地球を想い、人を想う洗剤「ハッピーエレファント」のランドリーアイテム
酵母が発酵することで生まれる天然洗浄成分を使用した、人にも地球にもやさしい洗剤ブランド「ハッピーエレファント」。その中から毎日の洗濯に欠かせないランドリーアイテムを紹介する。
ELEMINIST Editor
エレミニスト編集部
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わたしたちが地球と共生していくための選択肢としての“洗剤”
Photo by PeopleImages for iStock
わたしたちの暮らしに欠かせない“洗濯”。衣類やリネンなどを清潔にして、心地よく暮らすためには欠かせないものだ。毎日洗濯ができているというのも、地球環境の恩恵を受けているというのをご存知だろうか？
洗濯機に衣類、洗剤をいれてスタートボタンを押す。洗剤と水によって汚れを落とし、わたしたちはきれいになった衣類を干す。その際、洗濯機から流れ出た排水は、下水管に流入する。下水管は都市の地下に網目状に埋設されていて、排水（汚水）を下水処理場まで運び、 雨水を河川等に運ぶ。こうして下水処理場に集められた排水（汚水）は、バクテリアなどの微生物が汚れを食べることを利用してきれいに処理される。さらに消毒施設を通過し、 河川や海などに放流されて自然の水循環に戻っていく（※１）。
ここで重要なのは、水循環を維持するためには、排水はバクテリアなどの微生物が分解できるものでなければならないということだ。それは洗剤の成分にも関わってくる。洗浄成分として洗濯洗剤に配合されている界面活性剤には、主に植物由来のものと石油由来の合成界面活性剤がある。石油由来の合成界面活性剤はコストが安く、高い洗浄力や泡立ちのよさがある一方で、水質汚染につながるリスクがある。石油系合成界面活性剤が主成分の合成洗剤が普及した1960年代には、家庭からの生活排水によって川や湖が泡立ってしまったり琵琶湖で赤潮が発生したりなど、深刻な問題を引き起こしてきた事実がある（※２）。
2012年、サラヤは植物由来でも石油由来でもない次世代の自然派ブランド「ハッピーエレファント」を発売した。天然酵母が発酵することでつくられる天然洗浄成分「SOFORO（ソホロ）」を配合し、合成香料や着色料なども無添加で、高い洗浄力を持ちながら、排水は微生物によって水と二酸化炭素にすばやく分解される。
使いやすさと環境への配慮が両立できる「ハッピーエレファント」のランドリーアイテムをみてみよう。
しっかり浸透して汚れを分解する“食品成分のみ”の洗たくパウダー
ハッピーエレファントと同じく、微生物によって分解され、土に還すことを第一に考え、コットンを育てた畑からトレーサブルなTシャツ。ELEMINIST限定 土に還る Tシャツ ¥9,900／Syncs.Earth（ELEMINIST SHOP）
粉の洗たく洗剤というと溶け残ったり、洗浄力が弱いのではと不安を感じるかもしれない。ハッピーエレファントの洗たくパウダーは、天然洗浄成分「SOFORO（ソホロ）」の他、重曹とクエン酸ナトリウム、炭酸ナトリウムの配合成分がすべて食品成分（※３）でつくられ、素早く水に溶けて繊維に残ることもない。さらに、水に溶かすと発生する微細なソホロファインバブルが繊維の奥まで浸透して汚れを除去する。さらに化学成分の繊維への残留もなく、肌への負担も少ない。コットンやリネンなど天然由来の素材にはぴったりの洗剤だ。
Ethical Point
・食品成分100％で高い生分解性
・計量スプーンの廃止
・パッケージの一部にバイオマスプラスチックを使用
水に溶けやすい粒状のパウダー。合成界面活性剤、蛍光増白剤、漂白剤、香料、着色料は無配合。
おしゃれ着も洗える濃縮タイプの中性液体洗たく洗剤
天然由来の竹レーヨンを使用。おしゃれ着洗いもできる洗剤でなめらかな手ざわりをキープ。バンブーキャミソール¥9,680（税込）、バンブーショーツ ¥5,940（税込）／unleash、ウォッシングバッグ ¥4,070（税込）／GUPPYFRIEND（ELEMINIST SHOP）
「ハッピーエレファント」の液体洗たく用洗剤は、ふだん着からおしゃれ着までと守備範囲が広い。中性洗剤で繊維へのダメージを抑え、色落ちや縮み、型くずれなどが少ないためだ。ソホロの洗浄力や環境配慮はそのままに、ウールやシルク、レーヨンなども自宅で洗うことができる。なめらかなインナーウェアや繊細なニットなどはネットに入れると、より肌ざわりのよさが長持ちする。洗濯時に天然精油のラベンダーとティーツリーがおだやかに香るのも魅力のひとつだ。
Ethical Point
・ソホロと植物性洗浄成分による高い生分解性
・天然精油の香り
・パッケージの一部にバイオマスプラスチックを使用
少ない量でしっかりと洗える濃縮タイプ。石油系合成界面活性剤、蛍光増白剤、漂白剤、合成香料、着色料無配合。
“食品成分のみ”でふんわり仕上げる香りの残らない柔軟仕上げ剤
繊維の表面をなめらかにしながら、吸水性も保持してくれるハッピーエレファントの柔軟剤。毎日使うタオルや肌着など、肌に直接ふれるものに最適。
タオルや衣類をふんわりと仕上げる柔軟剤。洗濯後も繊維に薬剤が残ることでその効果を発揮することから、肌への影響が懸念されている。ハッピーエレファントの柔軟仕上げ剤の柔軟成分は、合成界面活性剤を使用せず、大豆由来の「レシチン」とカニ由来の「キトサン」を使用。食品由来の成分のみでつくられ、安全性の高いものとなっている。また「無残香」というのも特徴だ。香りの成分である精油は香りが残りにくく、乾いた後にはほとんど消えているというもの。柔軟剤の強い香りが苦手という人には適しているだろう。
Ethical Point
・食品成分100％で高い生分解性
・天然精油の香り
・パッケージの一部にバイオマスプラスチックを使用
オレンジ、ゼラニウム、ラベンダー、ビターオレンジの天然精油の香り。石油系合成界面活性剤、合成香料、着色料は無配合で、自然なふんわり感に仕上がる。
ハッピーエレファントの名前の由来は、植物原料の生産地の一つであるボルネオ島の生態系の頂点にいるゾウがしあわせなら、ボルネオの生態系は健全に保たれ、それは未来にきれいな環境が残せたという証拠になるという想いから。「水と生き物の未来のために、使う商品を選択し、それを使い続けることの積み重ねが、未来を変えていく」。わたしたちも未来を見据えた選択をしていかなければならない。
エシカル・インフルエンサーイベント「ELEMINIST MEET Vol.３」に登場
２月29日（木）に開催されるエシカル・インフルエンサーイベント「ELEMINIST MEET Vol.３」に「ハッピーエレファント」の出展が決定。会場では「ハッピーエレファント」シリーズの展示にくわえ、来場者には液体洗たく用洗剤（本品）がプレゼントされる。「人もゾウもしあわせに暮らせる地球をつくりたい」という想いからスタートした本ブランド。そのこだわりや取り組みについて、ぜひ話を聞いてほしい。
撮影／岡田ナツ子 編集／後藤未央（ELEMINIST編集部）
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