アメリカで人気急上昇の植物性ベーコン 発売から1年で1,000店舗で販売

フーレイ・フーズ(Hooray Foods)の植物性食品、ヴィーガンベーコン

Photo by Hooray Foods

植物性ベーコンを開発・販売するアメリカのフーレイ・フーズが270万ドル(約3億円)の資金を調達した。同社は創業からわずか1年のスタートアップだが、アメリカやカナダの1,000店舗以上の食料品店で販売しており、注目を集めている。

小原 ゆゆ (Yuyu Obara)

ライター / インターン

上智大学総合グローバル学部在学中。 エストニアへの渡航をきっかけに、ヨーロッパの持続可能なライフスタイルに関心を持つ。 趣味は旅行、おかし作り、映画鑑賞。

2021.12.29
SOCIETY
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植物性ベーコンの米フーレイ・フーズが約3億円の資金を調達

フーレイ・フーズ(Hooray Foods)の植物性食品、ヴィーガンベーコン

Photo by Hooray Foods

世界中でヴィーガン食品や植物性たんぱく質への関心が高まる中、近年さまざまな植物由来食品の開発が進んでいる。そんななか、植物由来のベーコンを開発・販売するアメリカのフーレイ・フーズ(Hooray Foods)が、270万ドル(約3億円)の資金を追加で調達したことを発表した。

同社が開発した植物性ベーコン「フーレイ・ベーコン(Hooray Bacon)」は、主な原料に米粉、ココナッツオイル、タピオカでんぷんを使用。これにスパイスや調味料を加え、独自の乳化プロセスを用いて、豚肉由来のベーコンのような見た目と歯ごたえを再現している。

そのほかの原料には、シイタケなどのうま味調味料、メープルシロップなど、ナチュラルなものが使われている。

調理方法は、豚肉由来のベーコンとほとんど同じだ。中火から弱火で1分ほど温めたフライパンにフーレイ・ベーコンをのせ、片面30秒ずつ裏返しながら、好みの焼き加減になるまで焼くだけ。カリカリベーコンが好みなら、5回ほど裏返すとちょうどいい。

フーレイ・ベーコンから油分が出てくるため、フライパンに油をひく必要はない。あとは、目玉焼きに添えたり、ハンバーガーに挟んだりするなどすれば、完成だ。

植物性食品を通じて、気候変動に立ち向かう

植物性食品、ヴィーガンベーコン「フーレイ・ベーコン」

Photo by Hooray Foods

同社は1年前に創業したばかりのスタートアップ企業だ。だが、発売からわずか1年で、大手オーガニックスーパーのホールフーズ・マーケットなど、フーレイ・ベーコンの販売店舗はアメリカ国内に約1,000件まで拡大。2021年はカナダでも約180店の食料品店に進出し、これまで販売したフーレイ・ベーコンはおよそ200万枚にもなるという。

このことから、フーレイ・ベーコンが健康食品を求める消費者に受け入れられていることは明らかだ。今回のシードラウンドで出資した投資家たちも、「フーレイ・ベーコンが、数多くのレストランのメニューで欠かせないものになると確信している」と、同社へ大きな期待をよせている。

今回調達した資金は、同社の規模拡大のほか、2022年に向けて既存製品の改良や乳化技術を用いた新商品の開発にあてられるという。

同社を創業したスリ・アーサム(Sri Artham)は、動物性たんぱく質の消費を減らすことは、気候変動を遅らせるためにできる簡単な方法のひとつと指摘。動物性から植物性への変化を「楽しく・おいしく実現すること」を目指しているという。

今回調達した資金は、同社の事業拡大のほか、2022年に向けて既存製品の改良や乳化技術を用いた新商品の開発にあてられる予定だ。

フーレイ・フーズのように、植物性食品の選択肢は年々増えている。地球環境を考え、これらを利用して動物性食品の消費量を減らすことを考えてみてはどうだろう。

※掲載している情報は、2021年12月29日時点のものです。

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