力を利用して心や体をケアする"フィトテラピー"と日本で確立した本草学をベースに、植物療法士である森田敦子氏が立ち上げたトータルライフケアブランド「Waphyto」。無農薬で育てられた愛知県東三河産の植物のみを使用し、植物の力を最大限に引き出す独自抽出法でつくられている。

ボディクリームには16種類の植物成分とトウモロコシ由来の天然保湿成分「グリコシルトレハロース」を配合しており、天然由来成分を75%以上使用。コクのあるテクスチャーが肌になじみ、さらっとした使用感。柑橘系の香りは、リフレッシュしたいときや気分を整えたい時におすすめ。

NEMOHAMO(ネモハモ)|マルチバーム

オーガニックボディクリーム NEMOHAMOのマルチバーム shopping

NEMOHAMO(ネモハモ) マルチバーム ¥1,980 (税込)

“植物まるごとのちからを肌へ”をコンセプトに、石油由来の原料を一切使用せずに商品開発を行うブランド。「NEMOHAMO」の製品づくりは、豊かな土壌に種をまき、化学肥料を使わない有機栽培で大切に育て、ビタミンやミネラルがふんだんに蓄えられた植物を収穫するところからはじまる。

日本では和漢として広く知られ、古くから重宝されている3年もののオタネニンジンをあますことなくエキス化したこちらのマルチバームは、顔・体・髪、どこにでも使える万能さが魅力。

amritara(アムリターラ)|プルーンボディクリーム

オーガニックボディクリーム amritaraのプルーンボディクリーム link

amritara(アムリターラ) プルーンボディクリーム ¥6,050(税込)

2008年に誕生した「amritara」。“いらないものは、いれない”、“世の中にないものを生み出す”を信念に商品開発に取り組んでいる。九州にある自社農園や日本各地の農園にて、農薬を使わない自然循環型農法で育てられた植物を使用。

プルーンのみずみずしい香りを生かした保湿ボディークリームは、植物原料の99%がオーガニックと野生のもので、合成界面活性剤不使用。さらっとした使用感でありながら、肌にうるおいとハリを与えてくれる。お風呂上がりにはもちろん、手や膝、かかとなどの部分使いにもおすすめ。

QUON(クオン)|ヴァーナライザーボディオイルインローション

オーガニックボディクリーム クオンのヴァーナライザーボディオイルインローション link

クオン(QUON) ヴァーナライザーボディオイルインローション ¥2,970(税込)

“遠い過去と未来”、“あることがいつまでも続くこと”という、この国に元々あるサステナブルな言葉「久遠(くおん)」から名づけられたブランド。製品には、無農薬・自然農栽培の原料をはじめ、国産の自然原料を高い比率で配合。約20年にわたる技術開発により、天然成分100%、化学成分完全フリーを実現している。

こちらのボディオイルインローションは、自然農栽培の大和茶を成分として活用。茶カテキンが肌を守り、透明感のある肌へと導いてくれる。

do organic(ドゥーオーガニック)|ボディ エマルジョン メローブロッサム

オーガニックボディクリーム do organicのボディ エマルジョン メローブロッサム link

do organic(ドゥーオーガニック) ボディ エマルジョン メローブロッサム ¥3,740(税込)

日本の女性の肌に合う、本物の国産オーガニックコスメを作ろうと2008年に誕生した「do organic」。成分の95%以上が天然由来、さらに植物原料のうち95%以上がオーガニック由来成分という基準を満たし、世界130ヶ国以上でオーガニック認証の審査等を行っている機関「エコサート」の認証を取得。

有機栽培による米ぬか、米、黒大豆から抽出したエキスを独自にブレンドした”穀物保湿成分”を配合。脚や二の腕、おなか、腰、おしりなど、気になるパーツに使用することで乾燥やハリ不足を解消し、しっとりと潤してくれる。パルマローザやイランイランのフローラルな香りが心を癒す。

その他おすすめブランドのオーガニックボディクリーム5選

WELEDA(ヴェレダ) |スキンフード ボディバター

オーガニックボディクリーム WELEDAのスキンフード ボディバター link

WELEDA(ヴェレダ) スキンフード ボディバターN 150mL ¥4,180(税込)

1921年に“人と自然の調和”を掲げてスイスで誕生したオーガニックコスメブランド「WELEDA」。創業時から生物多様性や原料生産者とのパートナーシップに配慮したサステナブルな事業を行いながら、植物の力が息づく製品を生み出してきた。

ほんのり甘くやさしい香りのボディバターはとろりとしたテクスチャーで肌になじみ、乾燥や肌荒れを重点的にケア。しっとりとした肌へと導いてくれる。

NEAL'S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ)|ウーマンズバランスボディクリーム

オーガニックボディクリーム NEAL'S YARD REMEDIESのウーマンズバランスボディクリーム link

NEAL'S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ) ウーマンズバランスボディクリーム200ml ¥7,480(税込)

イギリス・ロンドンでナチュラルアポセカリー(自然療法薬局)としてスタートしたトータルケアブランド。ロゴマークに描かれた樹木は、健康と美の調和を表している。パッケージのほとんどに再利用可能なガラス製容器を使用し、遮光性の高い青色を採用。できるだけ保存料を使わず、新鮮な植物の成分を純粋なまま届けられるよう工夫されている。

土壌、環境、栽培方法など、厳格な規定をもつイギリスの有機認証機関「ソイル・アソシエーション・サーティフィケーション」や、アメリカの「USDAオーガニック認証」を取得した原料を使用。合成香料やパラベン、石油系界面活性剤は不使用、さらに無着色、ノンシリコン処方。

Herbivore Botanicals(ハービヴォア ボタニカルズ)|ボディオイル ジャスミン

オーガニックボディクリーム Herbivore Botanicalsのボディオイル shopping

Herbivore Botanicals(ハービヴォア ボタニカルズ)ボディオイル ジャスミン ¥8,580(税込)

シアトル発のスキンケアブランド「Herbivore Botanicals」は、“肌への効果はもちろん、毎日のスキンケアやバスタイムが楽しいものでなければならない”と考える。

100%天然由来成分にこだわり、オーガニック栽培された植物に加え、日本の竹炭やフランスのピンククレイなど、厳選した天然素材のみを使用。すべての処方がオリジナルレシピで、動物由来原料は使用していないヴィーガン処方。こちらは毛穴を詰まらせないオイルで、オイリースキンタイプを含むすべての肌タイプの人におすすめ。

Dr. Hauschka(ドクターハウシュカ)| ボディクリーム ローズ

オーガニックボディクリーム Dr. Hauschkaのボディクリーム link

Dr. Hauschka(ドクターハウシュカ) ボディクリーム<ローズ> 【敏感肌&しっとり】 145mL ¥3,960(税込)

ドイツの薬学者・化学者、ルドルフ・ハウシュカ博士が1935年に設立した医薬品メーカーが製造元のナチュラル化粧品ブランド。医薬品の製造で長年培った技術や自然療法のノウハウをもとに商品の製造を行っている。全製品が合成・人工原料フリーであり、可能な限りオーガニック原料を使用。動物実験を行わなわず、フェアトレードを基本とし、一部地域では農業プロジェクトをサポートしている。

ローズが香るボディクリームは、植物由来の保湿成分、アーモンド油とホホバ種子油をベースに、ダマスクバラ花エキス、ダマスクバラ花ロウ、ダマスクバラ花油などのローズの恵みを贅沢に配合。肌にうるおいを届け、乾燥から守ってくれる。

ALL good(オールグッド)|ボディローション ココナッツ

オーガニックボディクリーム ALL goodの ボディローション link

ALL good(オールグッド) ボディローション ココナッツ ¥3,080円 (税込)

「ALL good」は、マッサージ師でアウトドア愛好家であるキャロライン・ドゥエルがハーブを使用したマルチバームを手づくりしたことがきっかけで誕生したボディケアブランド。自然と調和した生活を送ることを目標に掲げている。

ボディローションはカカオバターをベースにした、ベタつきのないテクスチャー。製品に使用するカレンデュラは自社農園で栽培。ひじやひざなど、乾燥しやすい場所を中心に全身を保湿してくれる。

赤ちゃんにおすすめのオーガニックボディクリーム4選

メディスキンベビー|ナチュラルベビーバター

オーガニックボディクリーム メディスキンベビーのナチュラルベビーバター link

メディスキンベビー ナチュラルベビーバター 35g ¥3,080(税込)

現役の皮膚科医で3児の母である開発者、友利氏が自身の出産を控えた頃、心から納得できるベビーケア用品がほしいと開発した「メディスキンベビー」。

合成化学成分をすべて排除し、厳選した天然保湿成分をベストな配合で加えている。離乳食による口周りの荒れやママの乳首の乾燥など、赤ちゃんの口に入ってしまう心配のある部位にも安心して使うことができる。

熊本県阿蘇産のラベンダーエキスを使用。農薬、化学肥料を使わないだけでなく、雑草の駆除も行わないこだわりようだ。

erbaviva(エルバビーバ)|ベビークリーム

オーガニックボディクリーム erbavivaのベビークリーム link

erbaviva(エルバビーバ) ベビークリーム ¥2,505(税込)

「erbaviva」は、創業者のロビン・ブラウン自身が父親になった際、“自分の子どもたちに心から信頼してケアしてあげられるオーガニックでパーソナルなケア製品をつくりたい”という情熱から誕生した。

原料はもちろん、それらが育つ土から人々の手に届くまでのすべての工程に妥協せず、自然との調和を実現することを目指している。地球環境に配慮したオーガニック農場や蒸留所と協力し、世界中から確かな品質のオーガニック成分を選び届けている。

ALOBABY(アロベビー)|ミルクローション

オーガニックボディクリーム ALOBABYのミルクローション link

ALOBABY(アロベビー) ミルクローション ¥5,016(税込)

敏感な赤ちゃんの肌のために生まれた国産オーガニックベビースキンケアブランド「ALOBABY」。国産にこだわり、開発から生産までをすべて日本国内で行う。また、すべての製品で天然由来成分99%以上を実現している。

ミルクローションは、オーガニック認証団体の世界基準ともいわれる「コスモス認証」を取得しており、100%天然由来成分でできているため、新生児から安心して使うことができる。

MammaBaby(ママベビー)|ベビーミルクローション

オーガニックボディクリーム MammaBabyのベビーミルクローション link

MammaBaby(ママベビー) ベビーミルクローション 【超敏感肌 ・ 新生児 のための スキンケア 100%天然由来 ・10の 無添加】150mL ¥2,299

「MammaBaby」は、1944年から産婦人科などの医療機関へオーガニック製品を届けてきた製薬会社がつくるベビー向けブランド。創業者の娘が重度のアトピーを持って産まれてきたことがきっかけで、医療機関向けに研究してきた良質なプロダクトをすべての子どもたちに届けたいという想いから誕生した。

ベビーミルクローションは、胎脂のバリア機能・保湿力・保湿機能の3つの優れた力を100%天然由来成分で再現。赤ちゃんの肌にしっかりとなじみ、長時間うるおいを保ってくれる。

毎日安心して使えるオーガニックボディクリームを選択しよう

国内外問わず、地球環境に配慮したオーガニックボディクリームは数多く存在する。有名ブランドのものから日本製のもの、敏感な赤ちゃん用まで、その種類はさまざまだ。

この記事で紹介したように、ブランドの成り立ちやコンセプト、成分などのあらゆる視点からブランドやプロダクトを捉えてみると、自分に合ったものを見つけることができるだろう。毎日使い、直接体に触れるものだからこそ、環境にも肌にもやさしいものを手にとってみてはいかがだろうか。

※掲載している情報は、2023年1月3日時点のものです。

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