イノベーティブレストラン「MORISHIRO」がオープン 北海道の森にある貴重な食材を余すことなく味わう

MORISHIRO イメージビジュアル

コスメブランドSHIROを展開する株式会社シロは、北海道砂川市に位置する人と環境に配慮した循環型施設「みんなの工場」内に、イノベーションレストラン「MORISHIRO(モリシロ)をオープンする。森にある貴重な食材を余すことなく料理し、森の恵みと香りを味わうレストランになるという。

ELEMINIST Press

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2025.11.20

森のことを想うイノベーションレストラン「MORISHIRO」が北海道砂川市みんなの工場内にオープン

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株式会社シロは、北海道砂川市の「みんなの工場」内にイノベーティブレストラン「MORISHIRO(モリシロ)」を、11月21日(金)にオープンする。

そもそも「みんなの工場」とは、2023年4月にオープンした、コスメブランド「SHIRO」の製品を製造する工場に、ショップ、カフェ、キッズスペースやラウンジなどを併設した、人と環境に配慮した循環型施設だ。

砂川市の豊かな自然環境を活かすことにこだわった施設であり、今回新たにオープンする「MORISHIRO」は、とことん森に向き合ったレストランになるという。

MORISHIRO 提供イメージ

製造工程や企業理念など、さまざまなことをカスタマーに対して“開く”のが「SHIRO」のアイデンティティ。「MORISHIRO」もこれまでと同様に、食材・調味料・調理工程・サービス・建物・ごみのいく末に至るまで、すべてを公開していくという。

ゲストはオープンキッチン越しに、薪火台に食材に火を入れる姿まで、客席から確認することができる。季節によってテーマや食材が変化していくので、何度訪れても内容を楽しむことができそうだ。

森の営みまで感じられる“香り”を味わうレストラン

森を健全に保つには、地表まで光を届けることが不可欠。そのため「MORISHIRO」では、間伐によって生まれた“間伐材(かんばつざい)”のみを薪として使用する。

薪火の魅力のひとつである薫香は、針葉樹と広葉樹といった樹種のちがいによっても変わるため、料理に合わせて使い分け、生木や何年も乾燥させたものは風味づけに使用されるという。チームには森を知り尽くした木こりが所属し、その知見を生かした“森の香り”を届ける。

また、使用する調味料からも、香りとの調和が感じられるという。先人たちが日常生活のなかで育んできた知恵を生かし、植物の固く使いにくい茎や枝部分は蒸留したり、オイルに漬け込んだりと、あらゆる手段を用いて“おいしいもの”へと変化させている。

香りの調味料は、肉料理などに活用され、素材そのもののもつ力強い味わいをさらに引き上げる。ときには、それらの香りを身にまとったり、料理のラストにシュッと吹きかけたり、ソースやドリンクに加えたりすることもあるそう。

提供メニュー イメージ写真

香りを調味料にしたメニューは、素材からこだわる「SHIRO」の経験から生まれたもの。目の前の料理だけでなく、その背景にある森の営みにまでも、香りを通じて想いを馳せることができそうだ。

店舗概要

「MORISHIRO」

所在地北海道砂川市豊沼町54-1
(SHIRO みんなの工場敷地内)
オープン日2025年11月21日(金)
営業日金・土・日 (月〜木:定休) ※ランチのみ営業
営業時間12:00(ドアオープン11:45)〜15:00
料金【THE SCENT OF FROSTY WOODS(6皿のコース)】
13,200円(税込)
席数全10席
チームプロデューサー/今井 浩恵
レストラン・料理監修/高尾 僚将
つくり手/髙橋 誠一
つくり手/齊藤 聖也
愛別の林業家/福山 寛人
狩猟家/福山 萌子
プロジェクトマネジャー/高山 泉
建築家/鈴木 理
オーナー/福永 敬弘

お問い合わせ先/株式会社シロ
https://shiro-shiro.jp/

※掲載している情報は、2025年11月20日時点のものです。

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