Photo by D&DEPARTMENT
サステナブルな漁業・養殖業を推進する株式会社UMITO Partners(ウミトパートナーズ)がレストラン2店舗とコラボレーションした「サステナブル・ミズダコフェア」を7月末まで開催している。適切な資源管理のもと捕獲したミズダコを利用することで、地域のサステナビリティに貢献する。
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d47食堂が提供する「北海道苫前町ミズダコ」のザンギ
「おいしい漁業が続く社会を」をコンセプトに、サステナブルな漁業・養殖業の推進を行う、株式会社UMITO Partners(ウミトパートナーズ)が「d47食堂(ディーヨンナナショクドウ)」「The Blind Donkey(ザ ブラインド ドンキー)」の2店舗とコラボレーションした「サステナブル・ミズダコフェア」を7月末まで開催している。
「d47食堂」は東京・渋谷のヒカリエで、47都道府県の生産者から仕入れた食材を扱った定食を提供する定食屋。「The Blind Donkey」は、持続可能な仕事を目指す生産者から仕入れた食材を扱った料理を提供するオーガニックレストランだ。
Photo by The Blind Donkey
The Blind Donkeyが提供する「Octopus paella with roasted Negi and red pepper aioli」
UMITO Partnersは、これまで飲食店やシェフ向けにサステナブルシーフードの調達支援や、持続可能な漁業に取り組む、もしくは目指す漁業者とのマッチングを行ってきた。
今回は、UMITO Partnersとともに漁業改善プロジェクト「FIP(Fishery Imprivement Project)」に取り組む、北海道の若手漁師・小笠原宏一氏から調達したミズダコを用いて、2店舗それぞれのシェフが考案したメニューを期間限定で提供している。
Photo by Koichi Ogasawara
今回使用するミズダコは、北海道苫前町の伝統的な樽流し漁で捕獲されているが、獲りすぎないよう一定サイズ以下は海へ再放流するという公的規制に加え、科学的知見に基づいて樽の数量制限を取り決めており、漁業をサステナブルにする取り組みが行われている。
科学的知見とは、年間の漁獲量や餌となる水産資源の推移、漁による海底の環境や生態系への影響のモニタリングなどによるものだ。
このような適切な資源管理を行った漁業の推進は、漁業者の所得向上にもつながり、水産業を軸とした地域のサステナビリティに貢献することができるとし、今後も定期的に魚種を変え、メニュー開発にとどまらず、イベントなども開催していくとしている。
お問い合わせ先/株式会社UMITO Partners
https://umitopartners.com/
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