ドイツ・ブレーマーハーフェンを拠点にする企業「CreaCon」が製造する「Scout Camper」は、電動アシスト自転車専用のキャンピングトレーラーだ。特徴は、わずか3分でシェルターを設置できること。ベッド部分は地面から離れており、寒さ対策もバッチリなすぐれものだ。
小嶋正太郎
農家 / 編集者
元ELEMINIST副編集長。2021年7月に東京から瀬戸内海に浮かぶ因島へと拠点を移す。高齢化で運営困難になった八朔・安政柑農園を事業継承し、農家として活動中。
わたしたちの買い物が未来をつくる|NOMAが「ソラルナオイル」を選ぶワケ
たくさんの二酸化炭素を排出するガソリン車の代わって、EVや電動キックボードを選ぶ人が増えている。電動アシスト自転車もそのひとつだ。
日常生活からサステナビリティを意識する時代になったからこそ、電動アシスト自転車専用のキャンピングトレーラー「Scout Camper(スカウトキャンパー)」が生まれたのだろう。
「Scout Camper」を生み出したのは、ドイツ・ブレーマーハーフェンを拠点にしている企業「CreaCon」。電動アシスト自転車専用キャンピングトレーラーがほしいと感じるのは、自然が豊かで自転車道路が整備されている国ならではなのかもしれない。
とはいえ、そのスペックを知ると購入したいと考える人も多くなるだろう。
わずか3分でシェルターをつくり出せるのだ。
3分でシェルターをつくれるとなると、急に天候が変わったとしても、すぐに対応ができる。そもそも通常のテントとは異なり、ベッド部分が地面から離れているので、地面の凹凸や寒さの影響を受けにくい。
またタープも備えつけられているので、ひとりで過ごすには十分な環境になるだろう。Wi-Fiルーターなどを持って入れば、大自然の中で仕事をすることも可能だ。
電動アシスト自転車の力を借りれば、牽引するのはラクだし、意外と優秀といえるかもしれない。
現在「Scout Camper」にはふたつのモデルが存在しているが、その大きな違いはサイズ感。どちらも高さは194cmで、「Compact Scout」の幅が72/61cm、「Centre Scout」が92/81cmといった具合だ。より快適に自然のなかで過ごせる大型モデルも製造しているとのことで、近いうちに販売されるという。
値段は「Compact Scout」が4400ユーロ(約55万円)、「Centre Scout」が4700ユーロ(約59万円)。日本への発送は対応しているようだが、興味のある方がいたら念のため確認しておいたほうがいいだろう。
参照サイト/Scout Camper
https://scout-camper.de/en/home/
ELEMINIST Recommends