フェアトレード原料とフランス伝統の技 スピリッツメーカー「FAIR.」

2009年に設立されたスピリッツメーカー「FAIR.」は、世界中から選りすぐった質の高い材料をフェアトレードで調達し、フランスの職人の伝統の技でリキュールやスピリッツを仕上げている。FAIR.は社会的責任を常に意識し、生産者の利益保障や地域開発支援などに取り組んでいる。

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2020.11.18
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

フェアトレード原料で上質なお酒を届ける「FAIR.」

自転車で走る男性

「FAIR.」は2009年にフランスで設立されたリキュールブランドだ。

世界中から調達したフェアトレード原料とフランスの職人の伝統の技を合わせたリキュールを製造している。

3種類のスピリッツ、6種類のリキュールを揃え、 ブランドとしてフェアトレード認証を受けており、また、その素材の多くはオーガニックのものを使用している。

FAIR.は、はじまりからその社会的責任を考えており、例えばウォッカの原料となるキヌア生産者にはより多くの利益を保障し、売上の一部を地域開発プロジェクトの資金に還元している。

「FAIR. Café フェア カフェ リキュール」

FAIR. Café フェア カフェ リキュール

メキシコのフェアトレードアラビカ豆をスローローストし、煎りたてをウオッカベースに浸け、7日間かけて風味を引き出した。フェアトレードシュガーで加糖し、コニャック地方の仕込み水で割り、アルコール度数を22%まで調整した後に出荷している。

FAIR.の3つの理念

FAIR.は3つの理念を掲げている。1つ目は「可能性を求めて世界中のどこへでも足を運ぶこと」だ。

高原で有機栽培されたキアヌ、ベリーズのサトウキビ、メキシコで有機栽培されたアラビカ豆、ウズベキスタンで有機栽培されたジュニパーベリーやスパイスなど、フェアトレード原料の調達地は世界各地に及ぶ。

2つ目は「文化が交わり豊かさを育む」ということだ。

FAIR.は、FAIR.のリキュールを味わうことを、異なる文化同士が出会って生み出される作品を鑑賞し、楽しむことだとしている。

3つ目は「既存の常識を打ち破ること」。

保守的であったスピリッツ業界で、フェアトレードの手法を取り入れ、従来のやり方を転換しようとした。

問い合わせ先/株式会社スモールアックス
http://smallaxespirits.net/#contact

※掲載している情報は、2020年11月18日時点のものです。

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