ユニ・チャームと日本教材製作所が「リサイクレイ」を共同開発 紙おむつから分離した再生パルプを活用した教材用紙粘土

リサイクレイ パッケージ写真

ユニ・チャーム株式会社は、回収した紙おむつから分離した再生パルプを原材料の一部として活用した教材用紙粘土「リサイクレイ」を、老舗粘土メーカーの日本教材製作所と共同開発した。パッケージには使用済み紙おむつをリサイクルする取り組み「RefF」のブランドロゴが表示されている。

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2025.04.17
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紙おむつから分離した再生パルプを活用した「リサイクレイ」が誕生 ユニ・チャームと日本教材製作所による共同開発

ユニ・チャーム株式会社は、鹿児島県志布志市・大崎町と連携して使用済み紙おむつを回収し、回収した紙おむつから分離した再生パルプを老舗粘土メーカーの日本教材製作所に提供し、再生パルプを原材料の一部として活用した教材用紙粘土「リサイクレイ」を共同開発した。

リサイクレイ パッケージ写真

なお、商品パッケージには、ユニ・チャーム株式会社による紙パンツ・紙おむつの再資源化プロジェクト「RefF(リーフ)」のブランドロゴが記載されている。

ユニ・チャームによる紙パンツ・紙おむつの再資源化プロジェクト「RefF(リーフ)」とは?

「RefF」は、ユニ・チャーム株式会社が2015年より始動した、紙パンツ・紙おむつの再資源化を目指すプロジェクトだ。

2019年にはオゾンを用いた滅菌技術により、未使用パルプと同等の品質で、衛生的にも安全な再生パルプを分離させることに成功。2022年には、吸水紙の一部に再生パルプを使用した大人用紙パンツへの活用を開始し、ベビー用紙おむつやペット用シートなど、複数の商品への再生を進めてきた。

また、同プロジェクトでは、再生パルプを使用した紙粘土教室を小学校で実施するなど、次世代を担う子どもに向け、資源の再利用や環境への配慮を学ぶ機会を提供していた。今回新たに発売される「リサイクレイ」も、子どもたちに楽しく学びの機会を与える教材となるだろう。

使用済み紙おむつから、新しい紙おむつをつくる ユニ・チャームのリサイクル技術が生んだ「RefF(リーフ)」

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「リサイクレイ」の共同開発を通じて「SDGs」の目標に貢献

なおユニ・チャーム株式会社は、同取り組みが、2015年国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の17の目標のうち、以下の3つに貢献すると考えている。

12.つくる責任 つかう責任/13.気候変動に具体的な対策を/15.陸の豊かさも守ろう

同社は今後も、商品やサービスの提供をはじめとした事業活動を通じ、環境問題や社会課題を解決しながら、SDGs達成に貢献することを目指していくという。

お問い合わせ先/ユニ・チャーム株式会社
https://www.unicharm.co.jp/ja/company.html

※掲載している情報は、2025年4月17日時点のものです。

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