電気自動車の「フォーミュラE」が世界初のBコープ認証スポーツに

フォーミュラE

Photo by Glenn Dunbar/LAT/Formula E

「フォーミュラE」とは電気自動車(EV)で競う自動車レースで、「電気自動車のF1」と呼ばれる。そんなフォーミュラEがBコープ認証を取得。同認証を取得した世界初のスポーツが生まれた。

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2026.02.19

世界初のBコープ認証スポーツ

「フォーミュラ・ワン世界選手権」といえば、「F1(エフワン)」の通称でおなじみの、世界最高峰の自動車レースだ。そして、同大会と同じFIA(国際自動車連盟)が2014年から開催を始めたのが、「フォーミュラE」。電気自動車に特化したレースで、「電気自動車のF1」と呼ばれる。

そんなフォーミュラEがこのたび、Bコープ認証を取得した。Bコープとは、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与えられる認証で、認証取得には幅広い分野での取り組みが求められ、ハードルが高い。

だが、フォーミュラEはBコープ認証を取得した世界で初めてのスポーツとなった。

スポーツ界における持続可能性のイノベーションに

フォーミュラEが掲げる使命は「Make Progress Thrilling(刺激的な進歩を)」。電気自動車の普及を加速させ、低炭素モビリティへの移行を推進させるために生まれた。

これまでのスポーツ界は華々しさや派手な演出が前面にあったかもしれない。だが、フォーミュラEでは、レースイベントでは厳格な社会・環境基準を設け、ソーシャル・インパクト・プログラムを通じて地域社会に貢献してきたほか、従業員のウェルビーイング戦略なども取り入れてきた。

さらに、世界の自動車メーカーが、電気自動車の技術を開発・改良する実証の場としても機能している。

また、世界の自動車ファンへの影響も大きい。フォーミュラEのファンのEV保有率は、2022年1月の21.7%から、2024年1月には26.4%へと増加しているという。

Bコープの認証運営を行うB Lab UKのクリス・ターナーCEOは、今回のフォーミュラEの認証取得について次のようなコメントを述べている。

「スポーツ業界全体にとって大きな前進であり、Bコープムーブメントがグローバルで勢いを増していることを象徴している。業界をリードしてきたフォーミュラEの姿勢は、ビジネスの成功と社会的な目的が両立可能で、業界や企業規模を問わず、ポジティブな変化を生み出せることを示している」

今後は温室効果ガスの排出量をおさえた自動車へのシフトは避けて通れない。そのような背景のなか、フォーミュラEの存在はスポーツ界にも私たちにも大きな影響を与えてきただろう。

※掲載している情報は、2026年2月19日時点のものです。

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