コスメブランドSHIROを展開する株式会社シロは、北海道砂川市に位置する人と環境に配慮した循環型施設「みんなの工場」内に、イノベーションレストラン「MORISHIRO(モリシロ)をオープンする。森にある貴重な食材を余すことなく料理し、森の恵みと香りを味わうレストランになるという。

ELEMINIST Press
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株式会社シロは、北海道砂川市の「みんなの工場」内にイノベーティブレストラン「MORISHIRO(モリシロ)」を、11月21日(金)にオープンする。
そもそも「みんなの工場」とは、2023年4月にオープンした、コスメブランド「SHIRO」の製品を製造する工場に、ショップ、カフェ、キッズスペースやラウンジなどを併設した、人と環境に配慮した循環型施設だ。
砂川市の豊かな自然環境を活かすことにこだわった施設であり、今回新たにオープンする「MORISHIRO」は、とことん森に向き合ったレストランになるという。
製造工程や企業理念など、さまざまなことをカスタマーに対して“開く”のが「SHIRO」のアイデンティティ。「MORISHIRO」もこれまでと同様に、食材・調味料・調理工程・サービス・建物・ごみのいく末に至るまで、すべてを公開していくという。
ゲストはオープンキッチン越しに、薪火台に食材に火を入れる姿まで、客席から確認することができる。季節によってテーマや食材が変化していくので、何度訪れても内容を楽しむことができそうだ。
森を健全に保つには、地表まで光を届けることが不可欠。そのため「MORISHIRO」では、間伐によって生まれた“間伐材(かんばつざい)”のみを薪として使用する。
薪火の魅力のひとつである薫香は、針葉樹と広葉樹といった樹種のちがいによっても変わるため、料理に合わせて使い分け、生木や何年も乾燥させたものは風味づけに使用されるという。チームには森を知り尽くした木こりが所属し、その知見を生かした“森の香り”を届ける。
また、使用する調味料からも、香りとの調和が感じられるという。先人たちが日常生活のなかで育んできた知恵を生かし、植物の固く使いにくい茎や枝部分は蒸留したり、オイルに漬け込んだりと、あらゆる手段を用いて“おいしいもの”へと変化させている。
香りの調味料は、肉料理などに活用され、素材そのもののもつ力強い味わいをさらに引き上げる。ときには、それらの香りを身にまとったり、料理のラストにシュッと吹きかけたり、ソースやドリンクに加えたりすることもあるそう。
香りを調味料にしたメニューは、素材からこだわる「SHIRO」の経験から生まれたもの。目の前の料理だけでなく、その背景にある森の営みにまでも、香りを通じて想いを馳せることができそうだ。
| 所在地 | 北海道砂川市豊沼町54-1 (SHIRO みんなの工場敷地内) |
|---|---|
| オープン日 | 2025年11月21日(金) |
| 営業日 | 金・土・日 (月〜木:定休) ※ランチのみ営業 |
| 営業時間 | 12:00(ドアオープン11:45)〜15:00 |
| 料金 | 【THE SCENT OF FROSTY WOODS(6皿のコース)】 13,200円(税込) |
| 席数 | 全10席 |
| チーム | プロデューサー/今井 浩恵 レストラン・料理監修/高尾 僚将 つくり手/髙橋 誠一 つくり手/齊藤 聖也 愛別の林業家/福山 寛人 狩猟家/福山 萌子 プロジェクトマネジャー/高山 泉 建築家/鈴木 理 オーナー/福永 敬弘 |
お問い合わせ先/株式会社シロ
https://shiro-shiro.jp/
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