日本草木研究所とオイシックスが初の共同開発商品を発売 南九州の在来スパイス「マーガオ」を使用したサワラのオイル漬け

マーガオ香る サワラのオイル漬け 商品写真

「日本草木研究所」と「オイシックス」は、南九州に自生するスパイス「マーガオ」を使った共同開発商品「マーガオ香る サワラのオイル漬け」を、12月4日(木)に発売した。同商品は、未利用資源の活用を通じ、森林の多様性保全と林業支援を目指す2社の協働による取り組み第1弾となる。

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2025.12.05
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南九州の在来スパイス「マーガオ」で未利用資源を食卓へ 日本草木研究所とオイシックスが共同開発商品を初発売

マーガオ香る サワラのオイル漬け キービジュアル

株式会社山伏が手がける、森に眠る可食植物の研究ブランド「日本草木研究所」は、食品サブスクリプションサービス「Oisix」を展開するオイシックス・ラ・大地と共同開発した新商品「マーガオ香る サワラのオイル漬け」を、12月4日(木)に発売した。

日本草木研究所は、林業従事者とともに国内の森に眠る未利用植物の食用価値を探る取り組みを進めており、今回の開発はその成果の1つである。

マーガオの実 写真

「マーガオ(国内名:アオモジ)」は、南九州に古くから自生する香木であり、果実の香りが特徴。しかし、これまで林業においてはヒノキやスギの人工林のなかで「雑木林の不要木」とみなされ、ほとんど利用されてこなかった。

日本草木研究所はその香気に注目し、今年2月に開催された食分野の新しいチャレンジを応援するピッチコンテスト「K,D,C,,, FOODChallenge」にて発表。審査員として参加したオイシックス開発チームの共感を得たことから、約半年にわたり商品化を進めてきた。

マーガオは台湾では伝統的スパイスとして知られているが、国内ではほとんど市場に出回っていない。両社は今回の商品を通じて、国産スパイスとしての新たな需要を創出し、森林の多様性保全や林業の収益機会拡大につなげたい考えだ。

商品概要

「マーガオ香る サワラのオイル漬け」

マーガオ香る サワラのオイル漬け 商品写真

200g 1,058円

鹿児島の森に自生する天然の生マーガオが使用したサワラのオイル漬け。山椒とレモングラスを思わせる爽やかな香りが特徴で、その風味がサワラのコンフィにふわりと広がる。

低温調理で仕上げたサワラはしっとりとジューシーで、スパイスの余韻と魚の旨味が溶け合う上質な味わいに仕上がっている。

お問い合わせ先/株式会社山伏
https://nihonkusakilab.com/

※掲載している情報は、2025年12月5日時点のものです。

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